おもしろい人の輪をつないで世界を変える
喜多大輔さん(経営学部4回生) 写真左
喜多村雄真さん(経営学部3回生) 写真中央
日野貴博さん(経済学部4回生) 写真右
4月17日(日)に「おもしろい人の輪をつないで世界を変えるin RWANDA」の
講演会を開催予定。
みなさんは、1994年にアフリカのルワンダという国で大規模な民族間抗争があったという事実を知っていますか?同じ国・隣近所に住む民族同士が争いを行い、その結果、3ヶ月の間に、およそ100万人もの人々が命を落としました。
それから17年。喜多村さんは、たまたま日本で仲良くなったルワンダの友人から話を聞き、ありのままのルワンダを知りたいという思いから、現地にいく事を決意。喜多さん、日野さんを中心とし、本庄豊先生(立命館宇治中学校社会科教諭)や、喜多村さんの恩師など様々な方々からの募金の支援協力もあり、今年の3月11日に現地へ向けて出発をされました。
滞在期間は約3週間。初めて訪れた現地は想像と大きく違い、町全体は綺麗で、マナーも行き届いていて、人々も普段どおりの生活をしているようにみえました。
しかし、滞在して話を聞くうちに、普段は口にださなくても、今も人々が癒えない傷を抱えながら隣人同士として、同じ空間で生きている現状が見えたと喜多村さんはいいます。他国からの支援も入っていますが、人々の気持ちの奥底はまだ癒えていないままでした。
「歴史を知りたい」という思いで現地を訪れたのに、知れない歯がゆさ、もどかしさ。
しかし、自分が現地で聞いたこと、悩み考えたこと、感じたこと、ルワンダで支援活動を行う国連の方やボランティアの方々から教えられたこと、そこで感じた様々な感情を日本で伝えたいという思いから、4月17日(日)にびわこ・くさつキャンパス(BKC)で旅報告会を開かれます。当日は、報告会以外にもゲストの方による講演会やブース展覧会、パネルディスカッション等も行われます。
■旅報告会の詳細とお申し込みはこちらから
※お申し込みは前日まで受けつけています。
あなたの中で何かが変わるきっかけになるかもしれません。
ぜひ会場に足を運んでみて下さい。
ルワンダの町並み
―最後に喜多さん、日野さん、喜多村さんのそれぞれの夢と旅報告会に向けての
メッセージを伺いました。
(喜多さん)
帰国した喜多村くんから、ルワンダでの話を聞いて、現場に行かないと、そこで起きている事はわからないのだということを強く感じました。また本質は伝わらないのだという事も。将来、目指している社会科教員になれた時に、子どもたちに知識だけ伝えるのではなく、それをどう生活に根付かせていけるのかについて考えていきたいと思います。
(日野さん)
僕は、「すべての人にとって、本当によい教育を」という言葉をテーマにしています。でも、「すべての人とは?本当によい教育とは何なのか?」ということを僕自身、まだまだ追究したいと思っています。もともと「勉強」というのは、自らの意志、学びたいという気持ちを持ってするものだと思います。今は、さまざまな教育・理念・学校のシステムを自分の目でもっとみてみたいですね。
(喜多村さん)
僕は、日頃から身近にいる人たちを大事にするようにしています。
それが、人と人、地域と地域、国と国というつながりになると思うからです。
自分には何ができるのか?それは、まだわかりませんが、3回生になった今、これからの進路を具体的に考えていきたいです。
当日は僕たちの話を聞いて、いろんなことを感じて、そこから何かアクションにつなげてもらえると嬉しいですね。そういう刺激を感じられる場にします!