バックナンバー |
![]() |
▼▼EVENT(スポーツ/学芸)▼▼ ─────────────────────────────────────── 【1】[@京都・兵庫][有料][申込不要] 硬式野球部「令和4年度関西学生野球連盟春季リーグ戦」 主将の宮崎尚也選手(経営学部新4回生)、エースの秋山凌祐選手(文学部新2回生)を軸に破壊力抜群の打撃陣と経験豊富な投手陣で相手を圧倒します。悲願の日本一に向けて、2019年春以来のリーグ戦優勝を目指します。 ◆近畿大学戦 [日 時]4月2日(土)13:00~、4月3日(日)10:30~ [場 所]わかさスタジアム京都(京都市右京区西京極新明町29) [入場料]大人1,000円 学生500円(学生証要持参) ◆関西学院大学戦 [日 時]4月16日(土)10:30~、4月17日(日)13:00~ [場 所]ほっともっとフィールド神戸(兵庫県神戸市須磨区緑台) [入場料]大人1,000円 学生500円(学生証要持参) 詳細はコチラ≫ |
▼▼輝く学生インタビュー▼▼ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 第191回 輝く学生インタビュー 仲間を信じ、ともに戦う~“団体戦の将棋”の楽しさ 立命館大学将棋研究会 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介します。今回ご紹介するのは、立命館大学将棋研究会会長の新屋敷宗顕さん(政策科学部3回生・神奈川県出身)と主将の野島進太郎さん(文学部3回生・愛媛県出身)です。2021年12月22日(水)~24日(金)、「第 52 回全日本学生将棋団体対抗戦」が開催され、見事4年ぶりの優勝を果たされました。大会までの取り組みや今後の抱負などを伺いました。 前列左から3番目:野島さん、前列左から4番目:新屋敷さん ※記念写真撮影時のみマスクを外しています。 Q. 将棋研究会について教えてください。 新屋敷さん:将棋研究会は衣笠・BKC・OICに拠点があり、現在は約90名が所属しています。個人戦では6月の「学生名人戦」、12月の「全日本学生将棋十傑戦(学生王将戦)」「全日本学生将棋女流名人戦」、団体戦では9月の「富士通杯争奪全国大学将棋大会」、12月の「全日本学生将棋団体対抗戦(以下、学生王座戦)」が主な大会です。 野島さん:全体での練習は週1回、各キャンパスの部室で対局する機会を設けています。それ以外は各個人に任せています。将棋が大好きな部員が集まっているので、1日数時間、大会前であれば約10時間、対面での対局はもちろん、部員同士オンライン将棋で腕を磨いたり、詰め将棋などに取り組んでいます。「一人ひとりの意識が高い」という点は立命館大学の強みだと思います。 Q. 将棋を始めたきっかけを教えてください。 新屋敷さん:祖父や父親が将棋をしている姿をみて、5歳の頃に始めました。どうしても父親を倒したくて、将棋教室にも通い始めました。2年後、当初目標としていた父親に勝つことができました。今でも父親に勝った時の喜び、その時の父親の悔しそうな顔は鮮明に覚えています。その後、私が勝ち続けるようになると、父親は相手をしてくれなくなりました(笑)。将棋は成長する過程で必ず「この人に勝ちたい」といった出会いが何度もあります。目標に向かって努力し、勝つことができた時の達成感はもちろん、成功体験を積み上げる楽しさも将棋の魅力だと思います。 野島さん:小学5年生の時に学校のクラブ活動で将棋部に入部しました。野球部に入りたかったのですが、人気で入部できず、当時全く興味のなかった将棋部に入ることになりました。初心者だった私は、経験者の同級生たちに負け続け、「悔しいから絶対に勝ちたい」と思っているうちに、どんどん熱中していきました。 Q. 会長・主将の役割について、教えてください。 新屋敷さん:会長は、部を代表するとともに外部の方々とのやり取りといった渉外や大会に出場する際の各種申請を担当します。 この2年間、コロナ禍ということもあり、将棋研究会としての活動が疎かになっている部分がありました。また、2020年12月に学生王座戦で優勝を逃した悔しさもあり、2021年2月に会長へ立候補しました。 「ムードメーカー」としてチームを盛り上げることも私の役割です。立命館大学の伝統として、団体戦の前には円陣を組んで、気合いを入れます。これまで円陣では上回生が声を出して、チームを締めていたのですが、「声がいい」ということで、1回生の頃から円陣の声だしを担当しています。会長に就任して、近年学生王座戦で優勝できていなかった将棋研究会の雰囲気を変えたいという想いもありました。 野島さん:新屋敷さんの声は迫力があり、チーム全体の雰囲気が高まります。あの声なしの円陣は考えられません。円陣の時に新屋敷さんが何を言っているのか、未だに全くわかりませんが(笑)。 新屋敷さん:いつも気持ちが高ぶっていたからか、私自身も何を言っていたのか、覚えていません(笑)。 野島さん:主将は試合のメンバーを決めたり、全体練習の内容を決める監督のような役割を担っています。 2020年12月、学生王座戦・東京大学戦ではメンバーの一人として出場しました。しかし私自身大事な試合で負けてしまい、チームも敗れ、結果準優勝に終わりました。それまでは、リーダーといったものを担ったことも担いたいと思ったこともありませんでした。しかし、「自分が負けて、お世話になった先輩方に迷惑をかけてしまった」ということが本当に悔しくて、「チームを引っ張り、絶対に学生王座戦で優勝したい」という思いから、2021年2月に立候補して主将になりました。 Q. 12月の学生王座戦優勝、おめでとうございます!日々の取り組みのなかで工夫していたことはありますか? 新屋敷さん:春学期は、オンライン将棋を活用してインターネット上で対局を重ねて腕を磨いていました。秋学期以降は、週1回対面での対局を行ない、大会に向けての準備を進めました。また、大会前にはOBのプロ棋士の方に講師として来ていただき、対局会を開催して緊張感のあるなかで練習できるように工夫しました。 野島さん:オンライン将棋やAIを用いた練習はいつでもどこでもできるといったメリットがあり、ここ数年で飛躍的に普及しました。しかし、大会は対面なので「相手の表情や雰囲気から状況を察知して、自分の判断に活かす能力」は非常に大切です。例えば、手足が震える方や表情に出る方、序盤は優しい駒音(将棋を指す時の音)だったが、苦しい状況になると「バチーン」と鳴る方など、人それぞれ癖があります。その癖を見るのも楽しいですし、それらから相手の心理状態を読み取ることも将棋の面白いところです。私自身、オンラインは無機質に感じるので、対面の方が緊張感をもって取り組むことができ、集中力も上がります。 新屋敷さん:今年度は初めて定期的なミーティングをオンラインで実施しました。1~4回生まで、一人も学生王座戦の優勝を経験したことがなく、特に1回生は大会の雰囲気などがわからず、不安だという声もありました。 そこで、大会に出場したことのある先輩たちから団体戦の他大学の傾向などを共有する場を設けました。高校時代の大会と異なり、大学生は徹底的に基礎を固めてきます。特に序盤で崩れてしまうとなかなか取り返しがつかないので、序盤の大切さなどを私は伝えました。 これまでは3キャンパス合同でミーティングをする機会はほとんどありませんでした。しかし、オンラインミーティングを実施することで、キャンパスを越えた部員同士の交流が盛んになり、部全体の団結力も上がったと感じています。 野島さん:大会に出場する選手の選考方法も今までであれば説明しなくても「大会前に行なう部内戦の結果を中心に選考する」という伝統を部員全体で共有することができていました。しかし、1回生にはそれが伝わっていませんでした。それまでは、日頃の対面の練習のなかでそのような部内の決まりなども自然と共有できていたのですが、コミュニケーションの機会が少なくなりやすいコロナ禍では、部のカルチャーを意識的に伝えていかなければならないと改めて気づかされました。 Q. 大会当日はいかがでしたか? 野島さん:学生王座戦は、各地区の代表10校による総当たりのリーグ戦で行なわれます。各チーム登録している14名から7名が対戦、4勝以上したチームが勝利となります。 一番印象に残っているのは、最後の早稲田大学戦。全勝対決だったので、事実上の優勝決定戦でした。そして、私の勝利で立命館大学の優勝が決まり、思わず涙が出てきました。今まで感じたことのない「お世話になった4回生はじめ同期・下回生と一緒に優勝することができた」という仲間と勝つ喜び、そして「優勝というプレッシャー」から解放されてホッとした気持ちがこみ上げてきて、初めて勝って泣きました。 新屋敷さん:2試合に出場し、2回戦・徳島大学戦では苦戦しながらも勝利しましたが、4回戦・静岡大学戦では負けてしまいした。それ以降は仲間を信じて後を託しました。一番印象に残っているのは、私も早稲田大学戦の野島さんの試合です。4年ぶりの優勝が決まったことに加えて、高校時代全く歯が立たなかった先輩を野島さんが倒してくれたので、自分が勝ったかのように嬉しかったです(笑)。 Q. 学生王座戦を振り返って、いかがでしたでしょうか? 野島さん:今大会においては、団体戦に登録した14名全員が1試合以上は出るようにオーダーを組みました。例年10名前後で戦っていたのですが、全員で戦う意識を持って臨んだ方がチームとしていい結果を残せるのではないかと考え、判断しました。例えば、強豪の東京大学戦はあえて私は出場せず、下回生中心のオーダーで臨み、勝利を収めることができました。将棋の団体戦も、切り取れば個人戦の集まりです。しかし、仲間を信じ、仲間と一緒に勝ちたいと思うからこそ、より一層集中して対局に臨むことができます。その分、個人戦にはないプレッシャーもありますが、団体戦の楽しさ、仲間を信じることの大切さを今回の大会を通して学びました。そして、一人ひとりの意見を聞きながら、まとめあげて同じ方向に進むことの大変さを痛感し、「組織のリーダーはこんなに大変なのか」と勉強になりました。初めて主将を務めて、人間として成長できたと思います。 新屋敷さん:4回生も下回生もしっかりと意見をもって発言するメンバーが多かったので、3回生としてその間でどのように調整すれば、チーム全体がスムーズに日々の活動に取り組むことができるか、悩むことも多かったです。学生王座戦に向けて準備を進めるにあたり、揉めるほど話し合ったといったことは、他大学の方々と話していても聞いたことがありません。「絶対に優勝したい」という思いが強い立命館大学だからこそなのかもしれませんね。 Q. 今後の目標について教えてください。 野島さん:この2年間、新型コロナウイルス感染拡大のため、各大会の中止が相次ぎ、個人戦にもあまり出場できていません。来年度は個人戦でもいい成績を残したいと思います。団体戦も出場したいと考えていますが、主将は3回生に任せて、困っていたら助けられるようにバックアップできればと思います。2連覇を目指して頑張ります。 新屋敷さん:学生王座戦2連覇を目指すとともに、新型コロナウイルス感染拡大のため中止している将棋の普及活動にも積極的に取り組んでいきたいと思います。立命館大学の将棋研究会は強豪であることに加えて、地域の方々・附属校・将棋教室の生徒たちから慕われ、将棋大会などを開催すれば多くの方々に参加いただいていました。先輩たちが築いてくださった伝統をしっかりと引き継いでいきたいと思います。これからも将棋研究会への応援、よろしくお願いします。 ~~~ 試合前のルーティンについてお尋ねしました。野島さんは、「カフェイン入りのエナジードリンクを試合前に飲む」とのこと。新屋敷さんは、「肉やニンニクといったパワーがつくものを試合前日に食べる」そうです。心身ともに整えて試合に臨まれるお二人、学生王座戦2連覇に向けて頑張ってください! |
▼▼編集後記▼▼ 今回は、立命館大学アメリカンフットボール部(以下、PANTHERS)監督・藤田直孝さん(1995年経営学部卒・大阪府出身)をご紹介します。4回生時(1994年)に甲子園ボウル初出場・初制覇を達成、卒業後は社会人チームに所属されていました。1998年、学校法人立命館に入職、ラインバッカー(以下、LB)コーチや副部長を務められました。今年2月、監督に就任された藤田さんに意気込みなど伺いました。 ~~~ 1998~2007年までPANTHERS のLBコーチ、2010~2019年までは副部長を務めていました。そして、2020年から再びLBコーチとして現場復帰しました。 前監督・古橋由一郎さんからは、ディフェンスに関する指導はもちろん、多くのことを学びました。なかでも古橋さんの「ペップトーク(試合前に監督やコーチが選手を鼓舞するために行なう短いスピーチ)」は名人芸の域に達していると思います。私が4回生の時の京都大学戦前日。「このままでは大敗する」「お前たちは弱い」とチームに言い続けていた古橋さん(当時コーチ)から「京大は強い、でもお前たちの方がもっと強い!」と大声で言われた時のこと、今でも忘れません。部員一人ひとりの心が熱くなり、気持ちが高まって「うぉー!!」と全員で叫びましたね(笑)。気合いが入った私たちは、当時強豪かつ優勝候補であった京都大学に勝利を収めることができました。 私は古橋さんのようなペップトークはできません。しかし、現役時代の監督・平井英嗣さん、監督を務められた古橋さんや米倉輝さん、そして毎年の主将たち、様々なリーダーを間近で見てきたことは、間違いなく私の強みであり、財産です。 私が考える理想のチームは、選手・マネージャー・スタッフ含め、部員一人ひとりが人として成長しつつ、目標に向かってどのように取り組むべきなのか、自ら考えることができる組織です。「君ならどうする?」という問いかけを大切にしながら、今まさに部員たちと議論を重ねているところです。 また、7名の専任コーチと協力しながらチームマネジメントを分担したいと考えています。そして、新たにジェネラルマネージャー(以下、GM)を設け、米倉輝さんに就任いただきました。米倉GMを中心に、OB・OG会や附属校との連携、リクルーティングもより一層注力し、チーム全体の組織力強化を目指します。 指導面では、「凡事徹底」をチームに呼びかけています。「当たり前のことを当たり前にする意識」を徹底し、日々の積み重ねを大切にすることが、日本一に繋がると信じています。 パンサーズの選手たちは、非常に高い潜在能力を持っています。それをいかに引き出せるか、それが監督の私に問われていることだと思って取り組んでいます。附属校においては、2021年のクリスマスボウルで立命館宇治高校が全国優勝を果たすなど、本当に多くの刺激と励みをもらっています。大学も負けないように頑張らなければなりません。 どんな苦しい試合展開においても1点でも多くもぎ取って、絶対に勝つ。少し厳しい言い方かもしれませんが、スポーツは勝者が総取りする世界です。目標に向かって取り組む姿勢や過程のなかで成長することはもちろん大切ですが、勝利という結果にとことんこだわっていきたいと考えています。 ~~~ 職員の先輩として、様々な場面でお世話になっている藤田さん。いつも通り、親しみやすい口調でインタビューは始まりました。しかし、勝負事の話になると、鋭い眼差しと気持ちがこもったトーンで「勝ちにこだわる」と何度も繰り返された藤田監督。大学日本一奪還に懸ける熱い想いがヒシヒシと伝わってきました。 (立命館CLUB事務局) |
▼▼第223号読者プレゼント▼▼ 今回は、「立命館オリジナルブックカバー」を3名様にプレゼントします。 プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。 なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。 <応募締切:4/4(月)> 【パソコンの方はコチラ】 【携帯電話の方はコチラ】 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、 立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp) 応募必要事項 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想: (5)プレゼント発表時の氏名公開:可 否 (否の場合はイニシャルで表記いたします。 ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。) ▼第222号読プレ当選発表▼ 多数のご応募ありがとうございました。222号の読者プレゼント(「立命館オリジナル時計」)の当選者発表です。 プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。 ・伊藤暢章さん(宮城県)・あまりえさん(静岡県)・時計欲しい時計欲しいさん(岐阜県) 次回のご応募もお待ちしています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 次回配信予定は4月8日(金)です。お楽しみに。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆バックナンバー https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/ ◆立命館CLUBホームページ https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/ ◆立命館大学ホームページ https://www.ritsumei.ac.jp/ ◆配信先の変更・解除 https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mbsd-meljr-a849c83c0a4b477a2a6d631dde627b21 [注意] ※リンク先は、時間の経過と共に変更・消去されることがあります。 ご了承ください。 ※メールマガジンを転載、その他の利用によって生じる事象につい て、立命館大学では一切の責任を持ちません。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ 発行:立命館大学立命館CLUB事務局 ■■ 〒604-8520京都市中京区西ノ京朱雀町1番地 ■■ TEL:075-813-8118 ■■ FAX:075-813-8119 ■■ ご意見、お問い合わせなどは、下記までお願いいたします。 ■■ メール rclub@st.ritsumei.ac.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ |
![]() © Ritsumeikan Univ. All rights reserved. ![]() |