フューチャーモビリティ(FM)研究会
Future Mobility研究会の歩み(実績)
研究会/シンポジウム/PBL発表会および懇親会の開催
第39回Future Mobility研究会 立命館グローバル・イノベーション研究機構「センサ・マイクロマシンがつなぐ革新的サイバーフィジカルシステムモデルの医療健康分野への展開」拠点 2022年11月11日
人間中心的サイバー・フィジカル・システム ―社会受容性のデジタル共創―
基調講演 「社会システムのデザインと社会実装」大場光太郎氏(国立研究開発法人 産業技術総合研究所/柏センターデザインスクール事務局 事務局長)
パネルディスカッション 「地域住民・企業と共創するサイバーフィジカルシステム」
パネリスト 大場光太郎氏・小西聡(理工学部機械工学科 教授)・徳田昭雄(経営学部 教授)
モデレーター 後藤智(経営学部 准教授)
第38回Future Mobility研究会 第6回宇宙航空マーケティング研究報告会 2022年10月7日
~有栖川 淡く揺らめく ホタルの灯 あたごの風に ふと消えうせぬ~
本イベントの趣旨と概要紹介 湊 宣明 (立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科)
講師『空飛ぶクルマの市場規模・サービスモデルと社会受容性向上への取組』海野浩三 (デロイト トーマツ コンサルティング合同会社)、『空飛ぶクルマの事業ビジョン』保理江裕己 (ANAホールディングス株式会社 デジタル・デザイン・ラボ)
発表『立命館MOTプラクティカム-プロジェクト紹介』立命館大学院テクノロジー・マネジメント研究科 大学院生チーム
Future Mobilityとしての可能性-ディスカッション&質疑応答 保理江裕己 (ANAホールディングス株式会社) 、海野浩三 (デロイトトーマツコンサルティング合同会社)、谷本浩隆 (デロイトトーマツコンサルティング合同会社)、モデレーター:湊 宣明(立命館大学大学院 教授)
第37回 Future Mobility 研究会 2022年6月10日
~有栖川 淡く揺らめく ホタルの灯 あたごの風に ふと消えうせぬ~
講師 後藤 智先生「サイバーフィジカルミーニングシステムとは? : ユーザーの意味解釈による新対話システムの開発」
討論者 巨匠 浅井 龍男((株)OTSL/横浜国立大学)
講演メモ
要点
- 無許諾に取得/連携されたデータに基づきヒトを自動判別、サービスを割り振る心なき世界は、そろそろお終い。
- 個々が「意味ある」ものであると共感し、その対価として自発的に提供されたデータ空間(公共圏含む)が形成されていく。
- 共感を得る「意味ある」サービス、社会的インパクトをサーバーフィジカル・ミーニングシステムとして創造していく。
- 空間は理論上、3層(かれん的 自助、共助、公助的なもの)に分かれるのではないか。
- 社会構成主義は「社会は意味あるものによって構成されている」という考え⽅。「意味ある」というのは⼈それぞれ違う(=デザイン視点でいうと、世界はユニバースではなく、プルリバースということと同義)ということ。これは個別性を有しながらも「共感」を醸し出すための思想でもある。
- 革新的意味創出研究会 共催
- 大一番、に向けた仕掛けづくり。
第36回 2022年4月29日
~白球に 飛びこむ背中 逞しく 雨に打たれて しげる深緑~
講師: 井上 佳三 AMANE/自動車新聞社 CEO
演題:「帰ってきた 100 本ノック: MaaSと街のカタチ」
講演メモ
要点
- MaaSブームは去ったが、しっかり "当たり前のサービス"として根付き始めている。
- 既得権益/既存ビジネスは敵ではなく、市場を棲み分けるパートナーになりつつある事例も
例)移動型診療車(vs医師会)、移動販売車(vs地元スーパー)、オンディマンド交通(vsタクシー業界)。 - コロナ禍の2年間に汗をかいた業者とそうでない事業者、新規参入予定者との差は大きい(人材とノウハウの差 歴然)。
- MaaS事業は異業種との掛算可能なプラットフォームと、そこに集まるデータの利活用によってのみ生き残る。手の内を見せ合うことのできる信頼に足る仲間づくりが成功のポイント。
- 都市ごとのベンダーロックインならぬプラットフォームロックインへ。
- EV化が進むのは、自動車販売店を介さない売り手による商用小型小口配送車ではないか。
第35回 2022年2月19日
2022年2月19日、「第5回 宇宙航空マーケティング研究報告会」をオンラインで開催。今回は「『宇宙へ行く!』というマーケットの創造」と題し、人が宇宙に行く時代の新しいマーケットについて、ゲストと共に議論しました。
第34回 2022年1月14日
~「風のヒト、土のひと」~
講師:産業技術総合研究所、デザインスクール事務局長 大場 光太郎 先生
演題:『社会システムのデザインと社会実装』
講演メモ
要点
- 一般解を解くことに慣れたエンジニアは、現場で手足アタマを動かして、特殊解を導く「美学」に目覚めよ。
- サイエンスとアートの起源に意識的タレ。
- ウィル、そしてアイデンティティを持ったもの同士が、独善的ではなく(内省しながら)、「協調しなければ何もなし得ない」というスタンスのもと「対話」を通じて互いを「傾聴」し合う仕組みのデザインを我々(産総研のデザインスクール)はしてきた。それが街づくりの全てだ。
- 風の人(外から来た専門家)が「この土地に骨を埋めたい」と祈る人々の声を傾聴することが第一歩(=解決のための社会実装プロセスは、現場で社会の住民と共に考え創りだす "共創モデル である)。
- the best dialogue ever