医師 早川一光を語る会 ~西陣の医療から総合人間学へ~

「医師 早川一光を語る会 ~西陣の医療から総合人間学へ~」ポスター
date_range2018年12月15日(土) 10:00~17:00(開場9:30)
place会場:立命館大学朱雀キャンパス5階大ホール
notifications参加無料・事前申し込み(定員470名)
2018年6月2日、早川一光医師が亡くなりました。94歳。1948年に京都府立医大を卒業し、50年に西陣の住民が出資して創設した診療所に呼ばれ、26歳で所長になりました。それ以降、亡くなる瞬間まで「医師」として生き抜きました。「地域医療・在宅医療のパイオニア」と称される戦後日本を代表する医療者であり、認知症をいちはやく社会問題として取り上げ、1980年「呆け老人をかかえる家族の会」(現・公益社団法人認知症の人と家族の会)創設に関わりました。亡くなる2か月前までKBS京都で30年余続いたラジオ番組「早川一光のばんざい人間」のパーソナリティであり、医学、哲学、芸術、宗教が融合する「総合人間学」構想を語る夢追い人。
晩年は多発性骨髄腫を病んだことをきっかけに、患者の立場から、医療、看護、介護のあり方や、いのちや健康について自分たち自身の課題として考えていく大切さについて発信し続けました。彼が追い求めた「医学」「総合人間学」「大往生」とはどんなものなのか? 早川一光を知る人、関心を寄せる人が集まって、それぞれの目で捉えた「医師早川一光」を語り、志を引き継ぐ集まりを開きます。生前を知らない皆様も、是非ご参集くださいますようお誘いします。
プログラム
開場
第1部 早川一光の仕事を知るための講演
「私は早川一光に何を求めたか」行天良雄(元NHK解説委員)
「戦後の医療運動と早川一光」立岩真也(立命館大学生存学研究センター長)
第2部 それぞれの見た早川一光 思い出と引き継ぐもの
早川一光について思い出のある人々が次々に登壇し語る。
テーマ例
- 西陣の医療 ともに見た夢
- 地域医療のバトンを引き継ぐ
- 認知症と向き合う
- ラジオ放送という現場
- 医療と宗教の出会い
- 早川塾、衣笠塾で学んだこと
- こんなはずじゃなかった〜患者になった早川一光〜 など
第3部 早川一光の仕事の現代的意義を考えるパネルディスカッション
「早川一光とは何者か、何をどう引き継ぐのか」
コーディネーター
町永 俊雄(元NHK「福祉ネットワーク」キャスター)
パネリスト
- 高見 国生(認知症の人と家族の会 前代表理事)
- 早川 岳人(立命館大学地域健康社会学研究センター長)
- 中村 伸一(おおい町国民健康保険名田庄診療所所長)
- 長 純一(石巻市立病院開成仮診療所長・石巻市包括ケアセンター長)
- 細尾 真奈美(京都市立病院医師)
- 川村 雄次(NHKディレクター) ほか
企画 早川一光の歩みの写真展示
会場内にこれまでの早川一光の歩みを写真展示します。(協力:京都新聞社)
追悼コーナー
会場には、早川一光とお別れするための「追悼コーナー」を設けます。
参加申込み
申込方法
- メール、ファックス、郵便のいずれかで、下記の申込事項の内容をお知らせください。
- 第2部発言希望の方は締め切らせていただきました。
- 「聞くだけ」の方は当日参加も可能です。
申込事項
- 名前(ふりがな)
- 住所
- メールアドレスまたはFAX番号どちらか
- 早川一光先生との関わり
「堀川病院時代に診てもらっていた」「本や文章を愛読」「ラジオを聞いていた」「××で一緒に働いていた」「××で講演(医学部講義)を聴いた」など - FAX申込用紙:シンポジウムチラシ(裏面が申込用紙になっています)
お問い合わせ
立命館大学 衣笠総合研究機構 地域健康社会学研究センター気付
「早川一光先生を語る会」準備事務局
〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1
FAX:075-466-3347
早川一光先生を語る会実行委員会
呼びかけ人(順不同):谷口政春(堀川病院顧問)、近藤泰正(西陣健康会理事長)、西池季一(堀川病院OB会副会長)、根津幸彦(永原診療会千本診療所)、髙見国生(認知症の人と家族の会前代表理事)、細井俊介((株)京都放送社長)、天野芳子(「ばんざい人間」リスナー)、伊澤 敏(佐久総合病院統括院長)、北澤彰浩(佐久総合病院診療部長)、中村伸一(名田庄診療所所長)、細尾真奈美(早川塾)
準備事務局(順不同):高見国生、早川静好、色平哲郎、長純一、川村雄次
主催、後援、協力
主催:早川一光先生を語る会実行委員会 立命館大学 地域健康社会学研究センター
後援:公益社団法人認知症の人と家族の会 KBS京都、京都新聞、朝日新聞京都総局、読売新聞京都総局、毎日新聞京都支局、産経新聞京都総局
協力:立命館大学生存学研究センター