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スポーツ健康科学グローバルレクチャーⅠの授業にてブリティッシュコロンビア大学のJonathan Little先生に講義をしていただきました。
立命館大学大学院では、カナダ・ブリティッシュコロンビア大学のJonathan Little教授を招き、「高強度インターバルトレーニング(HIIT)を通じて学ぶ運動生理学」集中講義を開講しました。本講義では、運動時のエネルギー代謝や心肺応答の基礎から始まり、VO₂max測定データを用いたグループ演習を通じて、科学的なデータ解釈やプレゼンテーションスキルを実践的に磨きました。
また、HIITの多様なプロトコルや分子メカニズム、さらには糖尿病や心疾患、パーキンソン病といった臨床領域での応用まで幅広く学習しました。さらに「運動の効果を薬で代替できるか」という議論や知識伝達(Knowledge Translation)活動にも取り組み、科学的知見を社会へ届ける視点も養いました。本講義を通じて学生は、研究能力のみならず国際的な視野と科学コミュニケーション力を培う貴重な機会を得ました。