RITSUMEIKAN 立命館大学



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▼ ▼EVENT(スポーツ/学芸)▼▼

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【1】[@京都・滋賀][有料][要事前申込]
ラグビー部「2020ムロオ関西大学ラグビーAリーグ」

◆同志社大学戦
[日 時]11月15日(日)14:00~
[場 所]宝が池球技場(京都市左京区松ケ崎西池ノ内町2)

◆関西大学戦
[日 時]11月21日(土)11:00~
[場 所]布引グリーンスタジアム(滋賀県東近江市芝原町1503)

[入場料]一般1,500円、小・中・高生500円
※当日券は会場での販売はございません。チケットぴあなどでお買い求めください。
※チケット販売数は会場収容定員の50%以内となります。

詳細はコチラ≫

チケット詳細はコチラ≫

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【2】[@東京(オンライン)][無料][申込不要]
女子ホッケー部「高円宮牌2020ホッケー日本リーグ ファイナルステージ」

全日本学生ホッケー選手権大会(インカレ)で3年ぶり5回目の優勝を果たしました。日本リーグでの活躍にもご注目ください。

[日 時]11月21日(土)11:30~ 東海学院大学戦
※11月22日(日)は、21日(土)の試合結果により開始時間が決まります。
[場 所]大井ホッケー競技場(東京都品川区八潮4丁目1-19)
※全試合ライブ配信予定です。

詳細はコチラ≫


▼▼輝く学生インタビュー▼▼

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 第163回 輝く学生インタビュー
  キャンパス内での「気付き」から始まった~落ち葉を活用して野菜をつくる
                      きぬがさ農園Kreis
 阿部桃子さん
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このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介します。今回ご紹介するのは、阿部桃子さん(国際関係学部2回生・東京都出身)です。阿部さんが代表を務める「きぬがさ農園Kreis(クライス)」は、本学の教職員・地域住民の方々と協力しながら、衣笠キャンパスにある「きぬがさ農園」の運営に携わっています。これまでの活動について伺いました。

Q.「きぬがさ農園」について教えてください。
「きぬがさ農園」は、京都衣笠体育館西側の旧聖ヨゼフ修道院跡地を活用して、今年5月から野菜・花を栽培しています。立命館大学の教職員・地域住民の方々と協力しながら、春学期はかぼちゃ・オクラ・さつまいも、秋学期はカブ・大根・白菜・人参などを栽培しています。農作業に詳しい地域の方から「赤じそやマリーゴールドは害虫予防に良い」とアドバイスをいただき、一緒に育てています。
子どもから大人まで、これまで延べ100名を超える地域住民の方々が農園を訪れ、一緒に農作業に取り組んでいます。
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Q.「きぬがさ農園」ができた経緯について教えてください。

私は1回生の時、国際関係学部で「国連入門」「基礎演習」などで「持続可能な開発目標(以下、SDGs)」について学んでいました。2015年9月の国連総会で定められたSDGsは、環境・貧困・紛争・教育・食糧など、持続可能な社会を実現するために私たちが取り組むべき課題を提示しています。
2019年10月、衣笠キャンパスを歩いていると、落ち葉を回収する業者の方々を見かけました。「この落ち葉はどうするのですか」と話しかけたところ、「ゴミ収集車に来てもらって、処分している」と教えていただきました。「このまま捨てるのはもったいない。落ち葉を活用して肥料にすれば、SDGsの目標達成に繋がる」と考え、地域連携課の職員の方に相談しました。
また、以前から地域連携課でも「旧聖ヨゼフ修道院跡地を活用して野菜などを栽培したい」という話があったそうです。私の相談も重なり、「落ち葉を腐葉土にして、キャンパス内で農園を運営しよう」と、この取り組みが始まりました。

Q.現在の活動について教えてください。

農園は5月に完成しましたが、新型コロナウイルス感染拡大のため、秋学期が始まるまでは、地域連携課の方々が中心となって運営をしてくださいました。8月に入り、かぼちゃ・さつまいもなどを収穫することができるようになりました。早く本格的に関わりたいという想いがある一方、なかなか参加できず、もやもやした気持ちがずっとありました。
現在は、毎週木曜日15時~16時30分まで地域の方々も参加しながら、農作業をしています。このような状況ですので、「検温」「マスクの着用」「道具のアルコール消毒」「ソーシャルディスタンスの確保」などを徹底しています。
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農園の様子を見に行った時、「どこの出身なの?」「何を勉強しているの?」など、地域の方々から色々と話しかけていただき、会話を楽しみました。参加いただいた方々から「コロナ禍で外出が制限された期間が長かったので、久しぶりに人と触れ合う貴重な機会になった」といった声をよくいただきます。
10月中旬には、至徳館2階にある「立命館みらい保育園きぬがさ」の園児約15名が「きぬがさ農園」を訪れ、「さつまいも掘り」をしました。この保育園は、立命館大学の教職員・学生の子どもを対象として2018年9月に開設されました。「こんな大きいのがとれたよ」と嬉しそうに周りに話しかける子、さつまいも掘りより虫を追いかけることに一生懸命な子、隣に咲いているマリーゴールドが欲しいとお願いする子など、子どもたちの自由な雰囲気に触れ、見守っていた私たちも自然と笑顔になりました。マリーゴールドをブーケにして、みんなに1つずつ渡したところ、さつまいも以上に人気でした(笑)。
実は、この農園を始めると決めた時に、これほど多くの地域の方々が参加してくださるとは思っていませんでした。実際活動を始めてみると、参加者の方々、そして園児との交流の場ともなっていて、やりがいを感じています。
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Q.存心館食堂で収穫したかぼちゃを提供していると伺いました。どのような取り組みか教えてください。

生協の存心館食堂で、収穫したかぼちゃを使い、8月下旬は天ぷら・ピリ辛豚肉野菜炒め、10月中旬にはそぼろあんかけを提供していただきました。もちろん味もよいのですが、食堂で提供されたことによって、学生・教職員の方々に「きぬがさ農園」の活動を知っていただくきっかけになっているという話を地域連携課の方々から伺いました。第3弾に向けて、現在は冬野菜のカブ・大根・白菜・人参などを育てています。
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Q.「きぬがさ農園」で今後取り組みたいことについて教えてください。
このような状況ですので制限がありますが、この取り組みの知名度を高めて、学生の参加者を増やしていきたいと思います。
昨年の秋~冬に集めた落ち葉は、「タヒロン」という腐葉土化するために使用するメッシュバッグに入れて、半年~1年熟成させています。ようやく腐葉土になって、使用できる状態になりましたが、キャンパス内のミミズを「タヒロン」に入れて、さらに細かく分解されるように工夫しています。今年の落ち葉も回収して、腐葉土化を進めています。完成した腐葉土は、農園に加えてキャンパス内にある植栽などにも活用したり、地域の方々にもお配りする予定です。
そして、新たな取り組みとして「馬糞の活用」も検討しています。現在、馬術部は外部に委託して有料で馬糞の処理しているのですが、肥料として活用ができないか、地域連携課・馬術部を中心に検討を始めています。
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Q.国際関係学部に進学された経緯、今後学びたいことについて教えてください。

もともと自分の知らないことに興味があり、「東京出身なので、住んだことのない関西の大学に進学したい」「日本に加えて、世界がどのように動いているのか勉強したい」と思い、立命館大学国際関係学部を選びました。
今は開発経済学に興味を持っています。大学の授業は「答えがないなかで、どのように考えるか」が常に問われます。難しさを痛感していますが、開発経済学で様々な理論を学ぶことにより、世の中の動き・情報を整理して少しずつ自分なりに理解できるようになりました。もちろん理論の枠に収まらないこともたくさんあります。今後は様々な視点で世界を捉えて、「環境に配慮したうえで、今後どうしていくべきなのか」をしっかりと考えられるように学びを深めていきたいと思います。
「きぬがさ農園」の取り組みは、まさに「国際関係学部で学んだことを活かすことができる“実践の場”」です。「落ち葉を活用する」「地域の方々と協力しながら取り組む」ことは、世界的な環境問題の解決に繋がる一歩だと感じています。
実際にかぼちゃを収穫した時は、「本当にできた」という喜びに加えて、これまでの取り組みを思い出し、「地域の方々や教職員の方々の支えがあったからこそ、ここまで活動できた」と、改めて感謝の気持ちが込み上げてきました。これからもこの気持ちを大切にして、皆さんと一緒に「きぬがさ農園」を運営していきたいと思います。

【田中真也さん(衣笠キャンパス地域連携課・職員)からのコメント】

農作物を育てるにあたっては、水やり・手入れなどの「日々の世話」が一番大切であり、最も大変です。現在も制限があるなかでの活動ではありますが、地域の方々や教職員の協力によって、運営することができています。
参加者に実施しているアンケートでは、「立命館大学を身近に感じるようになった」といった声を数多くいただいています。「きぬがさ農園」が地域と大学の交流の場になっていることを改めて実感しました。今後は、新たな取り組みにも積極的に挑戦して、地域・大学・学生が一体となってこの活動を盛り上げていければと思います。

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11月2日(月)には衣笠キャンパス地域連携課が立命館小学校2年生の児童たちに腐葉土の作り方のレクチャーを実施、今後小学校でも落ち葉を集めて腐葉土作りに取り組むそうです。
また、生協とのコラボレーション第3弾に向けて、冬野菜を栽培している「きぬがさ農園」。なかでもカブがよく育っているとのこと、どんなメニューになるか今から楽しみです!



▼▼編集後記▼▼

11月4日(水)、プロ野球ドラフト会議で阪神タイガースから4位指名を受けた硬式野球部・榮枝裕貴選手(文学部4回生・高知県出身)、主務を務める西野悠泰さん(産業社会学部4回生・大阪府出身)が、森島朋三・学校法人立命館理事長、仲谷善雄・立命館大学長を訪問しました。
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森島理事長は、「基礎を大切に、強い意志をもって、球界を代表する選手になってほしい」と、榮枝選手を激励しました。また、仲谷学長は、「キャッチャーはハードなポジションなので、身体を大切にし、球界で長く活躍する選手になってほしい」と、期待を寄せました。

<榮枝裕貴選手>
レギュラーになれたのは4回生からです。残念ながら、春季シーズンは中止となりましたが、コツコツと練習を重ね、安定的な力を出せる状態で秋季シーズンを迎えました。プレーに自信がついてきたなかで、阪神タイガースから4位で指名を受けることができ、ホッとしています。
立命館の大先輩である古田敦也さん、同じ阪神タイガースでキャッチャーの梅野隆太郎さんのように、守備でも打撃でも活躍できる選手になりたいです。そして、球界を代表するキャッチャーになれるように、さらにレベルアップしていきたいと思っています。
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<西野悠泰さん>

榮枝選手は、アマチュア屈指の強肩、フットワークの軽さから生み出されるスピード感あふれる守備が魅力です。さらに、打撃面ではチャンスに強く、ここぞという場面で結果を出すことができる勝負強さも兼ね備えています。また、非常に自分の考えを強く持っており、周りに流されることなく自分のペースで自主練習に励む姿をよく目にしました。プロでも活躍してくれると信じています。
私自身は、硬式野球部で主務として活動するなかで大変なことも多くありましたが、愛校心が強くなってきたと感じます。野球に限らず、自分が学んだ学園を未来の人達にも知ってもらいたいと考えるようになりました。卒業後は、商社に就職しますが、将来、立命館と関わる機会ができれば嬉しいですね。それまでに、私自身も成長したいと思います。
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左から、森島理事長・西野さん・榮枝選手・仲谷学長

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お二人とも「立命館大学でよかった。ここで成長できたことに感謝し、さらにレベルアップしたい」と、力強く話してくださったことが印象的でした。守備に定評のある榮枝選手、プロ野球での好プレーが楽しみです。


(立命館CLUB事務局)



▼▼第194号読者プレゼント▼▼

今回は、「立命館オリジナルのお箸」3名様にプレゼントします。
お箸のデザインは3種類、どれが届くかはお楽しみに!
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プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:11/23(月・祝)>

【携帯電話の方はコチラ】

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、
    立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼第193号読プレ当選発表▼
多数のご応募ありがとうございました。193号の読者プレゼント(立命館オリジナルクリアファイル)の当選者発表です。
プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

・三四郎さん(新潟県)・K.F.さん(京都府)・さくさくさん(石川県)・mipoさん(徳島県)・小谷和義さん(滋賀県)・佐々木健さん(青森県)・シゲさん(広島県)・クロマンさん(福岡県)・ミッチーさん(東京都)・エスマサさん(三重県)・まさ様MKさん(栃木県)・K.Y.さん(静岡県)・fukawamaruさん(山口県)・安藤千春さん(兵庫県)・牛田智宏さん(愛知県)・玉井清太郎さん(大阪府)・Annaさん(京都府)・T.M.さん(岐阜県)・ちーママさん(千葉県)・yさん(和歌山県)

次回のご応募もお待ちしています。

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次回配信予定は11月27日(金)です。お楽しみに。
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