病態細胞生物学研究室

FAQ (frequently asked questions) ? 卒研、大学院進学を希望する方へ

Q1. 研究の進め方は?

卒研生

卒研仮配属学生の中に希望者がいれば2月から3月にかけて分子生物学の基礎的な実験手技のトレーニングを行っています。それを受講した人もしなかった人も4月から一通りのDNAワークを一人でできるようになるためのトレーニングを受けてもらいます。その後、本人の希望や適性にしたがって個々にテーマを決めて研究を始めます。テーマは一度決めたら変更しないというものではなく、途中で問題があれば相談して変更することがあります。週1回の研究室ミーティングでは、各自が実験データを提示し全員でディスカッションします。また、ジャーナルクラブ(英語論文抄読会)と学生からの希望があれば教科書や参考書の輪読会も行います。

大学院生

学内進学の大学院生には卒業研究での経験を土台にして研究を発展させることが求められます。M1から当研究室で新たに研究をスタートする場合は、最初の2、3ヶ月間、基礎的な実験手技のトレーニングをしながら研究テーマを選びます。どのような方針で研究を進めるか、目標を達成するためにどのような実験を行うかといったことは随時指導教員とのディスカッションを行って決めます。大学院生には国際誌への論文掲載を目指してもらいたいものです。

Q2. 卒研生のラボに行く頻度・時間はどのくらいですか?

基本的に平日は毎日です。やる気のある人は休日も出て来て実験しています。毎日出席を取るわけではありませんが、少なくとも大学院進学希望の学生や就活の終わった学生は毎日来て実験するのが普通です。午前10時ごろから午後6時ごろまでが最も学生の多い時間帯となっています。

Q3. ラボのミーティングではどんなことをしますか?>

ラボミーティングを毎週行っています。曜日と時間は、全員の都合に合わせるので、セメスター毎に調整して決めます。内容は、連絡事項の伝達、一週間のデータのプレゼンテーションとジャーナルクラブです。一週間の間に出た実験結果を一人ずつ報告してもらいディスカッションをし、次の一週間にどんな実験を行うかの方針を立てます。 ジャーナルクラブでは当研究室の研究テーマに沿った英語の学術論文を紹介し、全員に分かるように解説してもらいます。

Q4. どのような学生の参加を期待しますか?

研究への意欲、情熱が最も大切です。それに加えて、基本的に社会生活を営む上で求められるような常識(責任感や協調性など)が最低限必要です。研究室はメンバー全員で運営しているので、誰か一人でも自分かってなことをする人がいると研究室全体の活動に影響します。したがって、研究が好きで他のメンバーと仲良く仕事ができる人を歓迎します。ただし、教員の定年が近づいているため、来年度(2020年度)は卒研生も大学院生も受け入れることができません。

Q5. 他学科からの配属でもうまくやっていけますか?

これまでに数人の学生が他学科からわれわれの研究室を希望して配属されましたが、問題なく卒業研究の課題に取り組めました。やる気さえあれば学科の違いは大きな障害とはなりません。分子生物学実験などの実習の経験も問いません。

Q6. 就活と卒業研究を両立できますか?

はっきり言って両立は難しいので、就職希望者には就活を優先させ、就活が終わってから卒研に専念してもらっています。その間の遅れを取り戻すのは大変ですが、中には半年くらいで優れた成果を出す人もいます。

Q7. 卒業後の進路はどうなりますか?

研究職や総合職を目指すのであれば大学院に進学する方が有利だと思います。進学せず就職する学生の就職先としては、製薬会社、その他一般企業などです。