研究科の特徴

研究科の特徴

プロデューサー・マインドを備えたビジュアル・ディレクターの育成

特徴

  • 立命館大学という総合大学において、多岐化・多様化を続ける映像世界を、包括的・構造的に測定する能力、複眼的あるいは柔軟に考察する能力を養う
  • 一分野に特化し狭い範囲で専門的技術習得者を養成するのではなく、多面的な視点を携え、専門性が高いレベルの中でも汎用性の高い技能、技術、知識を持ち、変化の激しい映像文化において弾力的な対応ができる能力を育む
  • 社会の求める課題を発見し、調査し、その上で自らの研究・制作・開発を深める

5つのサブジェクト・ゾーン

映画芸術(Film Arts)ゾーン

実写映画とCGアニメーションの作品制作において、自らの制作意図を広い観点から関連分野の中で位置づける視野、必要な表現技法を学び、突出した個性を持つ作品の制作を目指す。また、映画芸術に関わる理論的歴史的な研究を深める。

ゲーム・エンターテインメント(Game Entertainment)ゾーン

ゲーム制作に関わる高度な専門知識・技能を学び、それらを駆使することで、学術的あるいは芸術的観点から独創性のあるエンターテインメント作品の制作を目指す。また、遊戯やゲームに関する知識体系を深く探求する。

クリエイティブ・テクノロジー(Creative Technology)ゾーン

情報技術・メディアテクノロジーを基盤とした、工学と芸術に関わる学術を扱うゾーン。コンテンツとテクノロジーを一体としてとらえ、新たな技術開発と併せたメディア表現の創造を行うゾーン。

映像マネジメント(Content Business Management)ゾーン

映像を用いた産業領域におけるビジネスモデルのデザインや運営方法および関連領域について専門的に学修する。社会貢献や国際貢献を視野に入れた映像メディア産業とそのビジネス全般に関する専門知識を学ぶゾーン。

社会映像(Society and Images)ゾーン

現代社会の諸課題に応えるべく、人間の文化的活動によって生み出された有形・無形の文化的所産を記録し、映像資源としてアーカイブするとともに、放送からドキュメンタリー映像制作、学術領域における活用に至る、映像資源の蓄積・活用のトータルデザインを可能とする態度と知識、技能を体得する。

カリキュラム

テーマ・プロジェクト型制作・研究とディシプリン・リサーチ型学修の融合

  • 映像学に素地のある学生が早期から研究活動の実質化に注力でき、また基礎的な知識・教養の補強が必要な学生はその獲得を集中的な機会で得られる導入・基幹科目を配置
  • 授業科目群の複合的な結合が特徴
「テーマ・プロジェクト型」授業科目群
  • 自ら課題を見出して制作あるいは研究に結実させていく
  • 「映像学入門」「映像研究キャリア演習」など映像関連分野の制作・研究にとって背景となる知識を獲得する授業科目を配置し、「プロジェクト演習」で修士論文・制作に向けた準備を進める
「ディシプリン・リサーチ型」授業科目群
  • 講義・実習形式により、映像に関わる諸分野の研究に必要な知識・分析法・技能・技術を習得