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▼▼EVENT(スポーツ/学芸)▼▼

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【1】[@広島][有料][申込不要]
陸上競技部「サトウ食品 日本グランプリシリーズ 広島大会
      第55回織田幹雄記念国際陸上競技大会


立命館大学体育会女子陸上競技部からは、100mに壹岐あいこ(スポーツ健康科学部3回生)・新名陽花(食マネジメント学部1回生)、5000mに小林朝(スポーツ健康科学部2回生)・西原愛華(スポーツ健康科学部2回生)が出場予定です。テレビ中継もされます。是非ご覧ください。

[日 時]4月29日(木・祝)
[場 所]広島広域公園陸上競技場<エディオンスタジアム広島>(広島市安佐南区大塚西5丁目1-1)
[その他]NHK BS1(15:00~16:00) 生中継
 ※新型コロナウイルスの感染拡大状況によっては、中止・延期となる場合がございます。
  公式サイトをご確認ください。

詳細はコチラ≫
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▼▼輝く学生インタビュー▼▼

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   第173回 輝く学生インタビュー
                                新入生代表挨拶特集                       
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このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介します。前号に続き、新入生代表として入学式で挨拶された際の内容全文をお届けします!今回ご紹介するのは、岡田稜子さん(食マネジメント学部・大阪府出身)富岡大貴さん(理工学部・滋賀県出身)です。

まずは、食マネジメント学部の岡田稜子さんにお話を伺いました。
Q.入学式での新入生代表挨拶を終えて、今どのようお気持ちですか?
「皆で一緒に大学生活を頑張っていこう」という想いをしっかりと伝えられるように、何度も書き直しを重ね、原稿を作りました。また、入学式の大事な時間をいただくので、当日までの1カ月間、毎日1回は声に出して練習しました。特に前日は「舞台上での立ち振る舞い」も意識して、鏡の前で何度も練習しました。その結果、本番では「自分が持っているものは出し切れた」という達成感がありました。緊張から解放されて、正直ホッとしています(笑)。
ライブ配信で見ていた両親や祖父母から「良かったよ」「よく頑張ったね」と感想をもらい、とても嬉しかったです。また、授業が同じになった学生から「新入生代表挨拶、していたよね?」と声をかけられ、そこから会話が弾み、友達もできたので、大役を引き受けて良かったと改めて思いました。

Q.新入生オリエンテーションも終わり、授業も始まりました。大学生活はいかがでしょうか。

パソコンはじめIT関係のことがあまり得意ではないので、不安もありましたが、「manaba+R」(Web上の学修支援システム)にログインすれば、時間割・授業に必要な資料・オンライン授業のURLなど簡単に確認できるので、本当に便利で助かっています。
受講している「食科学入門」では、「食」をテーマに様々な先生から各分野の基本的な知識を学ぶことができ、新たな発見の連続で楽しい毎日です。この授業を通して視野を広げ、自分が興味のあることは何なのか、しっかりと考えていきたいと思います。

Q.これから挑戦したいことを教えてください。
食マネジメント学部の学生が中心となり、企業とお土産を共同開発して滋賀県の魅力を発信している団体「ぎゅっと滋賀」に参加したいと考えています。活動を通して、歴史や文化を学び、その魅力を発信することで、この春から下宿を始めた南草津を含め、滋賀県のことをもっと好きになりたいと思います。また、スポーツが大好きで新しいことに挑戦したいとも思っていたので、「体育会女子ラクロス部」にも興味があります。色々な活動を通して生まれる出会いを大切にしながら、大学生活を充実したものにしていきたいと思います。
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◆岡田稜子さん(食マネジメント学部)の挨拶全文◆
朝晩の寒さも和らぎ、本格的な春の訪れを感じられるようになりました。このような日に立命館大学に入学できることを、とても嬉しく思います。

新入生代表として挨拶をというお話を頂いたとき、二つ返事でお受けしたのですが、新入生代表として私に何が喋れるのか、非常に考えました。本日は、私が経験して得た大切だと考える二つのことについてについてお話します。
まずお話しするのは、一見無関係に見える経験や習慣も全てつながっていて、今の自分をつくっているということです。
私が食に興味を持ったきっかけは、ニュージーランドで一年間留学をしたことです。最初は英語が喋れず、友だちが全く出来ませんでした。そんな私の転機となったのが学校のランチタイムでした。世界中から集まった留学生が、それぞれの国の料理を持ち寄りました。見たこともない料理がたくさんあり、作り方や材料を質問したり、食べ物を交換して味見をさせてもらったりしました。食を囲むと、自然と話が弾み、たくさんの友人を作ることができました。食べることは、おいしさや幸せを感じられるだけでなく、言葉のいらないコミュニケーションのツールでもあることを知り、この経験から、私は食の素晴らしさに気づき、興味を持ちました。
また、ここで、アップルの創業者、スティーブジョブズさんについてもお話しさせてください。全ての人に使いやすく、きれいなフォルムを持つ製品を作ることに、彼はこだわりを持っていました。美しい書体を学ぶカリグラフィーや、日頃から行っていた瞑想を通じて、iPhoneやiPadといった製品作りのインスピレーションを受けていたそうです。
今お話しした、食の興味と留学や、スティーブジョブズや瞑想の話のように、一見無関係に見えるもの全てがつながっていることに、あるとき気付かされました。経験に無駄なものは一つとしてなく、日々の生活全てが私を形作っています。

次にお話するのは、実際に行動を起こすことの大切さです。
食に興味を持って以降、私はスパイスカレー作りにこった時期がありました。始めは、どのようなスパイスを使えば良いのかも分かりませんでした。そこで、実際にスパイスのお店に行って尋ねることにしました。突然の訪問にもかかわらず、スパイスごとの味や香り、スパイスの組み合わせ方は無限にあることを丁寧に教えていただき、これがきっかけとなり、もっと勉強して自分好みのカレーを作れるようになろうという意欲も高まりました。
たとえ行動を起こしたとしても、全てが上手くいくわけではないかもしれません。それでも、自ら行動を起こすことは、新たな知識や周りの人からの支援を得る、第一歩になってくれると実感できました。

さて、きっとみなさんも入学に至るまでの経験や物語があったことと思います。様々なオリジナルのストーリーを持つ皆さんと共に学ぶことを、とても楽しみにしています。
私は目標があります。食マネジメント学部でこれから学ぶことは、私の持つ食のイメージがひっくり返るような驚きや気づきに満ちていると思います。私の目標は、皆さんとそんなたくさんの発見をすることです。
新しい知識を柔軟に吸収し、考え、そして共に成長しましょう。
最後にはなりましたが、このような素晴らしい式を挙行してく下さった関係者の皆様に感謝申し上げます。以上を持ちまして、新入生代表の挨拶とさせて頂きます。

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続いて、理工学部の富岡大貴さんにお話を伺いました。
Q.入学式での新入生代表挨拶を終えて、感想はいかがですか?
人前で話すことがあまり得意ではないので、当日はとても緊張しました。しかし、登壇してみると、誰がどこから見ているのか全く把握できないほど人が多かったので、「人から見られている」という感覚がなくなり、思っていたよりも落ち着いて話すことができました(笑)。ライブ配信で見ていた母親から「挨拶を見て、泣いた」と言われた時は、自分の成長した姿を少しは見せられたのかなと思い、嬉しかったですね。

Q.気になっている研究分野はありますか?
先日、友達と研究室棟を歩いていた時、理工学部には様々な研究分野があるということに改めて気づきました。特に「ソフトロボティクス」が気になりました。ロボットは主に金属を使った「硬い」イメージがありますが、「ソフトロボティクス」では、柔らかい材料を用いた新しいロボット製作の研究をしているそうです。小学3年生からロボット作りに取り組んできたのですが、そのようなロボットを見たことがなかったので、とても興味がわきました。

Q.これからの夢を教えてください。
「Ri-one」というサークルに入って、ロボット作りの知識をしっかりと蓄えていきたいと思います。また、新しいことに挑戦しようと去年からプログラミングの勉強を始めました。出身高校の最寄りのバス停から「何分後にバスが発車するか」を表示するアプリを開発したり、立命館大学版も作成して、友達に配布したりしています。
今は、ロボット作りとプログラミングの技術や知識を組み合わせて、社会課題を解決できるような何かを作り出せないか模索しています。例えば、コロナ禍において、マスクをしているので相手の表情がわかりづらかったり、コミュニケーションが希薄になったりしていると思います。ロボット作りで培った技術を用いて、誰がどこにいるのか位置情報を収集したり、その情報をアプリ上で把握することができると考えています。このような状況下だからこそ、人と人が繋がり合うきっかけを生み出すような、新しいアプリ開発にも挑戦したいと考えています。
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◆富岡大貴さん(理工学部)の挨拶全文◆

桜の花が春の風に乗って舞うこの良き日に、私たち新入生一同は高い志を持ち入学式を迎えました。

コロナ禍で大変な情勢にありながらも、本日、入学式を取り行っていただき、心より感謝申し上げます。
これまで私たちを支えてくれた家族、友人、先生方、またそのほか全ての人に感謝申し上げます。そしてこれからお世話になる先生方、先輩方、関係者のみなさま、私たちをよろしくお願いします。

私たちは、いわゆる'コロナ時代' と呼ばれる年にこの立命館大学に入学します。
コロナという言葉を聞くとよくない印象を持ちますが、良い面もあり、例えばデジタルトランスフォーメンションの加速などがあります。ZOOMによるオンライン会議の数が増えたり、テレワークが当たり前の社会になったり、時代の流れが急速に進み、今まで当たり前だったことが変革の時期を迎えています。そしてこれからの私たちには、これまでとは違うアプローチの仕方が求められていると私は感じています。

私は幼少期からロボットを制作し、高校生の部活でもロボカップジュニアに参加していました。
ロボット競技も時代の流れが早く、技術というものは競走するとレベルが上がるスピードが加速していくことを感じました。私は今までの先輩競技者の方達の作ったものを見ては真似て見ては真似ての繰り返しでロボットを作り上げてきました。しかし、いつまでたっても世界レベルには届きませんでした。他の人や今までのセオリーに従ったロボットづくりでは勝てなかったのです。

高校1年の時、私は他のチームが全くやっていない違う方法でロボットを作ることにしました。
ケーブルの軽量化からパーツの無駄な部分の削ぎ落とし、独自の基板を作り発注して最小限の機能を搭載し、ありとあらゆる部品の小型化、軽量化を行い、限られた重量制限の中で最大限の機能を詰め込みました。その結果、ロボットのポテンシャルは上り更に他のチームにはできない動きをするものを作ることができるようになりました。結果、私はようやく世界大会で3位を獲得できました。

世界大会に出た後、私は様々なことを感じるようになりました。
英語の重要性はもちろん、技術開発は個人の目的のために使うだけでは意味がないこと、そして技術開発をする人こそ社会問題を知る必要があることです。

近年SDGsというワードを耳にする機会が増えたのではないでしょうか。Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標と呼ばれるもので、世界中の色んなところで必要性が語られています。
理工学を学ぶ私たちはものづくりにこれから関わっていきます。技術研究や開発は社会に良い影響をもたらすと同時に社会に負荷をかけるものでもあります。人間の利益を優先技術で、最終的に人間の生きる社会を滅ぼすわけにはいきません。そのため、技術基盤を学んでいく私たちは、持続可能性を持ったイノベーションで世界を優しくしていかなくてはならないと私は思います。

技術開発とSDGsは相反するものでありますが、だからこそ、どちらも理解した人間が必要なのだと信じ、これから私は社会をよくする技術を作れる人になることを目指し、社会に新しい価値を作っていくことを目指し、日々精進していきます。

以上をもちまして、新入生代表の挨拶とさせていただきます。

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いかがでしたでしょうか。
インタビューを通して、大学での授業や仲間たちとの出会いに胸をときめかして、ワクワクされている様子が伝わってきました。新型コロナウイルス感染拡大のため、4月19日(月)からオンラインを中心とした授業に切り替わり、様々な不安もあるかと思いますが、入学式で語った夢や想いを大切に充実した学生生活を過ごされることを願っています。
立命館大学のYouTubeチャンネルでは、岡田さんや富岡さんはじめ12名の新入生代表挨拶含む入学式当日の様子を動画で配信しています。是非ご覧ください。


立命館大学 YouTubeチャンネル≫


▼▼編集後記▼▼

今回は、大分県の明豊高校野球部監督・川崎絢平さん(産業社会学部2004年卒・和歌山県出身)をご紹介します。明豊高校野球部は、3月19日(金)~4月1日(木)まで開催された「第93回選抜高等学校野球大会(春のセンバツ)」に出場、大分県勢として54年ぶりの決勝進出を果たしました。

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今年の春のセンバツでは、1~2点差の拮抗した試合を勝ち上がり、明豊高校として春夏あわせて初めて、決勝に進出することができました。優勝をかけた東海大学付属相模高校との試合では、9回裏に逆転され3-2で敗れました。「日本一」を目指して取り組んできたので、あともう一歩のところで目標を達成できなかった悔しさから、多くの選手たちが涙を流していました。
大会終了直後は、「準優勝、おめでとうございます」と言われると、嬉しい反面、決勝で負けた悔しさがこみ上げてきました。しかし、学校に届いた多くのお花や祝電を目の当たりにしたり、地域住民の方々から「よくやった」「おめでとう」という声をかけていただくなかで、私も選手たちも、自分たちが成し遂げたことの大きさに改めて気付かせていただきました。
以前のインタビュー(立命館CLUB第190号[2020年9月11日発行])でもお話した通り、明豊高校野球部は、「打つ・守る・走る」という「当たり前の練習」を積み重ねることを大切にしています。ファインプレーを狙うのではなく、「当たり前」に取れるアウトを一つずつ積み上げるということです。その結果、今大会5試合全て無失策で終えることができました。
閉会式中に大会を振り返り、「夏の甲子園で優勝するにはどうすればいいか」と、気持ちをすぐに切り替えました。春のセンバツで明らかになった課題一つひとつと向き合い、「当たり前」を積み重ねて、「日本一」を目指していきたいと思います。
2019年の春のセンバツは「ベスト4」、今春は「準優勝」と階段を着実に登ってきました。最後に待ち構える「日本一」への階段は、とてつもなく高い“ツルツルの壁”のように感じています。チーム一丸となって何とかよじ登って、念願の「日本一」を達成したいと思います。引き続き、皆様の応援よろしくお願いします。
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決勝前日、高校時代の恩師である智弁和歌山高校の高嶋仁名誉監督と電話で話した際「優勝するには、まだ早いんじゃないか」と言われたとのこと。「まだまだ優勝するチャンスはあるのだから、気負わずいつも通りに、という意味だと受け止めました」という川崎監督。冗談めかして緊張を和ませてくれる恩師の優しさを改めて感じたそうです。「滅多にないチャンスだとわかっていたので、やっぱり何とかものにしたかった」と悔しさを噛みしめながらも、「夏に向けて頑張ります」と力強く語られた声からは、「今度こそは日本一!」という想いがひしひしと伝わってきました。

(立命館CLUB事務局)



▼▼第204号読者プレゼント▼▼

今回は、「立命館オリジナルクリアファイル(2枚セット)」20名様にプレゼントします。
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プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:5/10(月)>

【携帯電話の方はコチラ】

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、
  立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼第203号読プレ当選発表▼
多数のご応募ありがとうございました。203号の読者プレゼント(立命館グッズ アルミボールペン エンジ・シルバーのセット)の当選者発表です。
プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

・H.I.さん(愛知県)・三木俊作さん(兵庫県)・やまだのりこさん(福岡県)・S.H.さん(島根県)・松川徹さん(福井県)

次回のご応募もお待ちしています。

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次回配信予定は5月14日(金)です。お楽しみに。
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