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立命館大学デザイン・アート学部 Presents デザイン・アート×京町家

開講期間/開講日
2025年11月8日(土)〜 11月16日(日)
開館時間:11:00 – 18:00
※初日 11月8日(土)は16:00開場
※最終日 11月16日(日)は13:00閉館
※11月10日(月)は閉館
申込受付開始日時
2025年10月6日(月)9:00
講義紹介

イベント概要

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2026年4月に開設予定の「立命館大学デザイン・アート学部」の理念とビジョンを、開設に先駆けて紹介するイベントです。 舞台となるのは、京都の伝統的な町家「京町家」。そこに、着任予定の教員たちが集まり、展示やワークショップ、対話型イベントを通じて、「デザイン・アート」の魅力を伝えます。アートやデザインの最前線に立つ研究者たちの個性や専門性に触れながら、大学での学びがいかに社会や日常生活と結びつくかを体感できる場です。
立命館大学デザイン・アート学部のコンセプトは「京都のまち全体がラーニングプレイス」です。大学の壁を越え、地域社会と一緒に学びをつくり出すことで、京都の豊かな歴史・文化を未来につなげていきます。このイベントは、学術と市民の出会いを促し、京都市の文化芸術のさらなる発展に貢献するものです。

展示(自由入場)

教員クロッシング|未来をつくるデザインとアート
デザイン・アート学部に着任予定の教員約20名による展示。研究の動機やインスピレーションを紹介するパネル、著書や作品、資料などを展示し、それぞれの研究者の個性や専門領域を体感できます。 分野を越えて交差する知見が、新しい芸術・デザインの可能性を描き出します。


クリエイティブ・プロジェクト展|コトバのカタチ
クリエイティブプロジェクト展
言葉を起点としたスケッチ、3Dモデリング、3Dプリントを通じて、思考と造形のつながりを探る作品展示。


特別公開|祇園祭船鉾の旧懸装品  11月9日(日)限定


船鉾旧懸装品
①前懸「波濤飛龍文様綴織」(1778 年)*写真右
②艫櫓下の水引 「緋羅紗地鳳凰麒麟雲文様刺繍、裏:和更紗」(1834 年)*写真左下

江戸時代後期の船鉾の懸装品2点を特別公開します。中国渡来の椅子覆いを仕立て直した前懸(①)と、鳳凰と麒麟の繊細な刺繍が見事な艫櫓下の水引(②)は、それぞれ昭和初期、平成後期まで山鉾巡行に使用されていたものです。現在ではその役目を終え、蔵の中で大切に保管されているものを、公益財団法人祇園祭船鉾保存会のご厚意により特別に展示の機会をいただきました。



※展示は、予約なしで自由にご覧いただけますが、館内の状況により、お入りいただける人数を制限する場合がございます。予めご了承ください。
※参加型イベントである「ワークショップ」「対話型イベント」については、事前申込制です。

イベントスケジュール


※オープニングレセプションを除く各イベントは事前申込制です。定員に達し次第、受付を終了いたします。
※オープニングレセプションについては、予約なしで自由に参加いただけますが、館内の状況により、お入りいただける人数を制限する場合がございます。予めご了承ください。

参加型イベントプログラム

参加型イベント1:対話型イベント「デザイン・アートを仕事にする!」


登壇者:磯邉 美香、中山 郁英、前﨑 信也


磯邉 美香
これまでアート、デザイン、経営と横断的な活動を行ってきました。テレビ局・IT系スタートアップ企業、ファッション・エンタメ業界など、様々な業界の仕事に携わってきました。現在はポジティブアプローチを軸としたデザイン研究を中心に行っています。変化の激しい社会環境の中で、組織には柔軟な対応力や創造的な価値創出が求められています。デザインができることは何か。私の研究では、より生成的かつ未来志向の組織開発において「デザイン」と「ポジティブアプローチ」とを接続することで、より良い社会を創造する探究をしています。

中山 郁英
民間企業や大学での仕事を経て、2017年から滋賀県長浜市を拠点に活動しています。地域では自身で起業し、行政機関やお寺など歴史のある組織と協働しながら、地域をフィールドにした実践的なデザインを行ってきました。直近の所属であるシンクタンクでは、官民の未来洞察・フォーサイト活動にも携わりました。2024年には、博士課程での研究をふまえ、実践者向けに官民協働のためのデザインの考え方や手法を紹介する『行政×デザイン実践ガイド』を刊行、行政や公共領域におけるデザインのあり方を探究しています。

前﨑 信也
2026年度よりデザイン・アート学部・研究科に着任予定
-これまでの実績・研究概要-
海外コレクション所蔵作品のデジタル化、近現代美術に関する研究・執筆、キュレーターとして展覧会の企画・監修、現代アーティストとのコラボレーションなど、美術工芸に関する広範な研究や活動を行っています。


日時:11月8日(土)14:00 – 15:30
内容:立命館大学デザイン・アート学部に着任予定の教員によるトークイベント。磯邉美香、中山郁英、前﨑信也の3名それぞれがデザインやアートを仕事にすることになった理由や経緯、難しさや楽しさについて語ります。
対象者:高校生、大学生、社会人
定員:20名
申込締切:11月6日(木)23:59

お申し込みはこちら
※定員に達し次第、受付を終了します。


参加型イベント2:ワークショップ「船鉾お囃子演奏体験会」

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登壇者:佐藤 弘隆、祇園祭船鉾保存会理事長 丸橋 博之さん、囃子方の皆さん


佐藤 弘隆
2026年度よりデザイン・アート学部・研究科に着任予定
-これまでの実績・研究概要-
京都市の旧市街地や東海地方の城下町・宿場町などを対象に、歴史的都市の空間・社会的変容と祭礼の運営基盤の再構築に関する地理学的研究を進めてきました。学生時代からのフィールドである船鉾町(京都市下京区)では、(公財)祇園祭船鉾保存会の一員として祇園祭・船鉾の継承に関わりながら、参与観察を継続しています。また、デジタル・アーカイブや歴史GISの技術を用いた地域の歴史文化資源の保存・活用も進めてきました。京都市指定有形文化財の長江家住宅では、所蔵品データベースを活用しながら、京町家での暮らしの文化の継承を実践しています。


日時:11月9日(日)13:00 – 15:00
内容:今後進めていくデザイン・アート学部と公益財団法人祇園祭船鉾保存会との連携の事始めとして、地域文化の伝承者の確保・育成のための祇園囃子の演奏体験会を開催します。現在、船鉾では小・中学生を対象に囃子方(はやしかた)の入門者を募集しています。今回のイベントでは、船鉾の囃子方を招いて、京都市内の小学生を対象とした祇園囃子の演奏体験会を開催します。体験を通じて関心を持っていただいた参加者には、船鉾の囃子方に入会するための説明や相談の時間を設けます。
対象者:小学3年生以上の男子(京都市内在住)
定員:15名(当日、保護者のお付き添いを1名お願いします)
申込締切:11月6日(木)23:59

お申し込みはこちら
※定員に達し次第、受付を終了します。


参加型イベント3:ワークショップ「昭和100年!地図と写真で過去の京都へタイムトラベル」

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登壇者:佐藤 弘隆、桐村 喬


佐藤 弘隆
2026年度よりデザイン・アート学部・研究科に着任予定
-これまでの実績・研究概要-
京都市の旧市街地や東海地方の城下町・宿場町などを対象に、歴史的都市の空間・社会的変容と祭礼の運営基盤の再構築に関する地理学的研究を進めてきました。学生時代からのフィールドである船鉾町(京都市下京区)では、(公財)祇園祭船鉾保存会の一員として祇園祭・船鉾の継承に関わりながら、参与観察を継続しています。また、デジタル・アーカイブや歴史GISの技術を用いた地域の歴史文化資源の保存・活用も進めてきました。京都市指定有形文化財の長江家住宅では、所蔵品データベースを活用しながら、京町家での暮らしの文化の継承を実践しています。

桐村 喬
2026年度よりデザイン・アート学部・研究科に着任予定
-これまでの実績・研究概要-
主に日本の都市を対象として、都市の内部での居住分化(住み分け)に関する都市地理学研究を、GIS(地理情報システム)や人工知能的アプローチを用いて進めてきました。また、近現代の地理空間情報の歴史GIS研究や、都市景観の3D可視化などにも取り組んでいます。加えて、位置情報付きのSNSデータからの人流や方言、文化の空間的な分析など、ビッグデータを用いた地理情報科学研究も行っています。近年は、3D GIS研究を応用して、建物高さの時空間的な移り変わりと居住分化との関係に注目しながら研究を進めています。


日時:11月9日(日)16:00 – 17:00
内容:昭和初期から戦後の京都の街並みを記録した『京都市明細図』を用いて、立命館大学アート・リサーチセンターがこれまで地域住民と連携して収集・デジタル化してきた古写真・絵葉書などの撮影地点を見つけ出すワークショップを行います。このワークショップを通じて、京都市中心部における100年間の景観変化を地理学者と一緒に追体験してみましょう。また、過去の航空写真から生成した3次元都市モデルをご覧いただき、2次元の地図では見えない街並みの変化に気づいていただけます。
対象者:高校生、大学生、社会人
定員:20名
申込締切:11月6日(木)23:59

お申し込みはこちら
※定員に達し次第、受付を終了します。


参加型イベント4:ワークショップ「奇想の茶碗会」

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登壇者:前﨑 信也、中山福太朗


前﨑 信也
2026年度よりデザイン・アート学部・研究科に着任予定
-これまでの実績・研究概要-
海外コレクション所蔵作品のデジタル化、近現代美術に関する研究・執筆、キュレーターとして展覧会の企画・監修、現代アーティストとのコラボレーションなど、美術工芸に関する広範な研究や活動を行っています。

中山福太朗
茶人。両足院・茶頭。茶の湯体験スペース・Oboro共同代表。各地での茶会やワークショップの開催、旅館の床の装飾、茶室のデザイン監修、茶の湯体験スペースの運営などを行い、茶の湯の知恵や技術を現代に合う形に分解し組み変えることで、新しい伝統の種を探す活動を続けています。


日時:11月14日(金)18:00 – 19:30
内容:日本文化の代表のようにとらえられている茶道の「茶碗」をテーマにした、ちょっと変わったお茶会です。茶人とは、さまざまなテーマに即したお茶の場を提案し続けるアーティストであり、生み出される空間はインスタレーション作品とも言えます。今回は立命館大学出身で京都を拠点に茶人として活躍する中山福太朗さんと一緒に、初めて出会う人と茶を飲む空間と道具の関係について考えてみます。
対象者:高校生、大学生、社会人
定員:15名
申込締切:11月12日(水)23:59

お申し込みはこちら
※定員に達し次第、受付を終了します。


参加型イベント5:対話型イベント「いただきます」の哲学対話|デザインとアートから「食べる」営みを問い直す

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登壇者:小田 裕和、川地 真史、キルタワタル


小田 裕和
2026年度よりデザイン・アート学部・研究科に着任予定
-これまでの実績・研究概要-
大学院終了後、株式会社MIMIGURIにて、「考えたり作りたくなる気持ちを孵化させる、場や道具のデザイン」をテーマに、デザイン思考と意味のイノベーション、教育・組織経営の知見を掛け合わせ、ワークショップやファシリテーション、コンサルテーションのアプローチを通じて、数多くの企業の経営伴走・組織開発・事業開発・ブランディングなど、新たな価値を生み出す創造的な組織づくりのプロジェクトに取り組んできました。またこれらの経験や知見をベースにした書籍『リサーチ・ドリブン・イノベーション-「問い」を起点にアイデアを探究する』(共著・翔泳社)『アイデアが実り続ける「場」のデザイン 新規事業が生まれる組織をつくる6つのアプローチ』(翔泳社)を執筆しています。

川地 真史
Deep Care Lab 代表/公共とデザイン 共同代表。 Aalto大学CoDesign修士課程卒。フィンランドにて行政との協働やソーシャルイノベーションの研究を行う後、現在はエコロジー・人類学・未来倫理などを横断し、自然・生きものから祖先や未来世代まで含みこんだケアをテーマに活動中。論考に『マルチスピーシーズとの協働デザインとケア』(思想2022年10月号)、共著に『クリエイティブデモクラシー』(BNN出版)。應典院プログラムディレクター。山岳修行みならい。

キルタワタル
群馬県出身。外資系戦略PR会社、外資系広告代理店を経る中で、TVCMや広告プロモーション、ブランドキャンペーンなどのクリエイティブに従事。2021年に独立。企業やブランドの伴走者として言語化を担う「ナラティブデザイン」を提唱。2022年より、京都を拠点にアートコレクティブ「Ochill」を主宰し、自身のものづくりやアート活動を展開。日本らしい well-being を “well-down” と捉え探究。嗜好の再構築・祈りの再発見を軸に、運営する瞑想室「落散 京都」での実験的経験や各地でのインスタレーションを展開。


日時:11月16日(日)10:00 – 12:00
内容:毎日必ず私たちの目の前に訪れる何かを「食べる」という行為。その営みは、さまざまな「生きた」営みと接続しているはずです。 しかしながら、私たちはそれを体感しながら食と向き合えているのでしょうか?本イベントでは、毎日の「食べる」をめぐる関係性を捉え直す2時間の哲学対話を広げます。マルチスピーシーズの視点からケアを探る川地真史さんと、嗜好や食の営みの間を言葉で探るキルタワタルさんをゲストに迎え、参加者の皆さんの体験や記憶を手がかりに対話を深めていきます。対話の後に広がる「いただきます」の景色に変化が生まれ始める時間と共に、デザイン・アート学部ならではの探究の始まりをぜひお楽しみください。
対象者:食文化に関心がある人 デザインとアートの違いに悩む人
定員:20名
申込締切:11月13日(木)23:59

お申し込みはこちら
※定員に達し次第、受付を終了します。

開講期間/開講日 2025年11月8日(土)〜 11月16日(日)
開館時間:11:00 – 18:00
※初日 11月8日(土)は16:00開場
※最終日 11月16日(日)は13:00閉館
※11月10日(月)は閉館
受講料 各イベント、すべて無料
講義開催場所 船鉾町会所(京都市下京区新町通綾小路下る船鉾町391-1)
阪急京都線烏丸駅・京都市営地下鉄烏丸線四条駅から徒歩5分
*駐車・駐輪スペースはありませんので、公共交通機関でお越しください。
会場へのアクセスマップ
外部サイト 立命館大学 デザイン・アート学部
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