未来をひらく、鍵。

新入生を支援する
オリター団をまとめ、
人の目線に立って
考える習慣が身についた

小松 茜音さん
法学部 法政展開(自由・人権プログラム)4回生
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今回ご紹介する小松茜音さんは2021年度に立命館高校より法学部に進学。2回生秋学期から1年間、総勢130名ほどの法学部オリター団*をまとめる団長を務め、学部新入生の支援に大きな力を発揮されました。オリター団長としての経験や法学部での学びについて語っていただきました。

*新入生の大学生活に関する不安を取り除けるよう様々な面からサポートを行う、2回生以上の学生で組織された団体。活動の様子は立命館大学法学部オリター団Instagramをご覧ください。

立命館大学法学部に進学しようと
思ったきっかけは何ですか。

附属校出身なので、立命館大学への進学自体は決まっていました。法学部を選んだのは、学部選択の際に「かっこいいな」と感じたからです。ふわっとした印象で決めましたが、高校3年生のときに受講した「法学ゼミ」をきっかけに法学に興味を持ちました。今までは「なんとなく正しそう」という曖昧で直感的な判断だったものが、実際は明確な規範があるということを知り、面白いと感じました。

オリターとは何ですか。
オリター団に入ったきっかけは何ですか。
どのようなことに取り組みましたか。

オリターとは、初年次学生(1回生)が大学生活をスムーズにスタートできるように支援するピアサポート団体です。立命館大学が発祥とされていて、現在では全国の大学で取り入れられてきています。法学部では、1回生の小集団授業である基礎演習クラスに担当のオリターがつくシステムになっています。

私自身1回生の頃、基礎演習の担当オリターさんに、大学の案内や履修の組み方、オンライン授業支援ツールの使い方まで全て教えてもらい、オリターさんの存在が憧れとなっていました。そして仲良くなった基礎演習の友達から「オリターに入ろう」と誘われて、入団を決めました。

オリター団長としての経験は
どのようなことに活きると思いますか。

オリター団長として約130人規模の団体を率いてきました。この経験を通して、大人数で何か一つの企画を作り上げることの困難さと達成した時の喜びを学びました。

また、1回生はどのような情報や企画を欲しているだろうか、団員はどのようにすればモチベーションを維持して主体的に取り組むことができるだろうかなど、常に人の目線に立って考える習慣が身につきました。

オリター団長として印象に残っているエピソードを一つ紹介したいと思います。2022年度はオリター団として衣笠合同運動会を企画・開催することができました。これは初の試みで4学部合計300人規模の運動会になりました。

しかし、学部を超えての企画ということもあり、「法学部は自学部だけでも十分人数がいるのに他学部とわざわざ企画をする必要がない」と、(基礎演習の友達で私をオリターに誘ってくれた)副団長と初めて意見が割れ、困難を極めました。8名の執行部員のほぼ全員に反対されましたが、最終的には全員の同意と協力を得ることができ、開催することを決めました。しかし、企画の準備が始まったら、他学部との企画だからこそ生じる問題も多々起きました。例えば、例年準備は春休みに進めるのですが、その時期に国際関係学部の学生は海外に帰省したため連携がうまくいかないなどの問題があった訳です。それでも、終わってみると、「あの運動会で仲良くなりました」という1回生の他学部同士のグループができていたり、「来年以降も開催したい」という後輩たちの声を聞くことができたりして、改めて開催してよかったと感じます。この衣笠合同運動会は、「2023年度立命館大学学生部長表彰(団体)」に採用され、表彰を受けました。

印象に残っている授業など
あれば教えてください。
またその理由を教えてください。

少年法です。ゼミも少年法のゼミに所属していますが、少年法は成人に対する刑罰とは異なり、少年の生育歴や環境などを重視することで更生を促すことを目的としています。勉強する以前は「悪いことをしたなら、罰を受けるべきだ」と考えていましたが、その考えが大きく変わりました。

多くの非行少年は生育歴や周囲の環境、家庭環境などに問題を抱えていることがあります。これらの問題を少年が非行に走る前に改善するためにはどのような対応をしたら良いのか考えるきっかけにもなりました。これは将来教員となるためにもよい機会であったと思います。

特に18歳、19歳の「特定少年」と呼ばれる少年たちの処遇について、その取り扱いは大きく変わり、課題が浮き彫りになりつつあります。同世代の少年たちの処遇について関心が深まりました。実際にゼミでは少年院や刑務所を訪れる機会があり、職員の方達と直接お話をしたり、少年たちが生活している空間の雰囲気を感じたりすることができました。

教職課程の履修はいかがですか。

授業数が多くてとても大変です。それでも、社会学や心理学、学級経営や授業方法など幅広い分野の知識が身につくとともに、法学以外の授業(例えば、日本史や地理学、経済原論など)を受講することで様々な角度から物事を見ることができるようになり、面白いです。

特に模擬授業は何度やっても緊張します。実際に50分間の授業を1つ、一から作り上げ、大学生相手に授業することは、教育実習での授業ともまた違った緊張感があります。実際に自分が教える立場になると、「学校の先生ってすごいな」と改めて感じさせられます。

将来の進路希望(夢)は何ですか。
法学部での学びが、
どのように活きると思いますか。

社会科の教員になることです。現在、教職課程を履修しており、中学校社会科と高校地理歴史・公民の教員免許を取得予定です。

私は法学部で物事を一般化・抽象化してから具体的な事例に当てはめるという論理的な思考をすることを意識してきました。生徒にとって理不尽な先生にならないよう公平・公正な教員となるため、生徒と接する際にも意識していきたいと考えています。

これから立命館大学法学部への進学を
目指そうとしている受験生と
実際に学んでいる在学生に向けた
メッセージをお願いします。

何もかもが新鮮で楽しい大学生活が待っています。受験生の皆さん、がんばってください。在学生の皆さんは、がんばって単位を取りましょう。テストは計画的に勉強しましょう。直前での詰め込みは危険すぎます。

プロフィール

小松 茜音さん

法学部 法政展開(自由・人権プログラム)4回生
出身高校
立命館高校
出身大学
立命館大学法学部
趣味
旅行
特技
運動
座右の銘
思い立ったが吉日

好きなYouTubeトップ3

  1. よしミチch
  2. かまいたちチャンネル
  3. 狩野英孝

勝ち歌

  • 「Over Drive」
    JUDY AND MARY

私の一日

07:30
起床
10:30
大学到着
10:40~12:10
授業
12:10〜13:00
昼食
13:00〜14:30
授業
15:00~18:00
課題・自習
18:00~18:20
帰宅
19:00~
夕食
20:00~21:00
TV、Netflix
22:00〜22:30
入浴
23:00
スマホ・読書
01:00
就寝
情報と好奇心。その先の出会い。 情報と好奇心。その先の出会い。