RITSUMEIKAN 立命館大学



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▼▼EVENT(スポーツ/学芸)▼▼

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【1】[@大阪][無料][申込不要]
サッカー部「2022年度 第100回 関西学生サッカーリーグ(前期)」


前期リーグも残り2節となりました。球際・切り替えといった基本的な部分で相手を圧倒し、ボールを大切にしながらゴールを目指す「立命館のサッカー」。応援のほど、よろしくお願します。

[日 時]6月26日(日)14:00~ 大阪体育大学戦
[場 所]万博記念競技場(大阪府吹田市千里万博公園1-1)
[入場料]無料
[その他]新型コロナウイルス感染拡大防止のため、来場者の方は「健康チェックシート」を記入のうえ、当日会場にて提出いただく必要があります。

詳細はコチラ≫

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【2】[@大阪][有料][要事前申込]
立命館大学応援団吹奏楽部「R 夏の演奏会 2022」


コンクールの課題曲から様々な世代のヒット曲まで、どなたでも楽しむことができるプログラムをご用意しています!

[日 時]7月10日(日) 
[場 所]門真市民文化会館ルミエールホール(大阪府門真市末広町29番1号)
[入場料]一般1,000円、高校生以下300円、未就学児無料
[その他]チケットお取り扱い:ローソンチケットにて販売予定
※チケットの販売を開始しましたら、開演時間などイベントの詳細とあわせて、応援団吹奏楽部公式SNSにてお知らせします。

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▼▼輝く学生インタビュー▼▼

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   第197回 輝く学生インタビュー
  最後まで何が起こるかわからない~そのワクワク感がたまらない
                                            トライアスロン部 白石怜佳さん
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このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介します。今回ご紹介するのは、トライアスロン部女子主将の白石怜佳さん(食マネジメント学部3回生・長崎県出身)です。5月22日(日)、「2022全日本大学トライアスロン選抜大会」で個人、女子団体ともに優勝を果たしました。9月、ブラジルで開催される「FISUワールドユニバーシティゲームズ(旧:ユニバーシアード)」に日本代表として出場します。これまでの取り組みや今後の目標について、お伺いしました。
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Q. トライアスロン部について教えてください。
1987年に創立、2016年に同好会から部に昇格しました。部員は男子38名・女子7名・マネージャー8名、主にびわこ・くさつキャンパス(以下、BKC)で週5日練習しています。トライアスロンはスイム(水泳)1.5km・バイク(自転車)40km・ラン(長距離走)10kmの3種目を連続して行ない、ゴールまでのタイムを競うスポーツです。BKCには、陸上競技のトラックと2016年に完成したBKCスポーツ健康コモンズのプールがあります。加えて、キャンパス周辺にはバイクに適した信号の少ないコースもあります。夏は琵琶湖で実戦を想定したスイムの練習もしています。トライアスロンに取り組むにあたり、BKCは本当に恵まれた環境だと日々感じています。
春から秋までがシーズンで、5月の「全日本大学トライアスロン選抜大会」、9月の「日本学生トライアスロン選手権大会(以下、インカレ)」が主な大会です。
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Q. トライアスロンを始めたきっかけを教えてください。
姉2人が地域のスポーツクラブで水泳と陸上競技に取り組んでいた姿を見て、私も水泳は3歳、陸上競技は6歳から始めました。中学・高校時代は「1種目に絞りきれない」という思いから、水泳部に所属しながら陸上部の練習に参加し、駅伝大会にも出場しました。また、中学3年生から知人の紹介で社会人バイクチームにも所属、「いつか3種目全てできる“トライアスロン”をやってみたい」と、思うようになりました。

Q.トライアスロンの大会に初めて挑戦したのはいつですか?
高校3年生の時に「全国高等学校トライアスロン選手権」に出場しました。念願の大会出場、気合いは十分でした。最初のスイムは上々の出来で上位集団に食い込むことができました。しかし、次のバイクでチェーンが外れてしまい、自分で直すことができず、あっという間に最下位になりました。トライアスロンでは、バイクが故障した場合でも自分自身で対応しなければなりません。当時、そのような知識も技術もなかったので、どうしたらいいのかわからず、焦りと情けなさがこみ上げてきて、思わず泣いてしまいました。最終的には、審判の方が直してくださり、どうにか完走できましたが、「トライアスロンに対する準備不足」を痛感した大会でした。この時の悔しさから、「大学では本気でトライアスロンに取り組もう」と決心しました。

Q. 女子主将として部員をまとめるにあたり、意識していることはありますか?
トライアスロン部では、男子・女子のそれぞれに主将を置いています。先輩たちに推薦いただき、2021年11月に女子主将になりました。それまでは「自分のタイムを向上させること」に集中していましたが、主将になり「チーム全体として良い結果を残すためにはどうすればいいか」という意識に変わりました。
各個人の課題を明確にして取り組むことはもちろん、「先輩後輩に関わらず、お互いにアドバイスし合える環境を大切にすること」が、チーム全体の成長に繋がると考えています。
例えば、トライアスロンには関係ない「何気ない会話」を大切にしています。「何気ない会話」からメンバーの調子を把握することができたり、積極的にコミュニケーションを取ることで信頼関係ができ、練習中も技術的なアドバイスを言い合える関係を築き上げることができると考えています。女子主将になり、「チーム全体を見る大切さ」を学び、人としても成長することができたと感じています。
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Q. 5月の「2022全日本大学トライアスロン選抜大会」では個人・女子団体(各大学上位3選手の合計タイムで競う団体戦)ともに初優勝、大会を振り返っていかがですか?
オフシーズンは、メンバーそれぞれ苦手な種目と向き合い、練習を積み重ねてきました。私は課題であるバイクを克服するため、男子選手と一緒に練習を行ない、できるだけ同じスピードで走れるよう食らいついて、自らを追い込んできました。
「2022全日本大学トライアスロン選抜大会」は、2022年度シーズンの初戦となる大会でしたので、「まずはオフシーズン取り組んできたことを出しきろう」とメンバー全員でレースに臨みました。大会当日は、得意のスイムで抜け出し、バイクでは練習の成果を発揮して何とか粘り、ランでは「本当に最後の最後まで全力を出しきる」というレースプランで臨みました。
結果、プラン通りにレースを進め、スイムで1位、バイクでは2位になりながらも最後にランで抜き返して優勝することができました。また、それまでにはなかった「主将として、1秒でも早くゴールすることでチームに貢献したい」という気持ちがあったからこそ、これまで以上に全力を出しきることができました。
女子団体としては、これまで途中で出場選手が棄権となるなど、3人揃って完走できたことがありませんでした。「初めて3人が走り切れた嬉しさ」に加えて、「個人・女子団体ともに初優勝」が重なり、とても嬉しかったです。シーズン最初の大会で最高のスタートをきることができたので、年間を通して個人・団体どちらも良い結果を残し続けることができるようにチーム全体として頑張っていきたいと思います。
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Q. 競技力を高めるために工夫していることはありますか?
「常にレースを想定しながら練習すること」を意識しています。例えば、スイムの練習では「スタートダッシュで先頭に飛び出すために全力で泳ぎ、その後は体力を温存するために、あえてスピードを落とす」など、速度を変えながら泳ぐ練習をしています。実際のレースにおいてどのような状況でも対応できるように本番をイメージして取り組んでいます。
また、「上半身のトレーニングやアフターケアを入念に行なうこと」も心掛けています。2021年3月、左足の甲を疲労骨折してしまい、1カ月間練習ができませんでした。他のメンバーが練習している姿を見て、「おいて行かれるのではないか」と焦り、とても苦しい時期でした。しかし、スイムコーチやトレーナーの方と相談しながら、足を動かさずに上半身だけで泳ぐ練習を行なったり、体幹を鍛える筋力トレーニングに励みました。その結果、全身のバランスが良くなり、3種目全てにおいて「体の軸がぶれない」理想的なフォームの土台を作り上げることができました。
そして、練習後のマッサージ・ストレッチ・アイシングを入念にするように心がけています。実は怪我をするまで、アフターケアを全くと言っていいほど、行なっていませんでした。怪我で練習ができなかった期間は、焦りもあり、本当に苦しかったです。しかし、今振り返ると、多くのことに気づく機会となり、結果として自身の成長に繋がったと考えています。
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Q. トライアスロンの魅力について教えてください。
トライアスロンは「最後まで何が起こるかわからない、選手も観戦者も最後までワクワクするスポーツ」だと思っています。スイム・バイク・ランの3種目に加え、トランジット(スイムからバイク、バイクからランへと競技種目を転換する時にシューズなどを換えること)も第4の種目と言われるほど重要です。また、他の選手たちの状況や自分の調子や強みを踏まえて、「今はあえて体力を温存して第二集団にいよう」「ランの途中で勝負をしかけよう」といったレース展開に適応する能力も重要です。このような要素が組み合わさるからこそ、選手たちは「最後まで何か起こるかもしれない」と頑張り、観客は「レース展開から目が離せない」とワクワクします。
また、仲間の存在が私を奮い立たせる原動力になっています。基本的には個人で行なう競技ですが、仲間と一緒に練習するからこそ「皆も頑張っているから、私も全力を出しきろう」と、厳しい練習も乗り越えることができます。また、レース中、沿道にいる仲間からの「頑張れ!」という声が聞こえると、不思議とどこからか力が湧き出てきます。「仲間がいるからこそ頑張れる、仲間と一緒に頑張れる」、これが私にとってのトライアスロンの魅力です。
そして、大会を終えるたびに必ず課題が出てきます。「ゴールした時の達成感を味わいたい」ことはもちろん、「課題を解決して、もっといいタイムを残そう」という気持ちが練習のモチベーションに繋がっています。それでも心が折れそうな時は「練習後にご褒美として大好きなガトーショコラを食べよう」と思いながら、自分で自分を鼓舞する時もあります(笑)。
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Q. 今後の目標について教えてください。
チームとしての目標は、9月のインカレで団体戦3位の成績を残すことです。私はブラジルで開催される「FISUワールドユニバーシティゲームズ」と日程が重なっているため、インカレには出場できませんが、お互いにアドバイスし合える環境を大切にしながら、チーム全体で目標達成に向けて取り組んでいきたいと思います。
個人としては、9月の「FISUワールドユニバーシティゲームズ」で持っている力を全て出しきれるように頑張りたいと思います。時差の調整・食事・現地での練習など、コーチの方々にアドバイスをいただきながら、準備を進めていきたいと思います。世界相手に自分の実力がどこまで通用するのか、とても楽しみです。
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9月の「FISUワールドユニバーシティゲームズ」についてお伺いした時のこと。ご自身の課題を冷静に分析しつつ、笑顔で嬉しそうに抱負を語る表情には「世界に挑戦できる喜び」が溢れていました。最高のレース、期待しています!



▼▼編集後記▼▼

今回は、2022年4月から立命館大学副学長に就任された野口義文さん(1986年法学部卒・大阪市出身)をご紹介します。1992年、学校法人立命館に入職、研究部門の要職を歴任、研究部事務部長・産学官連携戦略本部副本部長を兼任されています。また、政府や自治体、学術・研究機関の有識者委員なども務め、2011年には、産学官連携に関わるコーディネータの活動・実績が評価され、独立行政法人科学技術振興機構「イノベーションコーディネータ賞」を受賞されています。
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2022年4月から副学長に就任し、「職員として研究を支援する立場」から「職員として教育研究にイノベーションを起こす立場」になりました。立命館大学122年の歴史のなかでも初めてとなる職員出身の副学長です。私自身、副学長は教員が務めるものだと思っていましたので、まさに「青天の霹靂」でした。
教員と職員の教職協働を大切にしてきた立命館大学だからこその判断だと思っています。これまで職員の上級職としては、理事長や専務理事、総務や財務担当の理事といった法人系の役職しかありませんでした。今回、職員の新たなキャリアパスとして、学長に次ぐ教育研究の責任者である副学長という道が開けたことになります。その一方で、後進の職員のために、そして学生や校友、大学のためにもしっかりと副学長を務めあげなければならないと、身が引き締まる気持ちです。

現在私含め4名の副学長がいます。3名の副学長(教員)はそれぞれ「教学・大学院担当」「学生・入試・一貫教育担当」「研究・学術情報・国際連携・ダイバーシティ&インクルージョン担当」と特定の担当がありますが、私にはありません。私の役割は「3副学長の調整役ではなく、3名の間にある仕事を紡いで、新たなイノベーションを起こしたり、新たな大学としての価値を創造すること」だと認識しています。学内外の情勢をしっかりと把握・分析しながら、自身の強みである「情報収集力」と「行動力」を活かして、立命館大学の施策として具体化していきたいと思います。
また、大学で働くということは、未来の人材育成に関わるということです。それに加えて、「研究者の皆さんの様々な最先端の知識や技術に触れながら、一緒にハーモニーを奏でながら仕事ができること」、これらが私にとってのやりがいです。

これまでの職員人生における一番のターニングポイントは、2006年に3つの課が統合して新しくできた理工リサーチオフィスの課長になったことです。最も大変だったことは、マネジメントする人数が約30名から100名に増えたことでした。そのような状況で、意識していたことは「自ら先頭に立って動く」「課のマネジメント体制を整える」「後進の育成」です。山本五十六の「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、誉めてやらねば、人は動かじ」という格言があります。座右の銘でもあり、まさに私が大切にしてきたことに通じます。リーダーとしてチームをマネジメントすることの大変さを痛感したと同時に、「リーダーシップとは何か」について改めて考えるきっかけとなりました。

そんな「タフが売り」の私にも気分転換は重要です。大学時代は体育会男子ソフトボール部で主将として大活躍(自称)していたこともあり、現在は監督として指導しながら学生と交流を深めています。また、地元の少年剣道教室でも教えています。小学生や中学生と剣を交えて稽古に励むことは、本当に気持ちいいですね。着物も趣味で、自分で着付けをして妻と一緒に「着物の会」に出席することもあります。一番の癒しは何と言っても愛犬のレイ・ミュウ・ティナと戯れている時です。明日への活力をもらっています!

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いつも変わらず、時にユーモアを織り交ぜながら話される野口副学長。しかし、教育・研究、そして副学長としての取り組みについて話し始めると、スイッチが切り替わり、キリっとした表情で熱弁される姿が印象的でした。立命館に勤める一職員として「何がしたいのか、何をするべきなのか」、改めて考える貴重な機会となりました。


(立命館CLUB事務局)



▼▼第229号読者プレゼント▼▼

今回は、「立命館オリジナル 一筆箋とアルミボールペンのセット」5名様にプレゼントします。
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プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:7/4(月)>

【パソコンの方はコチラ】

【携帯電話の方はコチラ】


 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、
  立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼第228号読プレ当選発表▼
多数のご応募ありがとうございました。228号の読者プレゼント(「立命館オリジナル スリムサーモステンレスボトル(黒)」)の当選者発表です。
プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

・H.K.さん(大阪府)・ひーさん(福岡県)・shi103さん(愛知県)

次回のご応募もお待ちしています。

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次回配信予定は7月8日(金)です。お楽しみに。
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