RITSUMEIKAN 立命館大学



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▼▼EVENT(スポーツ/学芸)▼▼

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【1】[@京都/オンライン][有料][要事前申込]
立命館大学交響楽団「第127回定期演奏会」


演奏会プログラムのテーマは、「東欧の民族音楽」です。
ドヴォルザークとブラームスによる東欧民族音楽のオーケストレーションをご堪能ください。

[日 時]6月3日(金) 17:30開場 18:30開演 
[場 所]京都コンサートホール 大ホール(京都市左京区下鴨半木町1-26)
[入場料]前売1,000円 当日1,500円(全席自由)/LIVE配信700円
※交響楽団HP・立命館大学生協・京都コンサートホール窓口・チケットぴあ・ローソンチケット・JUGIA三条本店にてお買い求めください。
[その他]LIVE配信(オンライン)によるご鑑賞を希望される方は、TIGETにてチケット(700円)をお買い求めください。

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【2】[@大阪][無料][申込不要]
ホッケー部(男子)「2022年度関西学生ホッケー春季リーグ」


“常勝立命館”の歴史を継承するためチーム全員の力を結集して試合に挑みます。
春季リーグ連覇に向けて全員攻撃・全員守備で全力で戦います。

[日 時]6月4日(土)15:00~ 天理大学または福井工業大学と対戦
     6月5日(日)13:20~ 3位決定戦 ※4日(土)の試合に敗れた場合
     6月5日(日)15:00~ 決勝戦 ※4日(土)の試合に勝利した場合
[場 所]立命館OICフィールド(立命館大阪いばらきキャンパス)

詳細はコチラ≫



▼▼輝く学生インタビュー▼▼

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   第195回 輝く学生インタビュー
     「勝って驕るな、負けて腐るな」~この優勝は、初めの一歩
                                                 相撲部 柴田歩乃佳さん
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このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介します。今回ご紹介するのは、相撲部の柴田歩乃佳さん(経営学部2回生・愛知県出身)です。4月10日(日)、堺市大浜公園相撲場で開催された「第10回国際女子相撲選抜堺大会」に出場し、個人戦の軽量級において優勝を果たしました。これまでの取り組みや今後の目標について、お伺いしました。
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Q. 相撲部について教えてください。
創部は1917年です。男子5名・女子4名、計9人が所属、原谷グラウンドの稽古場で週5日練習しています。
4月の「国際女子相撲選抜堺大会」、6月の「全国学生女子相撲選手権大会」、10月の「全日本女子相撲選手権大会」などが主な大会です。また、日本代表に選ばれると、毎年10月開催の「世界相撲女子選手権大会」、4年に一度7月に開催される「ワールドゲームズ」に出場することができます。
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Q. 相撲を始めたきっかけを教えてください。
小学2年生の時、学校でもらった地元のわんぱく相撲(小学生によるアマチュア相撲大会)のチラシを母親に渡しました。私自身は全く興味がなかったのですが、母親が勝手に申し込みをしていて、当日出場することを知りました。「四股を踏む」といった相撲の基本も全くわからないという不安、土俵に上がって周りから注目されたくないという気持ちがこみ上げてきて、取組が始まる直前まで泣いていました。
しかし、土俵に上がるとそのような感情は一瞬で消え去り、負けず嫌いな性格からか「絶対に勝ちたい」という気持ちで相手に挑むことができましたが、結果は1回戦敗退。負けたことが悔しくて帰りの車のなかでずっと泣いていたことを今でも覚えています。
その日から「来年は絶対優勝するぞ」と、気持ちだけはいつでも戦えるように準備していました。相撲の練習は全くしていなかったのですが(笑)。そして、小学3年生の時には優勝することができました。
4年生の4月から地元のわんぱく相撲の運営に携わっていた方が開いている岡崎市相撲教室に通い始め、同年8月の「全日本女子相撲郡上大会」で優勝するなど、勝つ楽しさを知り、どんどん相撲にのめり込んでいきました。
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Q. 中学・高校時代の取り組みについて教えてください。

中学時代も同じ相撲教室に通いながら、学校では剣道部に所属していました。剣道を通して「相手の動きを予測する力」「相手の弱点を見極めて攻め方を臨機応変に変える力」を養うことができました。この経験は、今の自分の相撲に間違いなく生かされていると思います。
また、「絶対勝つぞ!」と力み過ぎると思うように体が動きません。メンタルコントロールの大切さも剣道から学ぶことができました。
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高校時代は、相撲教室に選手兼指導者として所属し、練習しながら子供たちに相撲を教えていました。日々の練習では四股・すりあし・ぶつかり稽古などを通して、基礎技術をひたすら磨きました。相撲では同じ動きを何度も行ない、体に覚えこませることが必要ですが、週2回しか相撲教室がありませんでした。そこで、稽古で教わったことをスマートフォンにメモを取り、毎日忘れないようにイメージトレーニングを行なっていました。
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また、2歳下の妹も同じ相撲教室に通っていたので、実家の畳部屋を使って、テレビで見た大相撲の技を2人でよく研究していました。
その結果、「全日本女子相撲郡上大会」で中学2年生の時に準優勝、中学3年生の時に3位、「全国選抜女子相撲大会」で高校1年生の時には優勝することができました。
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Q. 立命館大学を選ばれた理由を教えてください。
中学生の頃から、山中未久選手(現在立命館大学相撲部のコーチ兼選手)をはじめ、エンジ色のまわしをつけた方々が全国大会で活躍する姿を見ていました。「自分もあの憧れのまわしをつけて相撲を取りたい」と思い、立命館大学への進学を決めました。
また、将来は女子相撲の発展に貢献できる人材になりたいと思い、企業の経営戦略やマーケティングなどに関する知識を身につけるため、経営学部で勉学にも励んでいます。

Q. 今年4月の「第10回国際女子相撲選抜堺大会」では見事優勝されました。日々の取り組みのなかで意識していたことはありますか?
昨年12月、頭痛がひどくなり、脳神経外科を受診しました。結果、極度のストレートネックで衝撃が分散されず、首に過度な負担がかかっていたことがわかりました。それまで、「まずは頭から相手に突進して、先手を取るスタイル」を自分の武器としてきましたが、これが頭痛を引き起こしていた大きな原因でした。そのため、自分の相撲を見直し、先輩の動きなどを参考にしながら、左肩からぶつかる練習を何度も行ない、試行錯誤しながら新しいスタイルを作り上げました。

Q. 「第10回国際女子相撲選抜堺大会」当日はいかがでしたか?
以前であれば「とりあえず頭から突進をして、先手を取ってそこから攻め方を考える」ことも多かったのですが、この日は相手が前に出てきたらうまくかわして倒すなど、冷静に相撲が取ることができました。今思うと、「頭から相手に突進して、先手を取るスタイルが自分の強み」と思い込み、固執し過ぎていたのかもしれません。
決勝は、コーチとしてもお世話になっている山中選手との対戦。最後は相手の出方を見極めながらもシンプルに攻め、押し出しで勝利することができました。優勝した瞬間「勝って驕るな、負けて腐るな」という言葉が急に頭に浮かびました。中学校の校長先生が大切にしていた言葉で、印象には残っていたものの、それまで一度も思い出したことはありませんでした。もしかすると、心の片隅にいつもあって、「これからがスタート。今回の結果に満足せずに稽古に励まなければならない」と、自分を戒めるために自然と思い出したのかもしれません。
試合後、山中選手から「次は私が勝つよ」と声をかけていただきました。「憧れの人から同じ土俵に立つ相手として認めてもらったこと」がとても嬉しかったです。同時に、これまで挑戦者だった立場から追われる立場になったことで、より一層気が引き締まりました。今後はこれまで以上に他の選手は自分の相撲を研究してくると思います。どんな攻め方をされても常に主導権を握って圧倒できるような「相撲のスタイル」を追求していきたいと思います。
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Q. 相撲の魅力について教えてください。
幼い頃は人見知りだったのですが、小学4年生から本格的に相撲を始め、幅広い年代の方と関わるなかで、自然と自信を持って人と話せるようになりました。また、「自分が負けた時は勝った相手が勝ち進むことを応援し、勝った時は負けた相手のために勝つ」という、思いやりの精神も学びました。相手との駆け引きといった戦術的なところも面白いのですが、競技を通して相手に対する感謝や尊敬の心を学ぶことで、人として成長することができます。これが、相撲の一番の魅力です。
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Q. 今後の目標について教えてください。
直近では、5月29日(日)の「全国女子相撲選抜ひめじ大会」での優勝を目指して頑張ります。そして、出場する大会では成績を残し続け、来年の「世界相撲女子選手権大会」に日本代表として出場し、世界一を取れるように日々稽古に励みます。
大学卒業後は、高校まで通っていた相撲教室で指導者として携わりたいと思っています。高校生の頃、子供たちに相撲を教えるなかで、楽しみながらどんどん成長する姿を間近で見ることができ、とてもやりがいを感じていました。自分が教わったことや学んだことを子どもたちに伝え、相撲の普及に貢献したいと考えています。
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柴田さんの好きな力士は炎鵬。小柄ながらも体格差のある相手を倒す姿が魅力的で、巧みな技術や素早い動きを参考にしているとのこと。軽量級では体が大きい柴田さんは、「自分より小さな相手に懐に入られないようにするためにはどうすれば良いか」と、自分自身が炎鵬の相手になったと仮定して、取組を見ることもあるそうです。
故障を乗り越えて一層強さを増した柴田さんのさらなる活躍が楽しみです!



▼▼編集後記▼▼

今回は、公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構(以下、JADA)の齋藤里香さん(産業社会学部2006年卒・京都府出身)をご紹介します。ウエイトリフティングの選手として、全日本選手権女子69キロ級で6度の優勝、北京オリンピック6位入賞など、トップアスリートとして活躍されました。また、2022年5月に立命館スポーツフェローのアンバサダーに就任された齋藤さん。現在の取り組みや今後の抱負についてお伺いしました。
※立命館スポーツフェロー:立命館大学体育会のOB・OGで構成され、学校法人立命館の教学方針に則り、立命館大学と一体となって現役部員を支援し、立命館スポーツの振興を図り、母校の更なる発展に寄与することを目的とした組織。
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2022年4月から、アスリートはもちろん、保護者や指導者などにアンチ・ドーピングに関する教育活動を行なっています。私が取り組んでいたウエイトリフティングは、残念ながらドーピングが多いスポーツの一つです。その影響もあり、2004年のアテネオリンピックではオリンピック種目から外すか議論されたほどでした。また、2008年の北京オリンピックでは他の選手のドーピング違反が発覚し、私の順位が8位から6位に繰り上げられるといったこともありました。「スポーツ界からドーピングをなくしたい」との思いから、2009~2021年までJADAのアスリート委員を務め、実務により一層関わりたいと考え、この4月から職員としてJADAに入職しました。

大学時代は体育会重量挙部に所属していました。1回生の時に右足の脛を疲労骨折した影響もあり、目指していた3回生時のアテネオリンピックには出場できず、満足できるような記録も残すことができなかったので、競技面では非常に苦しい4年間でした。高校時代とは異なり、常に指導者がいる環境ではありません。怪我をした状態から「ウエイトリフティングができる身体」を作り上げるために、大学の授業などで学んだ心理学や栄養学の知識を取り入れ、試行錯誤する過程で「自分のやり方」を見つけ出すことができました。
現役時代を振り返ると、出場した北京オリンピックももちろん大切な思い出ですが、一番印象に残っているのは現役最後のチャンスとして臨んだ2012年のロンドンオリンピックまでの4年間です。2010年には左足の脛を疲労骨折するなど困難もありましたが、所属先を離れて、当時世界チャンピオンを何名も輩出していた韓国へ武者修行に行くなど、自分がやりたいと思うやり方で、思う存分ウエイトリフティングと向き合い準備を進めることができました。残念ながらロンドンオリンピックには出場できませんでしたが、「もうここまでやったからしょうがない」と思えるまでやりきったうえで現役を引退することができました。
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2007年世界選手権

5月15日(日)、「立命館スポーツフェロー総会および創設40周年記念式典・祝賀会」が開催されました。また、「アスリートたちの“過去”“現在”“未来”」をテーマに創設40周年記念フォーラムもあわせて行なわれ、競泳でパラリンピック3大会出場の江島大佑さん(産業社会学部2008年卒)、飛び込みで世界選手権出場の馬淵優佳さん(スポーツ健康科学部2017年卒)と一緒に登壇しました。現役時代を振り返り、私含め3名とも学業との両立が大変だったなかでも、「文武両道をやりきったからこそ価値観を広げることができた。“スポーツに取り組むだけでは社会では評価されないのではないか”といったことに気づくことができた」と、共通の想いがあり、盛り上がりました。
また、体育会に携わってくださる方々にお会いすることができ、現役時代に数多くのサポートをいただいたことを思い出しました。同時に、部の垣根をこえて体育会、そして大学として学生をサポートしようとする取り組みや人と人との繋がりの大切さを改めて感じました。

今後はJADAの職員として、アンチ・ドーピングという観点から「クリーンスポーツ」を作り上げ、それを未来に伝えていきたいと思います。私自身スポーツを通して様々な出会いに恵まれ、色々な経験を積み、人として成長することができました。今後はスポーツに対して自分なりの恩返しができればと思います。そして、「立命館スポーツフェロー アンバサダー」として、立命館大学でスポーツに取り組む学生たちをサポートしながら、立命館大学の発展に寄与できるように努めていきたいと思います。

~~~
どんな質問に対してもわかりやすく、時には実体験や思い出を織り交ぜながら丁寧に答えてくださった齋藤さん。オリンピアン・JADAの職員・立命館スポーツフェロー アンバサダーと様々な観点からお話を伺うことでき、「スポーツを愛する者」の一人として、インタビュアーの私自身、「スポーツの存在意義」について改めて考えるきっかけとなりました。
「立命館スポーツフェロー アンバサダー」として、引き続きスポーツに取り組む立命館大学の学生たちへのサポート、よろしくお願いいたします。

(立命館CLUB事務局)



▼▼第227号読者プレゼント▼▼

今回は、「立命館グッズ クルトガシャープペンシル ブラック」5名様にプレゼントします。
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※今回のプレゼントはブラックです。

プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:6/6(月)>

【携帯電話の方はコチラ】


 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、
  立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼第226号読プレ当選発表▼
多数のご応募ありがとうございました。226号の読者プレゼント(「立命館オリジナルレターセット」)の当選者発表です。
プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

・八木希典さん(神奈川県)・ドクさん(愛知県)・ゆきだるまさん(秋田県)・木村博生さん(石川県)・Y.Yさん(岡山県)

次回のご応募もお待ちしています。

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次回配信予定は6月10日(金)です。お楽しみに。
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