RS 学園通信 vol.127 座談会 Student Report 公費助成運動 学問のすすめ
October 2000 INDEX
 
環境配慮型社会を目指し、研究テーマを社会へ提言 PAGE 2/3

企業との接点から生まれる学び

研究会で自作した企業人向けセミナー用のテキスト
LCA Movie Films 入門者向けLCAマニュアルのムービー版プロトタイプ/99' 4

活動を通して企業人と接する機会が多くなります。その際、学生としてどのような立場をとり得るものか、と考えていました。

例えば企業人向けセミナーですが、「机上の空論ではないか」「無責任では」「学生が、どれ程現状に影響を与えられるのか」。

学生が社会に対してできることを考えた時、現実に即可能な所で考えるのは難しいかもしれません。しかし、立場がフリーであることを活かして、正しいと思った事をきっぱり「正しい」と言えることは大きなメリットです。自分の主張に関しては甘えず、とことん突き詰めて行くことができます。社会では「あれおかしいな」と思われることが普通に行われていたりします。それに気づき、「それって問題じゃないの」といち早く社会に対し問いかけられるのが、学生なのではないでしょうか。

学生は知識を企業の方にぶつける、企業の方は学生に現実を教える、学生は素朴な疑問をぶつける、とことんぶつける、そうすればお互い納得の行く所を模索出来ます。それが理想的な学生と企業人の協力関係ではないでしょうか。

 


チャンスを逃さない意識が大切

LCA Seminar Text 学内LCA研修セミナー用のマニュアル(肉じゃが)99' 10

学生の活動には多くのチャンスが転がっています。私にとってLCA研究会はまさにその一つでした。身近にあるチャンスにはまず飛び乗ってみるのがいいと思います。そこから何が何でも学び獲(と)ってやるという心意気で。

立ち止まってじっくりと考えることも大事です。しかし、そうしているうちに「次を待つ」甘えが出てきてしまいます。“同じような”チャンスはまた来るかもしれない。でも、“同じ”チャンスは2度と来ません。そこで得られたであろう自らの成長を、逃してしまうことになってしまうのです。

小さくてもチャンスを一つ一つものにしていけば、それが自分にとって大きな成長に繋がるのではないでしょうか。

「Chance」には「偶然」「機会」「転機」という意味があります。“偶然”を掴んで自らが成長する“機会”にし、そうして人生の“転機”にする意味だと私は考えています。

 


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