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インタビュー

多角的な視点から国際問題を学ぶ

 

吉丸尚宏

さん(国際関係学部3回生)
国際社会で活躍する人材養成プログラム受講生

「国際社会で活躍する人材養成特別プログラム」について教えてください。

 私は高校時代ラグビー部に所属し、また外交にも興味があったため、元早稲田大学ラグビー部で、イラクで亡くなった外交官の奥克彦さんについて書かれた松瀬学氏の著書、『日本を想い、イラクを翔けた』を読みました。そこで奥克彦さんの友人であり、立命館大学客員教授の岡本行夫先生の名前を見つけました。ちょうどそのころ、大学の友人が岡本先生による「国際社会で活躍する人材養成特別プログラム」に1期生として参加していることを知り、自分も国際社会で活躍するために共に学びたいと思ったことがきっかけでこのプログラムに参加しました。

 このプログラムには、岡本行夫先生によるゼミのほか、実際に外交政策にかかわってこられた先生による政策実践演習や、インドなどの海外で学ぶプログラムもあります。私が、参加して最もためになったプログラムはGSG(Global Simulation Gaming)です。このGSGでは参加者が各国の外務官僚や企業の社長などといったアクターとして、それぞれの立場から情報を集め、行動し、学んでいきます。北朝鮮の核問題、イラク問題、経済交渉、アメリカの選挙、テロ対策というように、このゲームは一面では外交に特化したものです。しかし、そこで得ることのできる知識や交渉能力、そして「何が問題なのか」を見つける思考力は、外交だけではなく国際社会で活躍する上で必要になり、外交官だけではなく、国際機関やNGO、商社などの進路を考えている人にもきっと役に立つものだと思います。

このプログラムで学ぶことのメリットを教えてください。

 現在、私は文部科学省で働くことを志望しています。「国際社会で活躍する」というと外交官や、国際機関を一番に思い浮かべるでしょう。しかし、外交を行うのも、国際機関で働くのも、多国籍企業で働くのも、ボランティアを行うのも人間です。その人たちを形成してきた1つの要素である「教育」はとても重要なものだと思います。また、客員教授である岡本行夫先生のゼミでのお話から、教育と外交が密接に関係する場合があることも知りました。実際に海外の現場で活動しなくても、教育関係の職に携わることでも十分に国際社会に貢献できるのではないかと考えています。

  このプログラムには、高い志を持った学生が多く集まっています。外交、貧困問題、経済など、それぞれ興味がある分野は異なっていますが「国際社会に貢献したい!活躍したい!」という思いは一致しています。この中に身を置くことで、「自分も負けていられない」という思いが湧き、常に高いモチベーションを維持することができます。また、国際社会には多くの問題が存在していますが、そのどれもが単体ではなく複雑に関係しています。このプログラムで様々な分野に興味がある学生と意見交換しながら学ぶことで、1つの問題に対して多角的な視点から見ることができるようになりました。GSGの準備などで多くの議論を重ねていくことで人間的な繋がりもできます。私はここで得た繋がりを一生のものにしていきたいと思っています。

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