My Favorite Corners
好奇心が刺激されるエントランス
渡邊 修さん
図書館利用支援課
平井嘉一郎記念図書館で、お気に入りの場所とその理由を教えてください。
図書館入ってすぐのエントランスです。
入って左手には企画のポスターがいくつも掲示され、その隣のギャラリーでは、時季に応じた魅力的な展示が実施され時間を忘れて見入ることもあり、いつも好奇心が刺激されます。なかでも惹かれたのは2025年に実施された「ほんものがたり-『図書館施設論』での取り組み-」での図書館の模型展示です。書籍にとどまらず模型展示もされるという幅の広さに驚いたことに加え、再現されている模型のあまりの細密さに引き込まれ、様々な角度から見入ってしまいました。また、正面のライブラリーバレー越しに見える、また右手奥の「ぴあら」で活発に学びあう学生の姿は、図書館を利用される皆さんの支援に携わっている私への励みであり、やりがいになっています。 エントランス右手には四季折々の動画が流れ、平井嘉一郎さんの胸像があります。先日、来館者から胸像の背面に文字があることを問われ、勲三等瑞宝章を受章された折に制作されたことを知りました。図書館開館から何年経っても、こうした新しい発見があり、知的刺激あふれるエントランスが最もお気に入りです。
平井嘉一郎記念図書館の魅力を教えてください。
自身の成長が感じられるところです。平井嘉一郎記念図書館には、100万冊を超える蔵書が収蔵されていて、なかには本学で教鞭をとられている先生方の著作も多数所蔵されています。学生時代にゼミで指導いただいた宮井雅明先生が執筆に関わられた経済法に関する書籍など当時授業で使用していた書籍を見つけたときには、懐かしさからついつい手に取って読み込みました。こうした書籍は、学生時代は授業の内容を深め試験に向けた対策をすることを目的でしたが、社会に出て仕事に就き様々な経験を経たうえで改めて読み返すと、違った気づきがあります。また、多くの学生や利用者の方々が学びに取り組む姿勢に触れることは、自身の興味や関心に向き合う意欲を高めてくれます。地下の貴重書閲覧室に掲げられている末川博先生の扁額にある「至樂莫如讀書」の境地には到底達していませんが、今後も図書館を活用し、学び続けていきたいと思っています。
(2025年5月26日掲載)
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