第16回医療経営研究会の開催

2025年3月2日(日)午後に、立命館大阪梅田キャンパスにて第16回医療経営研究会を開催しました。今回の講演者は田中伸先生(滋慶医療科学大学院大学医療管理学研究科教授)で、「病院経営管理研究と実際の経営戦略の今について」をテーマに、お話ししていただいた。

講演の内容は、初めに医療経営の現状、次いで医療経営と医師の働き方改革、そして医療機関M&Aと経済情勢についでした。医療経営の現状では、国の財政における医療費の状況、国民皆保険とフリーアクセスの矛盾、国民皆保険以降の病院経営の発展と現状、医療法人会計などを説明されました。医療経営と医師の働き方改革では、医師等の働き方改革、タフトシフト/タフトシェア、業務改善などを論じられました。医療機関M&Aと経済情勢では、医療経営戦略におけるM&Aの増大と影響、M&Aと金利上昇の関係、財務管理や戦略立案人材の重要性などを論じられました。

休憩を挟んで、質疑応答が行われ、多くの質問が寄せられるとともに、活発な議論が田中先生と参加者の間で行われ、充実した研究会となりました。