RITSUMEIKAN 立命館大学



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▼▼EVENT(スポーツ/学芸)▼▼

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 【1】[@徳島][無料][申込不要]
  女子ソフトボール部「第50回西日本大学(女子)ソフトボール選手権大会」
 
 [日 時]8月4日(土)15:00? 立命館大学 対 福岡大学
        8月5日(日)9:00? 2回戦、13:00? 準々決勝
        8月6日(月)9:00? 準決勝、11:00? 決勝
 [場 所]徳島市民吉野川北岸運動広場ソフトボール場
      (徳島市応神町東貞方字南川渕99-3)
 [入場料]無料

 詳細はコチラ≫

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 【2】[@滋賀][無料][申込不要]
  立命館大学交響楽団「ファミリーコンサート」

 オーケストラ入門として、親子やお友達で楽しめる内容です。指揮者体験もできます。
 本物の音楽に触れてみましょう。

 [日 時]8月23日(木)13:30開場 14:00開演
 [場 所]草津市立草津クレアホール(草津市野路6丁目15−11)
 [入場料]無料
 
 詳しくはコチラ≫

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 その他のイベントはコチラ≫
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▼▼輝く学生インタビュー▼▼

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   第116回 輝く学生インタビュー
              夏の充実感120%!
                         ライフセービングクラブ
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 このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介
 します。今回ご紹介するのは、ライフセービングクラブ家山達也さん(産業社会
 学部3回生・福井県出身)
です。ライフセービングの魅力について伺いました。
 

 Q.ライフセービングクラブの構成を教えてください。
 立命館大学ライフセービングクラブの部員は、4回生・1名、3回生・2名、2回生・3名、
 1回生・1名の合計7名です。

 Q.ライフセービングクラブの活動について教えてください。
 火曜日に陸上トレーニング、水曜日に京都アクアリーナ西京極でスイム練習を行なって
 います。7月下旬?8月の海水浴シーズンには合宿を行ないます。監視業務などの実務を
 こなしながら、朝夕に練習も行なっています。
 私たちは「大阪ライフセービングクラブ」に所属し、京都大学・龍谷大学・大阪大学
 など関西圏の学生たちと合同で活動しています。この「大阪ライフセービングクラブ」
 には、学生・社会人合わせて150名が在籍しています。海に精通した方々も多く、
 私たちの質問にもすぐに答えてくださいます。主な活動は、プールで行なわれる水泳
 マスターズ大会やトライアスロン、小学校の臨海学校、海水浴場などのガード(監視
 活動)です。海水浴場のガードをしている場所は、和歌山県にある磯ノ浦海水浴場・
 白良浜海水浴場・片男波海水浴場の3カ所で、海開きから8月いっぱいの間、事故防止の
 ための監視活動・事故発生時の救助・救護活動などを行なっています。各浜常時約10名
 程度在籍しており、それぞれの海水浴場で監視業務にあたります。活動日・場所は
 希望を出すことができ、私は毎年、白良浜海水浴場にいます。
 

 Q.ライフセーバーになるために必要な資格や年齢制限などはありますか?
 何歳になっても始められるのが、ライフセービングの魅力だと思います。「大阪ライフ
 セービングクラブ」のメンバーは、海が好きな方ばかりで、最高齢は75歳です。ライフ
 セーバーになるために必要な資格は、心肺蘇生法の「BLS(basic life support)」、
 水の安全の知識の「ウォーターセーフティ」、ライフセーバーの基本的知識の「ベー
 シック・サーフ・ライフセーバー」の3種類です。「ウォーターセーフティ」と「ベー
 シック・サーフ・ライフセーバー」はライフセーバーとしての基礎的知識に加え、
 応急手当も学びます。学科・実技の試験に合格しないとライフセーバーとして活動する
 ことができません。
 個人的には、「ベーシック・サーフ・ライフセーバー」の講習会が一番辛かったです
 ね。講習のなかで砂浜のラン・海でのスイムを何度も繰り返してから、突然溺者が
 発生するという設定で救助に向かう訓練があります。身体はフラフラで思うように
 動かず、気力だけで海に向かって走っていたように思います。何度もくじけそうに
 なりましたが、修了証書を手にした喜びは今でもはっきりと覚えています。憧れの
 ライフセーバーとして、やっとスタート地点に立つことができることになった嬉しさは
 もちろんありましたが、責任の大きさに改めて気が引き締まりました。
  
 救助訓練の様子

 Q.ライフセービングクラブに入部したきっかけを教えてください。
 子供のころから身体を動かすことが好きで、中学・高校の頃は陸上部で活動していま
 した。夢が消防士だったこと、身体を動かしながら、人の役に立つことをしたいと
 思い、大学入学後の新歓祭典で「ライフセービングクラブ」を見つけ、先輩方の話を
 伺い入部を決めました。
 でも、実はカナヅチでまったく泳ぐことができませんでした。福井県出身なので海も
 近く、泳ぎが得意そうと思われがちですが、夏休みにプールや海に行くことは
 なかったので、入部後のスイム練習がとても苦痛でしたね(笑)。しかし、ライフ
 セーバーの資格を取得するには、必ず泳げることが条件でしたので、入部後は必死に
 練習しました。泳げない私に、ほかのメンバーが泳ぎ方を教えてくれたり、実際に海で
 波に揉まれていると少しずつ泳げるようになり、初めて25mを泳ぎきったときは飛び
 上がるほど嬉しかったです。泳ぎが苦手な新入部員がいると、「私も泳げなかった
 けれど、必ず泳げるようになるから、諦めずにがんばれ!」と伝えています。

 Q.合宿の1日のスケジュールを教えてください。
 監視業務は9?17時です。朝6時前に起床し、朝練習へ向かいます。約1時間練習を
 行ない、宿舎へ帰って朝食を食べ、8時頃から監視業務の準備を整えます。17時の
 終了後も食事当番以外のメンバーは夕方練習を行ない、近くの温泉に入って宿舎へ
 戻ります。夕食後、約2時間の反省会を行ないます。このルーティーンを40日間
 続けます。
 みんな楽しみにしている夕食ですが、「40日間おかずは被らないように作る」という
 難題が待っています。食事当番は2名で、限られた予算でも栄養が偏らないようにと、
 宿舎にある料理本とにらめっこする毎日です。手際よくつくるメンバーもいれば、私の
 ように、「お腹空いているから、早くしてー!」と、せかされるメンバーもいます。
 ハンバーグが出てきた日は、みんな笑顔になりますね。このハンバーグは、家庭で作る
 ような楕円形ではなく、大きなボールのような丸いハンバーグです。これが食卓に並ぶ
 と、子供のようにテンションが上りますね。私自身は苦手なものはありませんが、
 意外とキュウリが苦手なメンバーが多いように思います。合宿中は、食事を残すことは
 禁止のため、苦手なものが出てくると苦戦しながら食べているメンバーの姿をよく
 見かけます(笑)。
  

 Q.家山さんご自身が食生活で気をつけていることはありますか?
 私は、そこまでしっかりとルールを決めているわけではないのですが、バランスよく
 食べることは心がけています。また、海へ行く前には消化がよく、エネルギーになり
 やすいバナナを必ず食べます。やはり、炭水化物を食べると身体が重くなるようで、
 動きが鈍くなっているように感じます。
 ライフセーバーを続けていると「暑さ」には慣れます。もちろん、熱中症にならない
 よう、水分補給が重要で、経口補水液を意識して飲むようにしています。

 Q.ライフセーバーのユニフォームはどのようなものでしょうか。
 黄色の水着に赤い帽子がライフセーバーのユニフォームです。テレビなどで一度は
 見たことがあると思います。このユニフォームは、海で救助中も目立つような色で
 作られていて、ほかのライフセーバーが応援に駆けつけるときの目印にもなります。
 海からあがってもすぐに乾く素材で、ポケットに砂が入っても落ちやすい作りになって
 いて、お気に入りです。
  

 Q.ライフセーバーとして心がけていることを教えてください。
 私が主に活動している白良浜海水浴場は、600mの浜に3名のメンバーが配置されます。
 ガード中、リスクマネジメントとして考えなければならないことはたくさんあります
 が、特に日々変化する浜の形状を頭に入れ、その中でどんな要因が加われば危険に
 なるかを意識しています。また、子供たちだけで遊んでいたり、飲酒をしている人は
 要注意です。小さな子供だと、波が小さくても身体が持っていかれることもあり、
 保護者の方などにもお声かけをしています。また、「飲酒後に海に入り溺れてしまっ
 た」というニュースを聞かれたこともあると思います。自分では酔っていないと
 思っても、平衡感覚が鈍っていることが多く、波に足をとられて沖へ流されることも
 あります。少しでも危険だと感じたときは、積極的に声かけをするように心がけて
 います。「おせっかいだ」と思われるくらいまですること、それが私たちの任務だと
 思っています。
 

 Q.特技を教えてください。
 特技とまではいえませんが、料理は好きです。合宿中の食事当番がきっかけで、少し
 ずつ料理に興味を持ち始めました。最高齢の女性の方から「肉ばっかりじゃなくて、
 野菜も使ってバランスよく作りなさい」と、よく言われたこともあって、バランスを
 気にするようになりました。一人暮らしをしているので、自炊もがんばっています。
 得意料理はチャーハンです。まだ、友人や家族に振舞ったことがないので、今度、
 実家に帰ったときに作ってみようかなと考えています。

 Q.リラックスするときは、どんなときでしょうか。
 趣味でもある、クラシック音楽を聴いているときです。特に久石譲さんの音楽が大好き
 です。通学するときや合宿への移動中など、ずっと聞いています。久石譲さんの曲を
 聴くと心が落ち着いて、リラックスできますね。
 もうひとつのリラックス方法は、朝に誰もいない海の上で救助用のボードに寝転がる
 ことです。ライフセーバーをしている特権でもありますが、波の音しか聞こえない、
 リフレッシュする時間でもあります。
 

 Q.これからチャレンジしたいことを教えてください。
 メンバー間の連携を強化したいと思っています。一人ひとりの監視区間が広いため
 「誰が危険なのか」を伝えることの難しさを痛感することもあります。また、特定の
 人に気をとられていると、別のところで発生している危険な行為に気づかない恐れも
 あります。私は3回生で、他団体でいう「執行回生」でもありますので、積極的にメン
 バーに声をかけ、コミュニケーションをとるようにしています。立命館大学ライフ
 セービングクラブは少人数で同じ回生の仲間が少ないからこそ、密にコミュニケー
 ションを取っていこうと思っています。海の怖さ・楽しさ、ライフセーバーの活動を
 もっと多くの人に知ってもらいたいです。
 

 ???
 いかがでしたでしょうか。
 「海に来た子供たちから『お兄ちゃんみたいになる!』と、言われるライフセー
 バーになることも目標です」と、話してくださいました。今年も無事故を目指し、
 ライフセービングクラブの暑い夏が始まります。


▼▼編集後記▼▼

 今回は、尺八製作者・演奏者の大萩康喜さん(法学部2010年卒・愛媛県出身)
 ご紹介します。2018年6月に開催された「第24回くまもと全国邦楽コンクール」では、
 最優秀賞・文部科学大臣賞を受賞されました。

 ???
 立命館大学に入学後は邦楽部に入部し、三味線パートを担当していました。ある日、
 先輩から「尺八を吹く人が少ないから、挑戦してみない?」と、声をかけていただき
 パートを変更、尺八の虜になるきっかけでした。学生時代は、「尺八を吹くために
 大学に通っていた」と言っても過言ではないくらい、尺八演奏が楽しく、学生会館が
 閉まるギリギリまで、毎日練習していました。

 現在は、故郷の愛媛県松山市に尺八工房「慈庵(じあん)」を構え、尺八製作を行ない
 ながら、演奏者としても日々練習を重ねています。今年6月に開催された「第24回
 くまもと全国邦楽コンクール」では、最優秀賞をいただくことができました。
 結果発表は、奨励賞・優秀賞・最優秀賞の順に発表されます。優秀賞の発表までに
 名前が呼ばれず、「今回も落ちた・・・」とショックを受けていたところで名前を
 呼ばれ、嬉しさと驚きが入り混じった、なんとも言えない気持ちになったことは今でも
 はっきりと覚えています。学生時代から夢見た舞台で受賞でき、じわじわと嬉しさが
 こみ上げて、尺八を続けていて本当によかったと思えた瞬間でした。
 

 自分の理想とする尺八を作ることは、熟練した職人でも難しい作業です。また、自分に
 あった尺八を探すことも苦労すると言われています。だからこそ、自分の思い通りの
 尺八が作れたとき、演奏者が私の作った尺八を楽しそうに吹いている姿を見るときは、
 苦労が吹き飛ぶ瞬間です。すこしでも理想の尺八に近づき、多くの方に尺八の音色を
 楽しんでほしいと願っています。
  
 ???
 
 日本での尺八人口は減っていますが、海外からの注目は高まっているそうです。「海外
 向けの発信にも力を入れたい。そして、日本の尺八人口も増やしていきたい」と話して
 くださいました。演奏者としても理想の音を探求し続ける大萩さん。今後の活躍がます
 ます楽しみです。

 (立命館CLUB事務局 坂東)



▼▼第145号読者プレゼント▼▼

 今回は、「新深草うちわ『大文字の送り火』(立命館の判入り)」を5名様に
 プレゼントします。
 このうちわの絵は、幕末頃に「三本木丸太町」あたりから送り火を見物している客の
 視点で描かれています。 
 
 
 プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
 なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:8/6(月)>

 【パソコンの方はコチラ】

 【携帯電話の方はコチラ】

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、
  立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

 ▼144号読プレ当選発表▼
 多数のご応募ありがとうございました。
 144号の読者プレゼント当選者の発表です。 
 プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

 ★★★★★★★★★★★★★★★★
 ★・MKさん     (大阪府)    ★
 ★・森本美隆さん  (鹿児島県) ★
 ★・ち?にゃんさん(東京都)   ★
 ★・H.F.さん         (兵庫県)   ★
 ★・こうまさん      (福井県)   ★
 ★・坂上万喜さん   (和歌山県)★
 ★★★★★★★★★★★★★★★★

 次回のご応募もお待ちしています。

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 次回配信予定は8月10日(金)です。お楽しみに。
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