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▼▼EVENT(スポーツ/学芸)▼▼ 【1】[@京都] 硬式野球部「令和6年度 関西学生野球連盟 秋季リーグ戦」 [お勧めポイント]秋季リーグ最終節は立同戦です。応援をお願いいたします。 [日 時]10月19日(土)13:30、10月20日(日)13:30 [場 所]わかさスタジアム京都 [入場料]一般 1,200円/学生 600円/中学生以下 無料 詳細はコチラ≫ 【2】[@静岡] ラグビー部 2024関西大学ラグビーAリーグ [お勧めポイント]今年の優勝候補である京都産業大学との対戦です。 [日 時]10月20日(日)13:30 [場 所]静岡エコパ [入場料]一般2,000円(前売) 2,500円(当日)/高校生300円(前売)500円(当日)/中学生以下無料 [その他] 詳細はコチラ≫ 【3】[@大阪] 男子ホッケー部「ReLIVE HOCKEY HOMEGAME」 [お勧めポイント]日本一を争うチーム同士の試合です。試合観戦以外にも、スポーツ体験や縁日、キッチンカーの出店など楽しいコンテンツが盛りだくさんです。 [日 時]10月13日(日) [場 所]大阪いばらきキャンパス [入場料]1000円(ホッケー観戦チケット代)※大学生以下無料 詳細はコチラ≫ |
▼▼研究者の「卵」インタビュー▼ ▼ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 第4回 研究者の「卵」インタビュー ー幼い頃から慣れ親しんだ将棋を通じて、世界をフィールドに「平等」を考えるー 立命館大学大学院先端総合学術研究科博士後期課程1回生 松元一織さん ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━4回目となる研究者の「卵」インタビュー。今回は、子供の頃から熱中してきた将棋を題材に考察を深めている松元一織さんを取り上げます。学部生時代には文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN」を活用してチェコ、ポーランドなどのヨーロッパ各国での将棋普及活動を行うなど行動力の塊の松元さんに、これまで、そしてこれからを伺いました。 宮崎県出身です。小学校6年生から将棋を始めました。中学2年生までは、将棋教室に通い昇級昇段を積み重ねるなど、本当にガッツリと将棋に取り組んでいました。高校受験で一旦将棋から離れたのですが、宮崎北高校入学と同時に部活動として将棋を再開しました。入部してみると、有段者は私だけで、他のメンバーは一から将棋を始めたメンバーばかりでした。そのメンバーが、「自分たちも強くなりたい。頑張って、級や段が欲しい」と熱い気持ちを持っていたので、「じゃあ、何とかしよう」と考えて、将棋教室の先生を招聘しての「昇級昇段戦」を企画し、宮崎県の将棋部がある高校を宮崎北高校に誘致して、60人規模の昇級昇段戦を行いました。その後、この時に築いたネットワークを使って、それまで開催されてきた代表を決めるための勝ち抜き大会とは別軸の、誰もが参加できる、楽しめる将棋大会を企画、実行しました。この大会は、高校生が主体となって行う大会として後輩に引き継がれていて、その後100人規模の参加者が集い、宮崎県の新聞やテレビでも取り上げられています。私自身は、この取組みの経験から、さらなる将棋普及を目指して、「海外で将棋大会を行う」と今につながる大きな夢を持ようになりました。 また、私の親戚に寝たきりの状態の方、いわゆる社会的弱者の方がいるのですが、私自身はもちろんその方を社会的弱者とは考えていなく、あくまでも身内としてみているので、その方の存在をきっかけに、いわゆる福祉・共生に興味を持ち始めました。そうした時にふと考えると、将棋はあらゆる壁、例えば“しょうがい”を持っておられる方でも出来ますし、言葉が通じなくても対戦できる良いツールだなと考えが至るようになり、こういった事柄をトータルに考えた最良の選択として、立命館の産業社会学部人間福祉専攻に入学しました。入学後は、将棋研究会に所属しました。ただ将棋の実力があるわけでないので(編集部註
立命館将棋研究会は全国屈指の強豪です。)、普及活動に力を入れて取り組んできました。まず1回生時に「将棋教室、将棋道場の敷居の高さを少しでも低くしよう」と、祇園に将棋カフェをオープンしました。1年間くらいこの活動に頑張っていたのですが、やはり「海外で将棋大会を行いたい」思いが強くあったので、 「トビタテ!留学JAPAN」と言う文部科学省の留学支援プログラムで、2回生の夏からチェコに行きました。 最初は海外初の女流棋士のカロリーナさんが出身なこともあり、ポーランドでの活動を考えていたのですが、地図を見たりなど様々調べていると、チェコがヨーロッパの中心に位置しているためヨーロッパ中どこでも行きやすいこと、また何より、チェコでは将棋の盤と駒を製造している事、すなわち将棋に親しんでいる人が一定数いるだろう!と考えて、チェコを選びました。 チェコで製造された将棋盤と駒 3ヶ月間夏休みを使って訪問したのですが、3ヶ月という短い時間の間に将棋大会開催までこぎつけるために、アニメイベントで将棋ブースを開いたり、ドイツやイギリスまで足を伸ばして参加者を募るなど様々な事を行い、初回は50人くらいの参加者がありました。その大会には、在チェコ日本大使館、日本将棋連盟にも後援してもらうまでになったので、一定の形にはできたかなと自負しています。 日本に帰国後は、留学にあたってスポンサーになっていただいていた京都の企業が開催する将棋大会のサポートや、児童館や養護施設、高齢者施設での普及活動、あとは教えるだけではなく、スポンサー企業のサポートもあり、普及用の将棋盤駒を先ほど述べた施設に寄贈したりなどの活動も行ってきました。 もともと、海外で将棋に関連したことで会社を立ち上げるつもりでしたので、特に就職活動も行わず普及活動に邁進していました。ところが、3回生の2月にポーランドに行ったタイミングでコロナ禍となり、国境封鎖のためポーランドから帰国できなくなってしまいました。結局ポーランドに4回生の秋口までの6ヶ月滞在する結果となりました。皆さんご記憶の通りあらゆる社会活動が制限されていたので、将棋大会開催など将棋を中心とする起業を目指す事が現実的ではなく、かと言って一般的な就職活動の時期は終了していたので、「どうしよう」と考え、「とりあえず自分探しをするか」と、全国の将棋道場を巡る日本一周の旅に出かけました。 取材の形をとっていたので、コロナ禍の時期でしたがアクリル板を介してなどのやり方で行脚は実現できましたし、交通費・宿泊費なども比較的安価でしたので、リュックひとつで北海道から沖縄の全国47都道府県をまわりました。日本将棋連盟の理事の方や地方の将棋道場の方など、本当に多くの方からお話を伺うことができたのですが、どうしても自分の中で「このコロナ渦を打破できる得策」は有りませんでした。その時期に過去の自分の活動、特に海外での活動の振り返りをしていたところ、「トビタテ!留学JAPAN」の留学報告サイトの中で自分自身が「将棋大会を行うにあたって困ったこと」として挙げていたのが、一般的に想像できる言語の壁や資金集め、会場探しではなく、実力差がある人が対戦する際に用いるハンディキャップの考え方について理解してもらうことでした。日本の将棋大会の場合は「駒落ち」と言うルールを使うのですが、これが海外では全く受け入れられませんでした。そもそも海外では競技人口が少ないので、例えば実力ごとにクラス分けして大会を行った場合、ごく少ない試合しか実施出来ないので競技の発展は覚束無い、だからこそハンディキャップ制、具体的には駒落ちを用いて、実力差があっても対戦を可能にし、大会を成立させようと現地の方に持ちかけたのですが、受け入れられませんでした。その理由として、「平等ではない」「自分の本領発揮ができない」「下に見られている」などが上がりました。この出来事をきっかけに、「平等のあり方とは?、対等とは?」や「力の均衡化についての感じ方」などについて、日本と海外で違いがあるのでは?と言う点に着目し、これを学術的に掘り下げてみようと思い立ち、2月の入試で現在所属している大学院先端総合学術研究科(先端研)を受験し入学しました。とは言っても、将棋を研究することに何らかのディシプリンがあるわけではないので難しい選択ではあったのですが、ハンディキャップを考えるには、社会学、人類学など多様な視点から考える必要があることから、領域横断型の研究組織である先端研は最適でしたし、さらに幸運なことにゲーム研究をしておられるマーティン・ロート先生がいらっしゃったので、現在は先端研で有意義な時間を過ごせています。 Q.現在のご研究テーマを教えてください。 大学院に進んだ理由と変わっていなく、「将棋のハンディキャップ」についてです。将棋の駒落ちは、強い人の力を落とすタイプのハンディキャップなのですが、囲碁や他のゲームでは、弱い人に力を与えるタイプのハンディキャップが多く見受けられ、将棋のようなタイプは実は少ないんです。プラス歴史的に見てみると、将棋でも弱い人に力を与えるタイプのハンディキャップを採用していた時期もあるのですが、結局今の形に落ち着いています。数字上はどちらのタイプでも同じ効果のはずなのですが、「平等になっている」感じ方は人それぞれです。平等の実現の仕方、力の均衡のあり方についてハンディキャップ制度の持ち方から考察を加え、得られた知見を用いてゆくゆくはSDGsにある平等の実現に貢献できればと考えていますし、社会学領域での支援や制度のあり方に対する基礎的資料として提示できればなとも思っています。 Q.将棋の駒落ちの具体について教えてください。 「香車」落ち 「角」落ち 「飛車」落ち 「飛車 角」落ち 「十枚」落ち まずは、左の「香車」を抜きます。これは江戸時代に制度化されていて、今でも受け継がれています。香車落ちの効果ですが、AI分析結果ではほとんど差が出ないという説もあるとのことなので、詳しく掘り下げたいところですね。左の「香車」の次は、「角」落ちです。ちなみにこの「角」落ちでも、私の実力では立命館将棋研究会のトップ棋士には勝てません(笑)。「角」落ちの次は、「飛車」落ち次に「飛車香落ち」になります。これが進むと「二枚落ち」になります。私はこれでプロに勝ったことがあります!笑 最終的には、公式的ではないのですが、玉一つの「十枚落ち」まで進みます。例えに出すのはおこがましいのですが、私が藤井聡太竜王・名人(王位・王座・棋王・王将・棋聖)と対局すると仮定したら、二枚落ちのハンディキャップではまず勝てないと思います。さすがに十枚落ちだと勝てる気がします 笑。 Q.松元さんの将来展望、特に研究の方向性について教えてください。 アカデミアの道に進みたいと考えています。今取り組んでいる研究が学術としてどこまで位置付けられるのかという点もありますが、私としては、日本文化、社会学といった領域を横断しつつ、将棋以外の分野でも、平等や力の均衡といったところまで掘り下げていけたらと考えています。ですので、私の研究は元々は大好きな将棋からスタートはしていますが、あくまでも将棋は研究の対象の一つになります。歴史や考古学の見地から将棋を研究されている方は既にいらっしゃいますが、将棋に反映されている文化や思想といったところを考察されている方は、これまでにはほとんど居られなかったのではと感じています。指導教員であるマーティン先生には、「将棋」と絞った中でのご指導をいただくというよりは、研究者としての考え方、生活のあり方、論文の書き方といった点でご指導をいただいています。また目線を国内だけでなく海外にも向けるようになど、私自身が研究者を目指して経験を積んでいく中で、本当にありがたい指導をいただいています。 Q.RARA学生フェローとして活動されているわけですが、どのようなメリットを感じて居られますか? 研究費なども含めて、直接ファイナンス面でのサポート面を受けられるのは、金銭的な事を気にせずに研究に集中できるので本当にありがたい限りです。それ以外で海外渡航支援は勿論として、名古屋大学・新潟大学と三大学での博士課程学生交流会の企画運営を行ったのですが、その際に立命館以外の大学の博士課程学生の皆さん、理系の方も含めてですが、そんな皆さんと交流できた事が本当に刺激になりました。理系の方から「研究室に寝泊まりしている」や「交代制で3時間おきに起きて牛の世話をしている」などの話を聞いて、自分たち文系との環境違いを感じられましたし、理系ならではの悩み、例えば1000万単位の研究機材がないと研究が進まないなどのエピソードを聞けたことは、強く印象に残っています。こういった方との交流関係の広がりはもちろんですが、将来的に自分自身の中で大きな財産になるような気づきをいただけたかなと感じています。 Q.最後に将来像を教えてください。 海外で活躍できる研究者になりたいと思っているので、日本文化や将棋をツールとした研究成果を海外へ発信していきたいと考えています。また、私の問題意識やリサーチクエスチョンは、すべてこれまでの活動を通じて「現場」で得てきたものなので、これからも、常に現場の声を尊重し、これを学術的に位置づけ、そしてその研究成果を社会に還元するような、そんな研究者になっていきたいと思います。研究者としての論文執筆、学会発表はもちろんですが、ボランティアのような社会貢献活動にも力を入れる研究者として、これまでに取り組んできた活動をより発展的に行っていきたいと考えています。 |
▼▼輝く学生インタビュー▼ ▼ 第225回 輝く学生インタビュー ー「誰もが、好きなことにまっすぐに進んでいける社会・文化を創りたいな」ー そんな思いで頑張っていますー 学生団体potential 速水瑠奈さん(立命館大学政策科学部 3回生) 馬場俊輔さん(立命館大学経済学部3回生) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今回の学生インタビューは、電子廃材を使って、アクセサリーを作ったり、ものづくりのワークショップを行うなどの活動を行なっている学生団体「potential」の速水瑠奈さん、馬場俊輔さんにお話を伺いました。代表の速水さんは、電子廃材を生まれ変わらせる活動を通して、自分の潜在能力への気づきや、物事を多角的に捉える視点の獲得などにつなげたいという思いから、団体名に、潜在能力を意味する「potential」と名付けられたそうです。今回のインタビューでは、活動を始めるに至った経緯や目指すもの、そしてご自身の将来などについて、サイドストーリー中心でお話を伺いました。 (速水)中学から立命館守山です。3歳から約10年間ずっとクラシックバレエを習っていました。バレエをやめてからの1〜2年間、特に何かに没頭するわけでもない時期があったんですが、高校2年生の時の全校集会で、ビジネスコンテストで優秀な成績を残したグループからの発表を聞く機会が有って、その発表を聞いてめちゃくちゃ衝撃を受けたんです。大人に向かって自分が持っている社会課題解決アイデア、ビジネスアイデアを発信できる機会があることを知らなかったので、本当に感動しました。発表メンバーの中に知人がいたので色々話を聞いたところ、彼らは探究活動を推進する先生が始められた部活動としてそのコンテストに臨んでいたことが分かりました。すぐに先生に話を聞きにいったところ、アレヨアレヨの間に私自身がビジネスコンテストに出場することになっていました(笑)。もちろんビジネスコンテストの事など、何もわからなかったんですが、アイデアだけはいっぱい有ったので、全部それを口にして、ペアだった友人に形にしてもらいました。そのビジネスコンテストが総長PITCH(編集部註:立命館学園の学生・生徒らが社会課題を解決するための起業アイデアを総長や投資家に直接提案するコンテスト)で、大学生の中で初めて高校生としてファイナリストに選ばれました。総長PITCHには翌年も出場しました。この時は後輩1人も加えた3人で出場して、「探求留学 高校生の探求学習×地方自治体で地方創生の新たなスタンダードを生み出す」をテーマにして、総長賞(最優秀賞)を受賞しました!立命館大学や立命館アジア太平洋大学の大学生が大勢出場する中で、私たちが最初で最後の高校生の総長受賞者になりました。 卒業時に高校生活を振り返った時に、好きなことに没頭するわけではなく、目の前の課題を自分のアイデアでどうやって解決できるかばかり考えて、自分が本当にしたいことが分からなくなっていたので、大学入学前の春休みに「大学に入ったら本当に好きなことをやろう」と思って、そのヒントを探しに春休み期間中も高校に行っていたんですが、ちょうど総長PITCHに一緒に出場した友人が所属していたロボット部の部室に行った時に、廃材が部室に沢山あるのをみて、「これを使って何か作れないかな?」と閃いて、アクセサリーを作ったのが第一歩です。その時点では、今のような学生団体を作っての活動にしようとは全然考えてなくって、細々と行なっていたのですが、廃材アクセサリーの存在がどんどん知られるようになってきたことで、「楽しそう」という人たちが結構増えてきたので、「じゃあ、チームを作ってやろう」と考えてメンバーを募り、大学1回生の夏休みには団体を設立、今に至ります。「potential」の活動以外にも、廃棄野菜の活用、具体的には絵の具を作っている学生団体、いまは合同会社になった「ラピスプライベート」には高校2年生から参加、ワークショップの担当として今も活動しています。 https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/article.html/?id=266&No=256#article05 を紹介してもらい、藤枝さんが活動されている団体にお試しで入ったりしていました。その後、生徒会長の友人に「法人化しようとしている団体があるが、そこにデザイナーとしてはいらないか?」と誘われて、参画しました。それが大学1回生の夏です。その団体は奈良を拠点に活動しているのですが、子供の教育に課題意識を持って活動している団体で、自分自身も立命館宇治の教育にすごく助けてもらってここまで成長できたことから、何らかの形で教育に還元したい思いがずっと有ったのでこの活動に参加し、特にウェブサイトのデザインをはじめとしたブランディングを中心に活動を行いました。 Q.お二人の出会いは? (馬場)もともと、速水さんのフェイスブックはフォローしていたんです。「何やこの人」と思って、ずっと見ていました。 (速水)私も、「何や、この人」って(笑)坊主頭の野球のユニフォーム着てる写真をSNSの写真に使ってはったんで。 (馬場)奈良の団体は、無事に法人化出来て、僕は理事になったんですが、奈良が物理的に遠いのと、ちょっと団体の中でも色々あって活動継続が難しくなったタイミングで、「potential」を知りました。 (速水)「potential」の当時の副代表が経済学部に所属していたんですが、その彼が経済学部のメンバーをたくさん応援要員として連れてきてくれた事が有って、ちょうどその時が校内でロボットを作るイベント期間で、 (馬場)ロボットじゃなくって、ロケットな(笑) (速水)大事なところ、間違えました、、(汗) その時に手伝いに来てくれたメンバーの中の一人が馬場君です。 (馬場)はい、内容も何も知らない状態でとりあえず連れて行かれたら、この人来はって、、、「あれ、フェイスブックで繋がっている速水さん?」「こんにちは」みたいな感じで関係が始まりました。ちょうど奈良の法人の理事を辞めたところでしたし、もともと僕をその場に連れてきた当時の副代表のことは知っていたんですが、その彼が他でも夢を持って活動していることは知っていたので、「彼がいるところなら楽しいわ」と考えて、参加しました。 (速水)ちょっと試用期間的目線で、彼のことを見極めてから入ってもらいました(笑)。デザインや会計についてスキルを活かしてもらっています。 Q.いきなり話が飛びますが、卒業後はどうされるんですか? (速水)就職しながら、potentialの活動も続けます。 (馬場)同じく、就職しながら、副業でpotentialの利益を伸ばしたいです。 (速水)就職先としては、「新規事業」しか見ていなくって、「新規事業に1年目から関われて副業ができるところ」を探しているので、就活する軸がめっちゃ変です(笑)。私自身、学生起業も考えたのですが、起業したとしても学ぶ場所がないとそれ以上の成長は無いかなと考えたのと、大手企業は持っている様々なリソースの質・量が全然違うので、学ぶことのできる幅が全然違うなと思い、就職をしようと思います。いわゆるベンチャー企業でも、掲げるビジョン・ミッションに共感できるところもあるので、そういった企業も見ています。 (馬場)僕的には学びも大事だとは思うんですが、サイドワークで人生のレベルを上げていきたいと思っています。僕も将来的には新規事業には関わりたいなと考えています。 Q.最終的には独立されるイメージですか?また何歳くらいで独立したいなどのプランはありますか? (速水、馬場)独立ですね。 (速水)年齢などは特に考えていません。今、考えるのと、働きだしてからその状況を踏まえて考えるのとでは、置かれている環境も全然違うでしょうから、いま、そこを考えても意味がないかなと思っています。 (馬場)僕はできるだけ早く独立したいなとは思っていて、30歳くらいにはと考えてるんですけれど、速水さんが言ったように読めないところが多いので、机上の空論状態で止まっていますね。 Q.お二人とも、中学から立命館で学ばれていますがそのことによるメリットなどはいかがでしょうか?また、大学も通じて「立命館で良かった」と感じられたエピソードがあればお願いします。 (馬場)良い意味で受験がなかったので、目の前のことに集中して取り組める、楽しめるのが本当に一番良かったです。かつ、宇治高はIMコースIBコースもあって(編集部註:いずれも国際人養成を念頭に置いたプログラム)、校風が多様性に満ちていて、例えば、「カンボジアに行って募金活動をしてきた」や、「企業と一緒に香水を売って多額の売り上げを上げた」など、エッジが効いた活動をしている友人がすぐ近くにいたのですごく刺激になりましたし、その他含めて自分の好奇心に向き合える環境だったと思います。「立命館で良かった」事としては、高校3年生時にプロジェクトを始めた際、担当の先生が本当に親身になって僕に向き合って、思考の道筋をリードしてくれたのが一番の思い出です。この時期の出会い、活動が自分にとって大きなターニングポイントになっています。 (速水)高校の顧問の先生がすごく厳しかったんです。普段から優しい人に優しい言葉を言われてもあんまり響かないと思うんですけど、普段バリバリ厳しい人に褒めてもらえると嬉しいじゃないですか、なので、その先生に認められたいから活動を頑張れた面もありました。すごく大事な出会いでした。 大学入学後では、大学の制度、そして教職員の皆さんが、私たちの活動にすごく寛容で、例えば、支援金の審査一つとっても「いま、何をやっているか」だけで判断されるのでなく、未来へのチャレンジを見て、評価、サポートしてくださっているので、それは本当にありがたかったです。 Q.potentialの今後は? Q.これまでのご経験の中での挫折は? (速水)私はバレエを辞めた時です。バレリーナになりたくってずっとバレエを続けていたんですが、同じ教室の子にかなわないなと感じて、、、やめるまでは3歳からずっとバレエを上手くなることだけを目指して生活してきたので、いざ、バレエをやめるとなった時に、「じゃあ、何を目的に生きていけば良いんだろうと」と途方に暮れました。その時に色々考えて、「私は夢中になるものがないと生きられない」ことに気づいた、気づけた、その瞬間が最初にお話しした、高校2年生時の立命館守山での「探究」との出会いだったのかなと思います。 (馬場)正直、思い当たらないのですが、挫折をしてないのは、挑戦できていないからなのかなと、思ったりはしています。。。これまでの僕は、仲間と一緒にきついことをストイックに頑張って、その中で自分の目的意識が芽生えてきてって感じで物事に打ち込んできました。今後挫折する時が来るとすれば、その目的が達成できなかった時かなとは思ったりしていますが、今の時点で挫折を感じていないということは、これまでの僕は、シビアにそこを目指せていないことの裏返しなのかなと思います。 Q.最後に一言ずつお願いします。 まとめると、好きなものを見つけるきっかけや自分自身の可能性に気づく機会を提供して、本当にやりたいことを見失ってしまう人を少しでも減らすと同時に、挑戦できずにいる人に勇気を与えたいという思いを持って、活動をこれからも頑張っていきたいと思います。。 (馬場) 子供の好奇心、そしてそこから生まれる言動って、お父さんお母さんから見たら、ちょっと難癖つけたくなるというか、反対したくなると思うんですが、あえてスルーして欲しいなって思います。実際に僕自身も色々言われてきました。僕ら子供世代って、「勉強、学習」に意義を見出しきれていないところがあるから、こういった活動に意義を感じて没頭している側面があると思います。なので、大人世代から見たら、「なんで?」って思われるような子供の好奇心、言動については抑制するんじゃなくって、良い意味でスルーしてもらえたらなって思います。子供たち自身に、「意義」を「目的」を見つけさせてあげてください。 ●関連リンク HP https://www.potential0.me/ https://www.instagram.com/potential.official0/ note https://note.com/potential0_me/ ●トピックス 2022年 ・Little You 2022 ファイナリスト https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000139.000028927.html 2023年 ・読売新聞オンライン 掲載 https://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20230915-OYTNT50012/ ・e-raidio LAKESIDE FM77.0 出演 https://blog.e-radio.co.jp/??????? ??????????????????????????????????/??????? ??????????????????????????????????-540/ ・一般社団法人京都知恵産業創造の森 ビジネス実践ラボ 採択 https://www.kyoto-np.co.jp/articles/biz/1131414 ・京都環境賞 奨励賞 受賞 https://www.city.kyoto.lg.jp/kankyo/page/0000320347.html |
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