立命館大学大学院 スポーツ健康科学研究所 特設サイト

Professors 教員紹介

スポーツ指導中の
体罰・暴力・暴言の根絶

OKAMOTO Naoki

研究分野

スポーツ教育学

研究のキーワード
研究分野
研究テーマ

これまでは競技者の技術の指導法(主に野球、バスケットボールなど)に焦点を当てて研究を進めてきましたが、新たにスポーツの場面における「体罰・暴力・暴言」根絶に関する研究を取り組み始めました。特に、指導中における言葉の使い方に着目し、指導者による選手の人格否定や士気を削ぐような暴言をなくすことが、体罰や暴力の根絶につながるのではないかと考えて研究を行っています。

研究の面白さや魅力

指導者が選手の士気を高めようと「やめろ!」「出ていけ!」「何をやってんだ~あほ!」「いい加減にしろ~ボケ!」というように使っていた言葉の数々は、士気を高めるどころか、逆に選手を傷つけてしまっています。そういう実態を明らかにすることが、グッドコーチ育成のための糸口となっており、それがこの研究の意義でもあります。

研究の展望

体罰・暴力・暴言の根絶のためには、指導者自身が常に自身の指導法を自己評価し、グッドコーチに向けて学び続けることが求められます。その自己評価に用いられる暴言根絶マニュアルを作成し普及させることによって、グッドコーチの育成に貢献できると考えます。

研究・教育のモットー

スポーツ現場における、指導者の優れた勘や経験を科学することは、スポーツコーチングを発展させると考えています。

研究科希望者へ
メッセージ

スポーツ現場を、「なぜ?」「そうなの~?」と観てみませんか?
そして、思ったことや考えたことを我々仲間と共有してみましょう。すると新たな発見に出会うことでしょう。