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本研究科院生が「日本国際経済学会 関西支部研究報告会」で食貿易をテーマに口頭発表を行いました
2025年11月29日(土)、
関西学院大学梅田キャンパスで開催された「日本国際経済学会
関西支部 研究報告会」において、
本研究科博士後期課程1回生の佐藤タキさんが研究発表を行いました。
本学会は、日本の国際経済学分野の研究者が集まり、最新の成果を共有する会合です。
佐藤さんは「食の選好形成・調理過程を考慮した食貿易論とサウジアラビアにおける日本食材・食の輸出と展開について」をテーマに、30分間の単独口頭発表を行いました。
今回の報告では、従来の国際貿易論をそのまま適用するのではなく、食の選好に焦点を当て、日本の食品化学者・伏木亨氏の先行研究を理論モデルとして再構築しました。さらに、佐藤さんが実務経験を有するサウジアラビアの食文化や市場特性を取り上げ、同国における本モデルの適用可能性についても考察しました。
発表後には、多様な専門領域を背景に持つ研究者から活発な質問や指摘が寄せられました。
討論セッションでは15分間のコメントと質疑が行われ、その後の聴講者との質疑応答も含め、計30分にわたり丁寧な議論が交わされました。