2025年9月17日から22日までの4日間、堺市と茨木市にて「Regional Co-creation Study」が開催されました。参加者は両市の歴史、文化、社会福祉、都市計画など多彩な分野を学び、地域の魅力と課題に触れる貴重な機会となりました。
1日目(9月17日・水)
午前中は、堺市のシマノ自転車博物館を訪問。堺市観光ボランティア協会のご協力のもと、歴史的な自転車から最新技術を駆使したモデルまで、多彩な展示を見学しました。午後は、鉄砲鍛冶屋敷と刃物の名産地・堺にある榎並刃物工場を訪問。伝統的な火縄銃や高品質な包丁の製造工程を見学しました。
2日目(9月18日・木)
午前は堺市観光ボランティア協会の案内で、大仙公園の古墳群を散策し、堺市博物館で様々な展示を鑑賞。午後は妙国寺での呈茶体験。美しい日本庭園を背景に、指導者のもと、参加者自らが抹茶を点て、和菓子とともに日本の伝統文化に触れました。その後、堺市役所を訪れ、市街地や古墳の展望も楽しみました。
午前中はOICで茨木市の社会福祉制度に関する講義を受講。午後は北大阪福祉施設「慶徳会」を訪問し、高齢者福祉サービスや特別養護老人ホーム、児童福祉施設を見学。地域の福祉の現場を深く理解する機会となりました。
4日目(9月22日・月)
最終日は茨木市役所で都市計画と地域活性化に関する講義を受け、茨木市北部のダムと地域の再生に関する取り組みを学びました。午後にはダムを訪れ、日本最長の吊り橋(全長420メートル)を渡る体験も。自然と調和した都市づくりの現場を実感しました。
4日間という短い期間でしたが、参加者は日本文化の体験や堺市・茨木市の地域特性、観光資源、そしてコミュニティ活性化の取り組みに触れ、大きな学びと刺激を得ることができました。今後の研究に向けた貴重な活動となったことでしょう。