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卒業生が語る、
グローバル・スタディーズ専攻の価値

Koume Ono(コウメ・オノ)

Koume Ono(コウメ・オノ)

Robert Walters勤務

卒業:2018年9月

2014年、立命館大学国際関係学部グローバル・スタディーズ専攻に進学。2015年夏、ネパールの「国際サステイナビリティスクール」プログラムに参加。異文化に触れるとともに、メディアで伝えられていない同国の社会問題を学ぶ。2016~2017年、メキシコ・クアダラハラ大学に交換留学。同大学でラテンアメリカの女性研究などのコースを取るとともに、インターンも経験。帰国後2017年には、エジプトで開催された「ヤングリーダー・グローバルサミット」に招かれ、閉会式でエジプト大統領や官僚を含む3500人の聴衆を前にスピーチ。2018年9月、立命館大学を卒業後、同年10月「Robert Walters(ロバート・ウォルターズ)」に入社。2度の昇進を経て、現在は人事のシニアコンサルタントとして活躍する傍ら、国際的な社会活動にも積極的に参加。2021年5月にはスイス大学が主催した「第50回ザンクト・ガレン・シンポジウム」、「将来のリーダー」として招かれた。

交換プログラムは人生観を変えた。
国際会議で「将来のリーダー」に。

人事コンサルタントとしてコミュニケーションと交渉の毎日

私は現在、スペシャリストに特化した人材紹介会社「ロバート・ウォルターズ」でシニアコンサルタントとして勤務しています。この仕事を選んだのは、日本語と英語が使えるほか、さまざまなバックグラウンドを持つ人々とコミュニケーションができるからです。また、特定の目標を達成した場合は組織内で昇進できるという、キャリアパスが明確な点にも魅力を感じました。
私の仕事は、転職を希望する人や求職している人、そして特定の人材を探している雇用主のサポートです。求職者の面接プロセスをサポートしたり、雇用主と契約に関する交渉をしたりする中で、多くのコミュニケーションを必要とします。時には、有名なグローバル企業の幹部と交渉することも。20代で彼らと話ができるとは想像していませんでした。

交渉の基本と多様な視点を学んだ4年間

こうして多様なバックグラウンドを持つ人たちと交渉し、さまざまなトピックについて話すという私の日常的な仕事は、大学4年間で得た経験が基礎になっています。
メキシコでの交換留学中に経験したサプライチェーン関連の企業でのインターンシップでは、交渉の基本を学びました。私はアカウントマネージャーとして、メキシコのクライアントと料金を交渉し、中国のサプライヤーと連絡を取る業務を経験しました。これは現在の仕事を行う上で、非常に役立っています。
また、ネパールで「ダリット(※1)」が直面する問題に触れたことは、私の目を世界に開かせるきっかけになりました。こうした経験を経て、私はみんなが自分と同じバックグラウンドを持っているわけではないことを理解し、物事を事前に決めつけないことを学びました。

※1 ダリット: カースト制度外にあり、差別的な扱いを受けている人々。

人生を変えた海外交流プログラム

グローバル・スタディーズ専攻での4年間は、想像を超えるほどたくさんの機会をもたらしてくれました。特に海外との交換留学プログラムは、大学時代のハイライトです。
私は奨学金を得ることができたので、交換留学先のメキシコ・クアダラハラ大学での勉学に集中することができましたし、留学生活はより楽しいものになりました。そこでは、メキシコ以外にも世界中の友達と巡り合うことができました。
エジプトのサミットに出席できたことも、人生を変えた経験です。同国に滞在中、私が閉会式のスピーカーとして選ばれたことを知って驚きましたが、3500人の聴衆を前に、自分の経験をシェアしてインスピレーションを与えるという経験は、私に自信を与えてくれました。
こうしたすべての機会は、立命館大学の教授やスタッフのサポートなしには得られませんでした。海外との交換留学プログラムで多様な視点を身に着ける機会がたくさんあるのは、本当に素晴らしいことだと思います。私はこの経験を大切にし、これからもコンサルティングの仕事を続ける傍ら、社会的プロジェクトを続け、国際会議に参加していきたいと思っています。

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