フューチャーモビリティ(FM)研究会
第17回 2018年11月20日@立命館大学 大阪茨木キャンパス
浅井龍男(横浜国立大 成長戦略研究センター)「Industrial Internet ConsortiumにおけるAutomotive, Intelligent Traffic System」
錦織義久(ローム)「ロームが目指すFuture Mobility事業」
講演メモ
- 結局は コトバでするの ビジネスは 雄弁は金 沈黙はカス
- 空論と 分かった上で 仕掛けんや 地に足つけぬ スマートシティ
- 付加価値を 上げたいのなら 背伸びせん 立ち位置変えて コミットメント
- 闇研や ロビーイングに 袖の下 教科書にない 事が肝だね
- レガシーを 活かすモデルを 模索せん 販売店の 行く末いかに
- 行く末を 占うのなら 見ておけば 松下ショップ 今と昔を
16回 2018年07月27日@立命館大学 大阪茨木キャンパス
伊藤慎介(株式会社 rimOnO:リモノ代表取締役社長)「経産官僚からベンチャー起業へと"天落"したことで見えてきたもの」
徳田昭雄「3年間の研究会活動の振り返り」
講演メモ
- 日本衰退の真因は、夢やこだわりのある「私」の不在。
- 起業を通して感じた真のオープンイノベーションとは半端ない熱量(励起状態)を持った本気の仲間との化学反応。
ただしロックバンドと同じく誰と組むかが難しい。 - イノベーションには右脳、直感が大事、左脳は邪魔。野生動物たれ。
- 日本でイノベーションを起こすにはゲームchanger が必要。
- 逃げられる余地がある取り組みは絶対失敗すします。
- ローカル主体の交通政策が新しいモビリティビジネスを生む。
しかし日本は世界最低のイノベーション環境。 - 未来は自分自身の手で創ることに意味がある(井深大)
15回 2018年5月18日@経済産業省 中国経済産業局
閑田英敬(経済産業省中国経済産業局地域経済部 参事官)
「開会にあたって」(自動車・航空機・産業機械担当)
和泉憲明(経済産業省商務情報政策局情報産業課)
「情報サービス・ソフトウェアにおける産業戦略の自動車分野への展開にむけて」
原田靖裕(マツダ株式会社統合制御システム開発本部本部長)
「人間中心でデザインする自動運転の未来」
井上佳三(自動車新聞社 代表取締役)「業界最新動向」
市原純一(AZAPA株式会社取締役&CTO)「業界最新動向」
講演メモ
- 情報サービス・ソフトウェア産業では、これまで、ハード・ソフト一体のプロダクト中心の市場から、ソフトウェア・サービス中心の市場への破壊的な変化が繰り返されてきました。
- このような産業構造の変革は、自動車ソフトウェア分野にも迫っていると考えられます。
- 敷衍、敷衍、敷衍、インテリジェンスを磨け‼️
- アマゾンによるイノベーションの怖さを自覚せよ。
- 人間中心の自動運転を目指すmazda。Be a driver.
- 機械中心の完全自動運転ではなく、人間中心の人間支援型自動運転のコンセプトを提示。
- クルマは、歳とっても心身ともに健康に生活するための健康ツールであるべき。
- 100歳になっても自分で運転できるクルマを実現する。
14回 2018年03月16日@立命館大学 大阪茨木キャンパス
田中佑典 氏(経済産業省自動車課ソフトウェア産業室)
「自動車産業政策(自動運転等をテーマとして)」
安本雅典 氏(横浜国立大学大学院環境情報学府)
「オープン化戦略とその一展望:知識とネットワークの視点」
神武直彦 氏(慶応義塾大学SDM研究科)
「グローバルに分野・地域を超え、共に社会課題に挑む:宇宙システム・位置情報を活用したシステムデザイン」
講演メモ
自動運転の課題
- 標準へのオーナーシップが弱い場合でも、多くは既存研究の成果と整合的です。
- 重要特許を保持し、他社の依存を強めることで、優位に立ちえます。
- それには、適度な範囲で、自社事業を超えたシステム知識や技術の蓄積を行っていることが不可欠。
- そうした自社の知識の蓄積が、さらなる知識の構築やコントロールを可能にします。 :あまりに幅広い知識を外部に求めても、影響力のある技術は生み出せず、効果的に知識を構築できない。
- オープン化にともない、多様な技術が利用可能になっているが・・・ 一貫した知識や技術の蓄積は、自他社の技術選択の有力な指針となり、産業や技術をリードしコントロールすることを可能にします。
- ただし、経験に応じて、いかに「外部の多様な知識の探索」と「関連性の深い自社技術の活用」をどう組み合わせて知識を構築するかといった問題は、さらに検討を要します。
- コントロールをはじめ産業や技術をリードするメカニズムや、その他の影響を与えうる変数も含めた分析など、より詳細な検討が必要。
- 各企業の技術構成や引用される技術の構成についてさらに詳細に検討することで、知識の強化やコントロールの理解はより進むでしょう。
- 様々な知識や技術のマッチングのメカニズムや仕組みの問題を考える必要があります。製造業における「作り手側」同士の議論に加え、こうした観点からサービスについて の検討が別途必要でしょう。
13回 2018年1月26日@立命館大学 東京キャンパス
シンポジウム「MaaS×自動運転の未来」
小木津武樹(群馬大学次世代モビリティ社会実装研究センター副センター長)
「自動車の自動運転への取り組み」
日高洋祐(東日本旅客鉄道・JR東日本研究開発センター)
「DoorToDoorのモビリティサービス:日本版MaaSの実現にむけた研究開発」
松舘渉(株式会社未来シェア 代表取締役)
「Smart Access Vehicle Serviceによる次世代モビリティサービスへの取り組み」
田中浩(フィンランド大使館・商務部上席商務官)
「フィンランドがMaaSを進める背景」
パネルディスカッション
田中佑典(経済産業省自動車課)、小木津武樹、日高洋祐、松舘渉、田中浩氏、
司会:井上佳三
講演メモ
- 群馬大学のモビリティセンターの特長は、全ての研究室が共有スペースに 接しており、 アンダーワンルーフでの研究開発に特化した設計であること。共同利用ができる自動運転研究開発に特化した工作・実験室を設け、 複数機関による共同研究を効率的に推進。
- 群馬大学の既所有資産をはじめ、自動運転資産の全てを研究棟に設置=本プロジェクト参画企業との知識や情報の共有を効率化。
- 完全自動運転の研究開発と運用に必要な五大周辺施設をすべて設置し、本格的な事業を展開する基盤を備えている。
- 市街地を想定した自動運転の試験路として必要十分な面積(約6200m2)を確保し、連携する企業や研究機関と共有化して、自動運転の研究開発障壁の打破を目指していること。
- 未来シェアの事業者に対する課題解決:効果的な配車手段の提供 オンデマンド配車と乗合い走行の組み合わせにより、乗客がないままの走行を 減らし、かつ1台あたりの移送乗客数を増やし、必要経費の削減と利用者数増 加の両面を改善。
- 未来シェアの利用者に対する課題解決:移動手段利用格差の解消 移動手段利用格差を解消し、より便利に、より低コストで人々が移動できる 社会を実現。
- 未来シェアの社会に対する課題解決 :環境保全、地域経済の活性化、道路交通網内を走行する車両1台あたりの移送効率を高め、渋滞緩和とCO2排出量削減などの環境保全に貢献。 また、人々の移動を活発化し地域経済の活性化に貢献。
- 経済産業省として、日本が世界のMaaSを牽引・加速することで、社会課題解決、産業発展に貢献します。
- 国内の地方創生に寄与し、ひいては課題先進国として、世界への展開を狙います。
- 国としては、世界で一番モビリティサービスビジネスを行いやすい環境を整備します。
- サービス化の波を『社会課題を解決し、人々の生活の質を高めるチャンス』と捉え、 人を中心とした将来のモビリティ社会="町づくり・暮らしのデザイン" を行います。
- MaaSの概念は、所有型モビリティのサービス化に留まらない。移動周辺の非移動サービスも含むビジネスモデル構築を競う構図です。