RS 学園通信 vol.129 立命館歴史探検隊 時代を駆ける先輩たち Student Report 座談会
December 2000 INDEX
 
伝統に培われた魅力 立命館のここが好き PAGE 4/5
可能性が広がる立命館、サポートも充実

井上 みなさん立命館にいろんな魅力を感じておられるようですが、それをキャッチフレーズ的にいえば。

田中麻由
たなか・まゆ... 2000年国際関係学部卒業。学校法人立命館職員。入学センターで受験生に立命館の魅力を伝えている。

田中 入学案内の「Dynamic Academic」という言葉が、象徴的ではないかと思います。ダイナミックというのは、大学全体がいろんな改革をしているという意味でもそうだし、学生がいろんなことに取り組んでいるという意味でもそうですよね。大学の本来あるべき姿としても、改革を1つのチャンスとしてアカデミズムを追究し、新しい学問の領域を拓いている。

小竹 可能性が広がる大学、やりたいことができる大学。やりたいことさえもっていれば、何でもできる。今日の座談会でもこれだけのメンバーが揃って、おのおのが「自分がこんなことやりました」と満足げな顔でしゃべって。自分のやりたいことをやって、さらに満足が得られるような環境があるのがこの大学で、入学してよかったと思っています。

森口 私も、やる気にすごく応えてくれる大学だなと思います。チャンスがいっぱいあるし、チャンスの幅を見せてくれる。私は大阪の高校にいて、どの大学にいこうかなって考えたときに、立命館の入学パンフレットを見たら、入学方式がたくさんあって、いろんなチャンスがあって、すごく魅力的に見えたんです。実際に入ってからも私はサークルという道を選びましたが、何かをやろうと思えば応えてくれるし、サポートも充実している。私も3年間一生懸命やってきて、すごいよかったなと。

金子 僕は、単純に施設が充実しているというのと、情報学科のカリキュラムの魅力から立命館を選んで、それ以外は考えてなかったんです。入って思ったことは、個人に対するサポートがすごくて、成長できる環境が整っている大学だなと。目的をもってやれば、いろいろな情報が得られるし、積極的にアンテナを広げてやれば成長につながる機会がある。就職にしても、他の大学の人の話を聞くにつけ、立命館のサポート体制はすごくいいと思うんです。エクステンションセンターやキャリアセンターも充実していて、「ふれあいセミナー」でも、参加する企業の方がすごく多いし。面接の対策にしても企業の人事の方が立命館に来られて、その方に面接していただいて、その後で、感想やアドバイスをもらえて、とてもいい勉強になりました。

大矢敦子
おおや・あつこ... 文学部3回生。アート・リサーチセンターのプロジェクトに参加、映画の歴史を学んでいる。

大矢 私の場合は、映画を学ぶという中ですが、立命館が等持院の地にあるのがいちばん大きい。日本の映画がつくられたのは、まさにこの等持院のあたりで、等持院にも撮影所があって、立命館の周りや敷地内でも撮られていた。等持院のお墓にも多くの映画人が眠っている。そういうのが私はすごいと思っています。

井上 田中さんは卒業されて、立命館の職員になられて、だいぶ見方は変わりましたか。

田中 ますます立命館が好きになりました。これまでも全学協議会などで、今後の立命館大学をどう考えていくか、学生の立場から大学にいろいろ意見を述べてきたわけですが、職員として働いてみて、それがきちんと受け止められているのが実感できた。私が学生時代に大学に訴えたかったことが、政策として立てられていて、教職員が一丸となって頑張っている。キャリアセンターや留学プログラム、アート・リサーチセンターが成り立っているのも、教職員が学生の立場に立ちきって仕事をしているというのがあって、言葉で言うのは簡単ですが、実際にこれをやるための労力とか、時間、すべての過程を含むと、1つのことをやるだけでも大変だったんだなということを実感しています。また、入学センターという仕事柄、留学プログラムの説明をしたり、こんな学生がいますよということを知ってもらうんですが、まずネタが尽きない。「立命館の学生って、こんなことができてるんですよ、こんなふうに頑張っているんですよ」という話にいちばん高校生は興味を引かれるんですが、頑張っている学生がいて、それに憧れる受験生がいて、それを見守って下さる高校の先生がいてと、立命館を取り巻く輪ができている。いろんな立場の方とお話することによって、世間から浴びる注目の高さや、各方面からの期待の大きさを実感しましたし、学生時代はそこまで見えてなかったですから、それは職員になってはじめて見えた立命館の魅力ですね。

 

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