井上 大学のサポートと学生のやる気といういい循環があって、みなさんはそれぞれに充実した活動をしてきたわけですが、最後に、それを踏まえての自分の夢を話していただければと思います。
大矢 私は京都に生まれて育ったんですが、京都で自分が興味のある映画が作られていた、日本のハリウッドといわれていたというのを知って、京都を誇りに思えるようになったので、そういうことを、プロジェクトの中でどんどん発信していきたい。上映会のときにアンケートを取ったんですが、同じ世代の人がすごく感動したとコメントしてくれたり、プロジェクトに入って何かやりたいという人もいたので、そういうふうに響き合える関係を、もっと多くの人ともちたいです。
森口 サークル活動もいよいよ終わりで、次は就職活動ですが、自分が今まで得たものや培ってきた能力を試す場だなと思うと、就職活動にも期待が広がります。自分に合った職種とか、自分のやってきたことが試せるような職業に就けたらいいと思っています。
金子 僕は来年からSEとして働くことになっていますが、会社に入って、今以上に能力を上げて、仲間からも信頼され、お客様からも信頼されて、「こいつに任しておけば大丈夫だろう」といわれて、それが日本だけじゃなくて、世界のどこに行っても通用するような人間になりたいです。
小竹 海外で日本人以外の人と働きたいという夢は、会社でおいおい頑張って、それに向かって勉強していこうと思うんですが、もう1つショートスパンの夢があるんです。僕は立命館に入って勉強して、いろんな活動をしてきたから希望する会社に入れた。進路決定に僕自身すごい納得しているし、満足している。ひとえに立命館のおかげだと思っています。今、キャリアセンターでジュニアアドバイザーとしてお手伝いしていますが、立命館でやったことがよかったと思える、そんな納得のいく就職活動をしてもらえるようなアドバイザーの活動ができればと思っています。
田中 私が入学センターでしている仕事は、立命館の魅力、立命館の学生の元気さとか、とにかくもっている可能性というのを一人でも多くの人に知ってもらおうという仕事です。「立命館はお題目だけじゃない、ちゃんとそれに応える授業もあり、いろんなプログラムもあり、ここに4年間いたら絶対成長しますよ」と説明していますが、この魅力を受験生以上に学内の学生自身にもっと分かってもらいたい。入学センターでは、出身高校に行って立命館の魅力を話してもらうという「ビジットボランティア」を学生にお願いしていますが、そこにいって初めて、今自分がどういう環境にあって、どういう勉強ができていて、高校時代から自分がこんなに成長したんだ、ということを確認する。1回生からずっと恵まれた環境にいるんだけど、みんな後から気づくんです。もちろんそれ以上に、いろんな経験のできる環境を整備していくことが大切ですし、3万人をこえる学生全員に、立命館に来てよかったと言ってもらえるような大学づくりをしていきたいですね。
 |
[司会] |
いのうえ・じゅんいち...国際関係学部教。常務理事(学生担当)
|
|
井上 みなさんいろいろ面白い話をしていただき、後輩にも大いに参考になると思います。本学で身につけたことを今後の人生の中でよりいっそう幅広く展開され、また立命館に還元していただけることを期待しています。どうもありがとうございました。
|