研究科紹介Introduction

博士課程後期課程

後期課程では実践的な食マネジメント能力を備えた研究者の養成、すなわち食に関連する産学官を通じたあらゆる研究・教育機関の中核を担う研究者等及び確かな教育能力と研究能力を兼ね備えた大学教員の養成を目指しています。

(1)食マネジメント人材としてのマネジメント能力と食の複合知識の修得する特別講義

博士課程後期課程では、博士課程前期課程で身につけた食マネジメント人材としての能力をさらに高めるとともに、研究課題と関わる社会実装化や社会還元が、社会課題の解決のために重要となります。そこで、将来の進路と関り、実践的なマネジメント能力の涵養と食の複合的な知識を身につけるために、コースワークとなる特別講義Ⅰ~Ⅲを設けています。

(2)食の諸課題を実践的な側面から探求する実践科目

研究者として、研究課題と社会課題の結びつきを理解した上で研究課題を設定し、積極的な研究成果の還元が行えるようになるマネジメント能力を修得すべく、実践科目を設けています。これは、単なる個人の研究活動にとどまらないように、社会と研究との往還を意識して研究を深化させる取り組みを行います。

3)研究としての食の複合的な知見とマネジメント能力を結び付ける博士学位論文

博士学位論文の質向上を図るため、後述するように、研究指導と、講義・研究実践および研究指導の各科目群が連携して、食への複合的な知見を生み出すとともに、より高度で実践的な研究能力を得られるように、博士学位論文作成のプロセスを中心に、研究科として組織的に取り組みます。

そのために、博士学位論文作成過程において、組織的に研究課題や研究の状況について確認できるようにし、段階的・組織的・体系的な研究指導・論文作成そして食マネジメント人材としての学位授与となるようにします。また博士学位論文の評価基準に複数の学術分野の知見の反映を含めて、食の複合的な知見を見つけることができるようにします。さらに、研究上の課題に応じて、海外での長期にわたる研究活動や、国内外を問わない長期間のフィールド調査などを可能です。

科目区分 授業科目 単位数 修得必要単位数
共通科目 特別講義Ⅰ 2 4単位以上
特別講義Ⅱ 2
特別講義Ⅲ 2
実践科目 研究実践Ⅰ 2 単位数指定無し
研究実践Ⅱ 2
研究演習 特別研究Ⅰ 2 8単位以上
特別研究Ⅱ 2
特別研究Ⅲ 2
特別研究Ⅳ 2
特別研究Ⅴ 2
特別研究Ⅵ 2