立命館大学大学院 スポーツ健康科学研究所 特設サイト

Professors 教員紹介

高齢者を対象とした
体組成別の運動処方の
開発

SANADA Kiyoshi

研究分野

運動処方

研究のキーワード
研究分野
研究テーマ

私は、高齢者の健康や寿命にかかわる問題を研究しています。たとえば、「サルコペニア」による死亡リスクの研究です。サルコペニアとは、加齢や疾患によって筋力が低下することです。このサルコペニアが全死亡リスクを有意に増加させることが、ハワイ大学と共同で行った、71歳から91歳の日系米国人2300名を対象とした24年間の追跡研究で明らかとなりました。このことから70歳以上の高齢者では骨格筋量を維持することの重要性が示唆されています。(Sanada et al Nutrition, 2018)。

研究テーマ
研究テーマ
研究テーマ
研究の面白さや魅力

健康や寿命にかかわる高齢者の問題として、サルコペニア、ロコモティブシンドローム、フレイルなどが挙げられます。高齢になればなるほど体力や体組成の個人差は大きくなり、健康や寿命の差も幅広くなるので、それぞれの高齢者に合った適切な運動処方を効率よく行うことによって、高いQOLを維持することができます。介護予防の現場に生かすことのできる研究成果を積み上げ、高齢者の健康に寄与できることが研究の魅力です。

研究の展望

研究成果を高齢者支援に生かすことによって、世界中の健康で活発な高齢者を増やし、生産性の向上や医療費の是正、健康寿命の延伸、幸福度の上昇に貢献します。

研究・教育のモットー

学生、院生や地域高齢者に寄り添い、優しく大らかに、時には厳しく、社会に貢献できる研究成果を積み上げます。

研究科希望者へ
メッセージ

おじいさん、おばあさんの健康が気になる方、介護予防のための運動プログラムに興味のある方、健康福祉関連の仕事に就きたい方、ぜひ研究室を訪ねてください!