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法学部同窓会
2025年度総会・講演会開催
- 日時
- 2025年10月19日(日)、【総会】12:45~13:00、【講演会】13:00~14:00
- 場所
- 立命館大学衣笠キャンパス 存心館(時計台の建物)
- 参加対象
- 総会は同窓生のみ
講演会聴講は、法学部同窓生、立命館校友、立命館現役学生を含む立命館関係者 - 参加費
- 無料
- 申込
- 事前申込はありません。当日、直接会場へお越しください
講演会
- 日時
- 2025年10月19日(日)
- 講演会講師
- 角田 龍平 氏
- 参加対象
- 総会は同窓生のみ
講演会聴講は、法学部同窓生、立命館校友、立命館現役学生を含む立命館関係者 - 場所
- 立命館大学衣笠キャンパス 存心館
- 講演会テーマ
- 漫才で立命館大学に入学した私がなぜ弁護士を目指したのか
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講師プロフィール
1976年生まれ。京都府宇治市出身。高校在学中に漫才師オール巨人に弟子入り。1995年立命館大学入学後、漫才師から弁護士に志望を変更。2006年に9回目の挑戦で旧司法試験に合格。「角田龍平の法律事務所」を設立し、弁護士業務の傍ら、ラジオパーソナリティとしても活躍。現在は、ABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」、KBS京都ラジオ「角田龍平の蛤御門のヘン」にレギュラー出演中。
同日、立命館大学法学部創立125周年を記念して「法学部ホームカミングデー」を開催!

あの頃の法学部
私は、1968年4月に法学部に入学し、大学院を経て、法学部教員となり、2019年3月に定年退職し、続いて1年間、特任教授を務めた。立命館に52年間在籍したことになる。その間の「思い出」を一つだけ挙げれば、1968年12月から顕著となった「大学紛争」である。その有様は、小原輝三・鈴木元『立命館 大学紛争の五カ月 1969』(文理閣・2013年)および齋藤重「史料紹介〈立命館の基礎知識〉写真で見る立命館大学紛争」立命館 史資料センター紀要(第5号・2022年)で知ることができる。
記憶をたどれば、ゲバ棒を持った一部学生によって授業をしている法学部教員が拉致され、しばしば授業が中止されたこと、教室が封鎖されて定期試験ができないのでレポートに切り替わったこと、基礎演習はもとより語学の授業もクラス討論に切り替えられ、立命をどうするかの大議論をしたこと、封鎖された建物の解除を求めて全学の学生と教職員がスクラムを組んで抗議している頭上に、屋上からコンクリートの塊が投げ付けられ、多数の負傷者が出たことを思い出す。
こんな状況だったから、法律学を学ぶ時間は、ほとんどなかった。しかし、この体験から私は、非暴力、ひいては非戦の大切さ、徹底した討議による合意形成が民主主義を支えることを学んだ。「立命館憲章」(2006年制定)で「非暴力の原則」と「教職員と学生の参加」を謳っているのは、「大学紛争」からの教訓である。国内、国外の情勢に照らすと、本学の教学理念である「平和と民主主義」は輝きを増していると思う。

吉田 美喜夫

輝くひと
全国で活躍中の同級生に
インタビュー
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1984年法学部卒・社会福祉士
岡本 達也 さん再犯防止における司法、福祉の連携に向けて
1980年4月にまだ、法学部のキャンパスが広小路にあったころ入学し、翌年法学部創立80周年を節目に衣笠で学びました。刑事政策、政治行政に関心があり、卒業後は公務員の道を選びましたが、改めて福祉の専門領域を学びなおし、社会福祉士として犯罪をした人が、孤立することなく、再び 社会を構成する一員となることができるよう、「誰 一人取り残さない」社会の実現に向け、再犯防止の取り組み、ソーシャルアクション、活動をしています。
大学時代、今でも井戸田 侃先生の人間味のある刑事手続の講義は忘れることはありません。その原点が社会福祉士となり今の自分の活動を支えています。
犯罪をした人が福祉や就労支援を受けながら、自立した生活を営んでいくことは再犯を防止し、安全で安心な地域社会を築くことにつながります。
刑事司法福祉の領域では起訴猶予者や執行猶予者等を対象とした、刑事司法の入口段階における支援、刑務所出所者等を受け入れる更生保護施設等での福祉関係機関等と連携した出口段階での支援のほか、新たに中間段階として「拘禁刑」を創設する等の改正刑法が2025年4月から施行され、刑務所において年齢や障がい特性に合わせた作業や改善指導を組み合わせた処遇が行われます。
再犯防止のための刑事政策、福祉の司法化をめぐる新たな課題が生じていることや「入口」「中間」「出口」の一貫した社会復帰支援のため関係機関の連携の下、住まいや生活、就労、福祉サービスの利用支援などを盛り込んだ「更生支援計画書」の取り組みが重要になってきています。本学法学部で学べた喜びと誇り、感謝を胸に一隅を照らしていきたいと思います。
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2008年法学部卒・司法書士
松原 基嗣 さん学部卒業の年に司法書士試験合格し、名古屋で開業して13年が経ちます。
この契機は、私が3回生のときに存心館地下の本屋で何気なく手に取った書籍「自分の中に毒を持て」(岡本太郎著)を、存心館前のベンチで一気に読みあさったことです。心の中に燃えさかる炎を鮮明に覚えており、日常の何気ないことが人生のターニングポイントとなりました。
現在は、通常の司法書士業務のほか、外国(特に韓中米)の方が当事者となる案件(親族・相続法、会社法、国際私法など)を専門としています。
また、韓国大統領から委嘱を受け、憲法機関“民主平和統一諮問会議”の諮問委員としても活動しております。
私の取り柄は、先生らしくない先生でして、依頼者さまが笑顔になる工夫を第一と考えています。それは、法律問題の解決だけでなく、依頼者さまなりの苦境な心情を解消することこそ私に求められていると考えるからです。
このような姿勢は、山田希先生(民法)、葛野尋之先生(刑事訴訟法)、所属ゼミ上田寛先生(刑法・犯罪学)の教えを受け継いでいると思っています。
恩師の智恵が今に活きていることを実感し、当時を懐かしく想起しながら、今後も邁進する所存です。

退職の先生
2024年度 先生の退職
2025年3月31日をもって、佐藤敬二教授、出口雅久教授が定年を迎えられました。
教育・研究に長きにわたってご尽力いただきましたことに感謝いたします。
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佐藤 敬二
法学部教授専門分野:社会法
1990年4月着任 -
出口 雅久
法学部教授専門分野:民事訴訟法
1991年4月着任

同窓会等開催報告
※ 同窓会事務局に実施報告のあったものを掲載
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2024年5月17日(金)
1978年卒
生田先生を囲む会 -
2024年6月1日(土)
第45回立命館大学法学部
商法塩田ゼミOB・OG会 -
2024年6月7日(金)
畑中ゼミ同窓会
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2024年9月28日(土)
行政学(村上弘ゼミ)同窓会
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2024年9月28日(土)
立命館大学法学部竹濵会
竹濵修先生ご退職記念祝賀会 -
2024年11月10日(日)
中川会
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2024年12月7日(土)
第15回安達ゼミ同窓会