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2025年度法学部同窓会総会・講演会のご報告

2025年(令和7年)度法学部同窓会総会・講演会報告 

 

立命館大学法学部創立125周年記念の「法学部ホームカミングデー」が2025年10月19日()午前前10時から2025年度立命館大学法学部同窓会総会・講演会が衣笠キャンパスの存心館において、1245分から同時開催されました。

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総会では議長である平林幸子会長が議事進行を務めました。また、総合司会を青谷知栄美財務委員長が務め、2024年度活動報告並びに決算及び監査報告、そして2025年度の活動計画・予算案説明が承認されました。

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また、学園創立125周年並びに法学部同窓会設立25周年を記念して、法学部同窓会から校友会未来人財育成基金に125万円を贈呈いたしました。同窓会総会での贈呈式には、同窓会を代表して吉田美喜夫氏(同窓会副会長・立命館大学名誉教授)と、馬場幸蔵氏(立命館大学校友会副会長・校友会未来人財育成基金担当副会長)の両氏にご登壇いただき、目録を授与いたしました。

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総会を終え、引き続き講演会が開催されました。本学法学部卒業の弁護士 角田龍平先生に「漫才で立命館大学に入学した私がなぜ弁護士をめざしたのか」と題してご講演いただきました。

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角田先生は高校時代から漫才が大好きで、「おしん」の小林綾子さんが立命館大学に「一芸入試」で合格されたことに触発され、「漫才の一芸入試」で本学に合格し、在籍していた洛星高校の先生方を驚かせたそうです。

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大学入学後は同級生で現在プロレスラーの棚橋弘至さんたちと交流を深め、自身の「漫才修行中」には今宮戎の新人漫才賞の受賞などを経験されました。やがて、テレビで活躍中の「オール巨人さん」に弟子入りし、その背中を見ながらのより厳しい修行の日々を経験されましたが、やがて「とてもあの人達のようにはなれない。」とお笑いの世界での限界を感じるようになられました。

 そして、大学生活も最終学年になる頃、棚橋さんは必死になってすべての卒業単位を最後の1年で取得し、「チャンピオンになる!」と「新日本プロレス」に入門されたのでした。

漫才への道をあきらめた角田先生は棚橋さんの頑張りに刺激され、「法学部だから法律家になる!」と決心されました。・・・とはいうものの最難関の司法試験突破の壁は厚く、最初のうちは、あと少しで合格かと期待したものの、結局は8回の不合格を重ね、司法試験浪人「8転び9起き」でやっと合格できたそうです。この時も棚橋さんの「プロレス技は受け身の美学!」「地道に努力し、退路を断てば結果が出る!」の言葉を実践したおかげだと思ったそうです。

合格後、先生は和光の研修所を経て、大阪地裁で修習されます。そこで様々な「人と人との争い」の解決方法を考えるのに「漫才の修行時代」や「司法試験浪人時代」の多くの経験が役に立ったそうです。

弁護士になってからは、かえって「漫才修行」の経験を面白がられて、様々なラジオやテレビ番組に出演するようになり、今ではオール阪神・巨人師匠に頼まれて、お二人の漫才の台本を書かれたりもしています。このような先生が今、本当に実感していることは「挫折してかなう夢もある。」「凡庸な人間も努力を積み重ねたら目標を達成できる。」「この30年の経験は全部繋がっている。」という事です。そして最後に「私の話が少しでも皆さんの励ましになれば、これほど嬉しいことはありません。」とエールを送って頂きました。

 

       (広報担当幹事 宮西徳明・古角博子)