過年度開催報告
2018年度
最優秀賞
あらきっず(アラキッズ)
関西大学

For Fan For Fun
荒井 我望(関西大学 商学部 3回生)
太山 彩夏(関西大学 商学部 3回生)
河原 朱里(関西大学 商学部 3回生)
高島 里奈(関西大学 商学部 3回生)
仁司 朋花(関西大学 商学部 3回生)
優秀賞/中小機構 近畿賞
TaBiwa+R (タビワプラスアール)
立命館大学

CUBE - SDGsをもっと身近に -
渡邊 里々子(立命館大学 理工学部 4回生)
私たちは、あらゆる人がSDGs(持続可能な開発目標)で繋がり、学ぶ場所や機会を提供します。今回提案したプランは、地方の若者に対して主体的な将来の可能性を広げ、地方で活躍する人材を育成することを目的としたプランです。現在行っているオンラインサロン「仮想地球市民会議」とキャラバン「滋賀SDGsキャラバン」を取り上げ、将来的にSDGsシンクタンク事業を展開していく内容でした。現時点で、オンラインサロンとキャラバンを実施しているので、そこからシンクタンクとしてどう機能するかが重要だと考えています。今後大阪万博も開催されますが、あらゆる人がSDGsで挑戦をもっと自由にできる社会を作っていければと思います!
コンテストを終えて今後は、起業に向けて大学と話し合いながら、準備を進めて行きます。また、このコンテストに応募した経緯として、大学のイノベーション養成プログラムに参加したことが大きなきっかけでしたので、大学の後輩で関心がある方に積極的に参加を勧めていきたいと思います。他にも私の周りでユニークな取り組みや技術を持つ方がいます。そのような方に、今回の立命館大学学生ベンチャーコンテストでアウトプットする機会として何かしらの紹介や支援ができたらと思います。

優秀賞/野村イノベーション賞
株式会社ミグロス
明星大学

個人会計kobetsu(仮称)
金子 晃輝(明星大学 経営学部 4年)
自身のスマートフォンで注文から会計まで完結することができ、複数人で飲食店に行った際には自分が食べた分だけを個別で支払うことができる個別会計システムkobetsu。本サービスは個人が注文した飲食物のみ会計を行い、飲み会などで多い全体での割り勘は行わない。そのため、あまり料理やお酒を頼まない人の不公平さをなくすことが出来るシステムである。また、飲食店側としてもオーダーや会計をする必要もなくなるため、将来的には人件費削減に大きく貢献できる。
コンテストを終えて事業のブラッシュアップや発表の機会を設けていただきありがとうございました。審査員の方から頂いたアドバスを活かして事業化に向けて取り組んでいきたいと思います。

オナーズ賞/きたしん未来賞
TEAM HANNAN(チーム ハンナン)
阪南大学

SmaPos(スマポス)~スマートフォンにレジ機能を~
山岸 潤紀(阪南大学 経営情報学部 4年)
津村 拓実(阪南大学 経営情報学部 4年)
吉永 京平(阪南大学 経営情報学部 4年)
皆さんは、ネットショッピングをしている時に、「よく一緒に購入されている商品」等が出てきた経験がある人は多いのではないでしょうか?この推薦する機能はレコメンドと呼ばれ、これを導入することによって「1.7倍売上が上がった」。という データ※1がある程、ネットショッピングで成功するためには無くてはならない物である。しかし、現実世界では、カゴの中身がリアルタイムで分からないため、同じレコメンド方法は実現されていないのが現状である。そこで、本プランではスマートフォンにアプリを導入し、買い物をしながらバーコードを読み取る事でカゴの中身をリアルタイムで把握し、現実世界でもネットショップと同じような機能を持たせ、売上が向上するプランを提供する。それ以外にも、人件費削減やレジ前での混雑解消、顧客満足度の向上に繋がる等、顧客や店舗において様々なメリットを提供するプランである。
※1 URL: https://www.silveregg.co.jp/archives/casestudy/office-com
今回、このコンテストに参加するにあたって、1次審査通過時には、数名の意見を提示して頂けたりや、二次審査の前にブラッシュアップを実施して頂け、本番に望むまでに沢山の協力をして頂けました。最初から最後まで学生のプランを真剣に聞いてくださる本大会は、学生にとってとても良いコンテストだと思いました。ありがとうございます。
今後は、今まで頂いた内容を本プランに活かせるように取り組みたいと考えています。

オナーズ賞/クレディセゾン賞
ノンフィクション
立命館大学

「ファイナンスBattle」~for Students~
豊田 哲彦(立命館大学 経済学部 3回生)
僕のプランは『ファイナンスBattle!! -for students-』というもので、学生に金融投資の学習を促すことができるアプリケーションを開発しました。金融投資を実践的に学ぶことができるツールとして、様々な企業のデモアプリがありますが、それでは一生懸命学習するというインセンティブは働きません。
その課題を解決するために、今回僕が開発したアプリではオリジナル機能(SNS要素やポイントシステム)を実装し、学生にとって楽しみながら学習できるツールを実現しました。
一言でいうと「衝撃的で撃沈した1日」となりました。自分としては絶大なる自信を持って発表会に挑みました。理由は学生側のユーザーの要望を120%反映させたツールであり、全国の大学生760名にベータ版を問題なく提供できたからです。しかし、プレゼンの結果としては1番の評価を勝ち取ることができませんでした。学生側のユーザーばかりを意識し、マネタイズ面や企業側に対するソリューションを考えきれていなかったことが原因です。正直、甘かったなと思いました。
このようにまだまだ至らない部分がありつつも、評価してくださった株式会社クレディセゾンさんには本当に勇気づけられました。プレゼン後の懇親会ではセゾンカードのアプリに搭載されているポイント投資機能を丁寧に紹介していただき、今回のプランへのヒントを掴むことができました。まだまだ勉強不足で至らない部分はたくさんありますが、今回いただいたフィードバックやクレディセゾンさんのありがたい評価を糧とし、これからもどんどん自分自身をアウトプットしていきたいと思います!本当に貴重な経験を体験させていただきありがとうございました!

オナーズ賞/NVCC賞
ロボコンOBチーム
立命館大学

Trustravel
森田 崇文(立命館大学 理工学部電気電子工学科)
片山 裕太(立命館大学 理工学部ロボティクス学科)
平田 高央(立命館大学 理工学部ロボティクス学科)
本田 卓(立命館大学 理工学部電気電子工学科)
昨今、自転車ブームが到来し、多くの自転車が流通すると同時に自転車の走行マナーの悪さが原因の交通事故が話題にあがるようになってきた。本プランTrustravelは、自転車運転者に対して、自発的な安全運転とサスティナブルな事故防止対策を促進するサービスである。Trustravelはスマートグリップとスマホアプリによって構成しており、それぞれ自転車のハンドルに取り付けて使用する。自転車走行中に交通データ(ブレーキをかけた時刻・位置情報・加速度)をリアルタイムで記録し、蓄積したビックデータをデータ解析することで、走行者の運転特徴や危険区域など、地域に即した使い方で近隣の詳細な交通状況を見出す。この結果を運転者にフィードバックすることで、自転車走行マナーの改善を促し、自転車における運転意識の改革を目指す。
コンテストを終えて私たちのグループは、「NHK学生ロボコン2017」に出場したロボコンOBの4人で構成しています。私たちの強みである”ものづくり”を活かして、安全で安心なまちづくりに貢献したいという思いから、本プランを考案して取り組み、立命館ベンチャーコンテスト2018に出場しました。結果はオナーズ賞をいただき、評価していただけたことに大変光栄に思います。しかし、特にビジネスの側面で審査員の方々に数多くのアドバイスをいただき、課題になりました。今後も、ものづくりを通して科学技術を社会に役立てられるような活動を続けていこうと考えております。

奨励賞
Olympia
立命館大学

マリンスポーツイベント事業[BOW]
北尾 峻一(立命館大学 経営学部 3年生)
日本中にあるレジャーボートなどのレンタルがメインのマリーナは夏の土日にしか利益が上がりません。また近年進む海離れによって若年層のお客さんがいません。それによりマリーナの今とこれからはとても暗いです。マリーナの後継としてそんな課題を解決するために、マリーナ閑散期のシェアリングイベントを始めました。
コンテストを終えてまず普段の生活では会えない刺激的な同世代との出会いが良かったと思いました。共に切磋琢磨していける同志との出会いはこれからの人生において大きいターニングポイントとなると思いました。コンテストを終えた今、新しく取り組んでいることはその同世代の人たちからインスピレーションを受けたものです。また審査員の方々からの数多くのアドバイスも頂けて、今後事業をするにあたっての課題を再認識することができました。残念ながら入賞はできませんでしたが、出会った同世代に負けないように、そして彼らから学んだことを活かし、これからも事業に取り組んでいきたいと思います!

ワンちゃん大好き
立命館大学

犬フン自動処理装置--スーパー・ワン
HU Fengyi(立命館大学 テクノロジー・マネージメント研究科 1回生)
WU Xingxing(立命館大学 テクノロジー・マネージメント研究科 1回生)
JIA Minjia(立命館大学 テクノロジー・マネージメント研究科 1回生)
JIANG Haihao(立命館大学 テクノロジー・マネージメント研究科 1回生)
日常生活で犬のフンを処理することが面倒くさいという悩みがよく聞こえる。例えば、出かけて犬と散歩する時、持ち物が多くて、フンを片付ける手間がない。また、フンを拾う際に、フンの臭さがきつくて、直接に手で触りたくない。間違えて、触れてしまい手が汚れる。片付けた後、フンを持つのが不便になり、どこでもいきたくなくなる。更に、年寄りにとって、腰を折ったり、しゃがんだりして犬フンを処理するのは大変きつい。これらの悩みを解決することを目的として、犬を飼っている人に、犬フンを便利的に扱われる「スーパー・ワン」という犬フン自動処理装置を提供したい。
コンテストを終えて今回のコンテストを参加することで、自分らのいい経験になりました。発想だけでは、ビジネスにならないことを強く意識しながら、今回のビジネスプラン提案をしました。しかし、まだ考え不足のところがたくさんがあります。例えば、犬フンを拾うだけではなく、犬の健康観察機能を加えることや、メンテナンスの方法、また市場ヒアリングをして、商品サンプルを作るなどの点です。これからはこれらの点について、更に改善を加えて、いい「モノづくり」ができることに努力したいと考えています。
そして、一緒に参加したチームは本当に素晴らしいと思います。彼らの発表を聞いて、大変勉強になりました。自分らがまだまだ不足があることが分かりました。これからも謙虚の姿で、研究やビジネス事業を頑張っていきたいと思います。

SmartFinderという関西大学工学部で開発されたどのような環境でも低コストで導入・運用できるBLEデバイスを用いた高精度な屋内外位置測位システムをベースとした“Fantableシステム”をコンサート会場に導入し、来場者の利用価値を向上させるビジネスプランを提案します。現在コンサート会場が持つ問題点は座席・会場内施設(トイレ等)の場所がわかりにくい、グッズ売り場やトイレの混雑状況がわからない等があります。“Funtableシステム”はこれらの問題点を解消し、来場者により快適で魅力的な体験を提供します。またこれは来場者だけでなく運営スタッフにもBLEデバイスを持ってもらうことにより、スタッフの位置管理がしやすくなるため業務効率化にも繋がるシステムです。
コンテストを終えて今回こちらのベンチャーコンテストにおいて最優秀賞という光栄な賞をいただき嬉しい気持ちでいっぱいです。これで終わりとせず、今後もこのプランをブラッシュアップしより来場者が快適に過ごせるようなシステムにするとともに、実現まで結び付けられればと思います。また私たちの提案した“Funtableシステム”のベースとなっている関西大学工学部で開発されたSmartFinderの技術はコンサート会場だけでなく様々な場面に応用できる技術です。今後はコンサート会場だけにとどまらず、様々な場所に導入するビジネスプランを考え、世の中をより快適で過ごしやすい社会にしていきたいです。