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▼▼EVENT(スポーツ/学芸)▼▼ ─────────────────────────────────────── 【1】[@東京][有料][申込不要] 柔道部 「2019年度全日本学生柔道優勝大会」 立命館大学体育会柔道部女子は、女子5人制に出場します。 [日 時]6月22日(土)9:30? [場 所]日本武道館(東京都千代田区北の丸公園2?3) [入場料]一般1,000円 学生500円 詳細はコチラ≫ ─────────────────────────────────────── 【2】[@福岡][有料][申込不要] 陸上競技部(男子・女子) 「第103回日本陸上競技選手権大会」 [日 時]6月27日(木)?6月30日(日) [場 所]福岡市博多の森陸上競技場(福岡市博多区東平尾公園2-1-2) [入場料]座席により金額が異なるため、大会ホームページよりご確認ください。 入場料詳細はコチラ≫ ─────────────────────────────────────── 【3】[@大阪][無料][申込不要] 立命館大学メンネルコール「第58回明立交歓演奏会」 明治大学男声合唱サークル「グリークラブ」との交歓演奏会です。 [日 時]7月6日(土)14:00開場 14:30開演 [場 所]立命館いばらきフューチャープラザ グランドホール [入場料]無料 詳細はコチラ≫ ─────────────────────────────────────── 【4】[@京都][無料][申込不要] 立命館大学混声合唱団メディックス「2019年 サマーコンサート」 「季節のステージ」、「男声・女声ステージ」、「混声合同ステージ」の3部構成です。美しいハーモニーをお楽しみください。 [日 時]7月7日(日)14:30開場 15:00開演 [場 所]衣笠キャンパス 以学館1号ホール [入場料]無料 詳細はコチラ≫ ────────────────────────── その他のイベントはコチラ≫ ────────────────────────── |
▼▼輝く学生インタビュー▼▼ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 第134回 輝く学生インタビュー 先人の思いを受け継ぐ 毛利友紀野さん ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介します。今回ご紹介するのは、毛利友紀野さん(理工学研究科2回生・京都府出身)です。毛利さんは、今年の「葵祭」に「命婦(みょうぶ)」役として参加されました。葵祭への参加のきっかけや当日の様子についてお話を伺いました。 Q.5月15日(水)開催の「葵祭」に参加されたと伺いました。はじめに「葵祭」はどのようなお祭か教えてください。 「葵祭」は、上賀茂神社と下鴨神社の例祭で、古くは「賀茂祭」などとも言われていたそうです。平安時代から朝廷の最も重要な祭祀だったそうで、1000年以上の歴史があります。現在では祇園祭・時代祭と共に京都の三大祭のひとつとして有名な祭となっています。 葵祭は、「宮中の儀」・「路頭の儀」・「社頭の儀」の3つからなり、「路頭の儀」が一般観覧での最大の見どころとなる行列です。平安装束に身を包んだ総勢500名以上、全長約800mにもなる行列が都大路を練り歩く姿は、王朝絵巻さながらです。当日は平日にも関わらず、沿道が人々で埋め尽くされ、有料観覧席が設けられるほど人気がありますね。 Q葵祭に参加されたきっかけを教えてください。 父が葵祭保存会の方と知り合いで、2?3年前から「葵祭に出てみませんか?」と声をかけてくださいました。しかし、当時は大学院進学の試験勉強や卒業論文などもあり、お断りしました。ありがたいことに、今年もお声をかけていただき、来年から就職で京都を離れるため「今年こそは参加したい」と思っていました。 今回、私の役柄は「命婦(みょうぶ)」と言い、女官の通称で小桂(こうちき)を着用する高級女官のことです。花傘をさしかけていただき、歩いていくのが特徴です。 Q.ご家族・ご友人の反響はいかがでしたか。 私よりも、むしろ家族のほうが「葵祭に参加してほしい」と願っていたようで、大喜びでした。友人にも伝えましたが、まず「葵祭に出る・・・どういうこと?」と、あまりピンときていませんでした(笑)。葵祭について少し説明すると、「え?、葵祭の行列に参加できるの?!すごいやん!」と、とても驚き、喜んでくれたことを覚えています。当日は、付き添いとして母が一緒に歩いてくれました。母の笑顔をみると「少しは、親孝行できたかな」と思っています。 Q.本番まで様々な神事が行なわれます。実際に毛利さんが参加された神事はどういったものでしょうか。 私は、「顔合わせ」・「禊の儀」・「本祭(行列)」に参加しました。「禊の儀」は葵祭の開始を知らせ、斎王代以下、女人列に参加する40名の女性が身を清める神事のことです。十二単を着た斎王代が、境内の川や池で水に手を浸して身を清める御禊を新聞などでご覧になったことがあると思います。この神事のときに衣装合わせも行ない、素晴らしい衣装に初めて袖を通します。実際に衣装を着ることで、葵祭に参加する実感が沸いてきました。 Q.本祭(行列)のスタート前、どのようなお気持ちで迎えられましたか。 葵祭への参加を決めてから、「平安時代の衣装を身に着け、本当に8kmも歩けるかな・・・」と不安でした。普段から浴衣や着物を着る機会はあっても、平安時代の重さもある衣装では、どのくらい自由に身動きが取れるのかも想像できませんでした。しかし、当日朝、着付なども終わる頃にはワクワクする気持ちに変わっていました。緊張はしていたものの、いざ始まると驚くほど落ち着いていて、沿道にいらっしゃる方々や新緑の美しい風景なども楽しむことができました。やはり、メインは斎王代ですので私達に注目されることは少ないかもしれませんが、表情や所作に気をつけながら、最後まで疲れた表情を見せないように気を引き締めて歩きました。 実は、今年の斎王代を務めた負野さんとは幼馴染です。ニュースで斎王代が負野さんだと知ったときはとても驚きました。その後、本人からも連絡をもらい、葵祭に一緒に参加できることを楽しみにしていました。出発前、「最後までがんばろうね」と声をかけ合い、上賀茂神社に到着できたときは、ホッとしました。 Q.本祭を終えられたときのお気持ちを教えてください。 子どもの頃から「いつかは参加してみたい」と思っていた葵祭に参加できた嬉しさと、違う世界に迷い込んだような驚きが混ざりあい、とても不思議な感じでした。無事に終えられた理由のひとつに、歩きやすく、でも着崩れしないように衣装を着付ていただいたことがあると思います。私が関わったことは、ほんの一部ですが、様々な方々の支えがあるからこそ、1000年以上続く祭が守られていることを知りました。一生に一度あるかないかの体験、一つひとつの作法が思いで深いものになりました。また、沿道にいる子ども達からは「お姫様みたい」と声をかけていただき、嬉しかったですね。「私も子ども頃、きっと同じことを言っていただろうな・・・」と、笑みがこぼれる瞬間でした。 Q.現在、大学院で学んでいらっしゃいます。どのようなことを学ばれているか教えてください。 主に「建築設計」と「ランドスケープ・デザイン」について学んでいます。「建築設計」については、高校生の頃から興味を持ち始め、立命館大学理工学部でを学べることを知り、受験を決めました。一方、「ランドスケープ・デザイン」については、大学入学後に知りました。ランドスケープは、景色や風景という意味ですが、建築・デザインの分野では、都市における広場や公園などの公共空間のデザインのことを言います。学部生のときに講義を受けるなかで興味を持ち、「もっと深く学びたい」と大学院への進学を決心しました。 今まで受けた講義のなかで面白かった講義のひとつが「デザイン演習」です。外部講師の方々と立命館大学の教授陣に教えていただきながら、実際に建築することを前提に設計し、発表するという科目です。前期・後期に二つずつ課題が出るため、設計図の作成や発表準備などスケジュール管理も難しく、一番大変な講義でもありました。その分、終えたときの達成感・充実感は強く、大きな自信にも繋がったと思います。 Q.サークルなどの活動に参加されていますか。 アコースティックギターサークルと、建築サークル「Design Factory」で活動しています。アコースティックギターサークルは、何か楽器を始めたいと思い見学へ行き、楽しそうな雰囲気に入学後すぐに入部を決めました。Design Factoryは、立命館大学理工学部建築都市デザイン学科の学生が集まったサークルです。岐阜県にある加子母(かしも)という地域で実際に建築を行ない、その地域の発展を目指すことを主な活動としています。講義で学んだことを活かせることに魅力を感じています。 Q. 岐阜県中津川市加子母村での活動を教えてください。 毎年夏に加子母村で、「加子母木匠塾」に参加しています。この地区は林業との関わりが深く、加子母地域ならではの木材や木造建築について学んだり、他大学の建築学科生との交流を深めています。普段講義で学んでいる建築・デザインを基礎に、地元工務店の方々の協力を得ながら設計・建築を行なうなど、設計部門3?4名を中心に約30名のメンバーで、2週間の工期で完成を目指します。 学部生時代に参加したときは、テラスを張り出した展望台を造りました。釘などを使わない伝統工法を採用し、地元の工務店の方々に教えていただきながら、建てていきます。設計を見直したり、デザインについて議論したりの繰り返しで寝不足が続きましたが、完成した瞬間に今までの苦労も寝不足の疲れも吹き飛ぶほど嬉しかったです。工期内に完成できたことの安堵感もありましたが、みんなをまとめることなど私自身も成長できたと感じています。 Q.来春には修了を迎えます。学生生活を振り返り、印象に残っていることはありますか? 立命館大学入学当初「ブレーキをかけず、思うままに行動したい」という目標を掲げていました。この目標どおり、やりたいことには挑戦し続けてきました。高校生の頃に思い描いていた大学生活は、予想以上に熱中することも多く、とても楽しむことができたと思います。小学校から大学院までを振り返り、「立命館大学で過ごした時間が一番楽しかった」と、胸を張って言えます。 勉強に加えてサークル活動も楽しめました。最近は、アコースティックギターサークルの釣り好きな友人に誘われて釣りも始め、和歌山まで海釣りにも行きました。家で音楽を聴いてゆっくりすることも好きですが、「遊ぶぞ」と決めたらどこへでも行きます。大学でさらにアクティブになったかもしれませんね(笑)。 Q.これからの夢を教えてください。 希望した会社の建築部門から内定をいただき、来春から社会人としての一歩を踏み出します。設計は、何をもって立派というかは、人それぞれだと思います。伝統工法を極めていくのか、現代の技術の発展に力を注ぐのか、まだ自分自身でもどんな「立派」を目指していくか漠然としています。大学で学んだこと、働くなかで身につける技術などを活かし、「立派な建物を造りたい」と思っています。 また、京都から離れるため葵祭にもう一度参加することは難しいと思いますが、もし、将来結婚し、子どもが生まれてご縁があれば、私の両親のように「葵祭に参加してみない?」と聞いてみたいですね。今回、葵祭に参加できたことで、「1000年以上続く伝統をこれからも伝えていかなければいけない」と、責任と義務を勝手に感じています(笑)。 ??? いかがでしたでしょうか。 葵祭を見るおすすめスポットを伺うと、「京都市北区の御薗橋付近です。現代的な建物も少なく、新緑の木々と平安装束のコントラストがとても綺麗です。私も大好きな場所です」と教えてくださいました。華やかな衣装に加え、京都の町や景色も合わせて楽しめる葵祭の魅力を改めて知ることができました。来年の葵祭が待ち遠しいです。 |
▼▼編集後記▼▼ 今回は、立命館大学衣笠キャンパス地域連携課職員・漢字教育士の久保裕之さん(法学部1987年卒・香川県出身)をご紹介します。久保さんが、全国で開催している大人気の体験型漢字講座「漢字探検隊」が2019年6月に200回を超えました。10年以上愛される「漢字探検隊」の秘密にせまりました。 ??? 私は物心ついたときから漢字が好きでした。立命館に入職する前も、漢字に関わる仕事に携わっていました。そんな私を更に漢字の世界に引き込んでくださったのが、入職後に出会った故白川静・立命館大学名誉教授です。白川先生は、「漢字は記号ではない。古代の方たちの考え方や生活のあり様が漢字に表されている。そういうことを知って、漢字を学んでほしい」と常々おっしゃっていました。暗記ではなく理解させる系統立った漢字教育の必要性、その方法として、漢字の形を成り立ちから考える研究を白川先生は進められていました。これらの研究成果をもとに、白川静記念東洋文字文化研究所では東洋文字文化の教育・普及を目的とした文化事業を行なっています。 この文化事業のひとつに、体験型漢字講座「漢字探検隊」があります。白川先生の教えに基づき、漢字の構造を子どもから大人の方々まで幅広く理解していただこうと、2007年からスタートした取り組みです。記念すべき第1回漢字探検隊は、「漢字ジェスチャー大会」(2007年3月)でした。当時は、広報の手段が確立されていなかったため、立命館小学校でチラシを配ってもらい宣伝を行ないました。参加者が集まるのか不安でしたが、チラシ配布の2日後には80名の応募があり、安堵しました。第2回目となる京都市動物園での開催(2007年5月)には100名を超える応募、「今後も続けていける」と不安が確信に変わりました。そして、子ども以上に付き添いできている大人が楽しんでいる姿を見て、「大人を対象にした漢字探検隊も面白いのでは…」と考え、月桂冠を舞台に「大人版の漢字探検隊」も開催しました。 (写真1枚目)姫路市動物園で「動物」にまつわる漢字探検隊 (写真2枚目)月桂冠大倉記念館で「お酒」にまつわる漢字探検隊 これまで、北は北海道札幌市から南は福岡県久留米市まで、動物園や植物園、世界遺産など様々な舞台で実施してきた漢字探検隊が、今年6月に200回を超えました。多くの方々に漢字の成り立ちや体系をお伝えすることができ、嬉しく思っています。最近では、木簡に筆で古代文字を書いたり、はんこを作ったり、様々な工夫を凝らして文字と触れ合う機会、きっかけを増やしています。 次の目標は、全国通算300回、京都開催100回(現在60回)です。まだ訪れることができていない地域もたくさんありますので、今後も様々な地域・舞台そして方法で漢字文化を伝えていきます。 京都漢字探検隊「古代文字をスクラッチ」 ??? 「『漢字』は、年齢・性別を問わず、誰しもが楽しめるツールだと思います。『漢字好きな人』をもっと増やしたい」と、久保さんの夢は膨らみます。6月30日(日)に開催される「漢字ワークショップ祭」は、「みんなで漢字と触れ合える」企画が盛りだくさんです。是非ご参加ください。 (立命館CLUB事務局 坂東) |
▼▼第164号読者プレゼント▼▼ 今回は、「Rマーク入りうちわ」を5名様にプレゼントします。 プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。 なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。 <応募締切:6/24(月)> 【パソコンの方はコチラ】 【携帯電話の方はコチラ】 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp) 応募必要事項 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想: (5)プレゼント発表時の氏名公開:可 否 (否の場合はイニシャルで表記いたします。 ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。) ▼163号読プレ当選発表▼ 多数のご応募ありがとうございました。163号の読者プレゼント当選者の発表です。 プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。 ・N.A.さん(福岡県)・アイゼンさん(群馬県)・南宏直さん(神奈川県) 次回のご応募もお待ちしています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 次回配信予定は6月28日(金)です。お楽しみに。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆バックナンバー https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/ ◆立命館CLUBホームページ https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/ ◆立命館大学ホームページ https://www.ritsumei.ac.jp/ ◆配信先の変更・解除 https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mbsd-meljr-a849c83c0a4b477a2a6d631dde627b21 [注意] ※リンク先は、時間の経過と共に変更・消去されることがあります。ご了承ください。 ※メールマガジンを転載、その他の利用によって生じる事象について、立命館大学では一切の責任を持ちません。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ 発行:立命館大学立命館CLUB事務局 ■■ 〒604?8520京都市中京区西ノ京朱雀町1番地 ■■ TEL:075?813?8118 ■■ FAX:075?813?8119 ■■ ご意見、お問い合わせなどは、下記までお願いいたします。 ■■ メール rclub@st.ritsumei.ac.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ |
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