ゆったり、まったり、楽しんで歩こう!!
中村和裕さん(生命科学部4回生)
山歩会(さんぽかい)代表
山歩会は、40年以上続いているサークルで、アウトドアと言うよりは主に散策という形がメインとなっており、本格的に山に登ったりもしますし、お花見のように日帰りのプランで散策に出かけることもあります。集まりは週に1回程度。その時に行きたい場所を話し合い、休日、月に1~2回のペースで、近場を含めて、全国各地の山へ行きます。
普段の活動で山を散策して楽しみながら、体力をつけ、長期休暇には標高の高い山にチャレンジしています。安全第一のため、あたたかい時期を選び、危険な場所、天候のことも考え、危機管理なども自分たちで行います。そして、仲間と声を掛け合いながら、頂上を目指します。
私が1回生の頃に登った長野県と岐阜県の県境にある「槍ヶ岳」という山の頂上から見た景色は、今でも忘れられません。360度パノラマの景色が広がり、自分より雲を下に見ることができたのも初めてで、とても感動しました。
3000m級の山だったこともあり、登るのはとても疲れましたが、山頂にたどり着いた時の感動はその疲れを上回るほどの大きいものでした。標高の高いところなので、夜には、私たちが普段見ている空とは比べ物にならないぐらい澄んでいて、星がたくさん輝く夜空を見ることができます。
最近は標高の高い山ばかりではなく、日帰りで行くことのできる標高の低い山にも気軽に登りに行ったり、自然を探索しながら「歩くこと」に重点を置いています。山を登ると考えると体力が必要だと思ってしまう方も多いかもしれませんが、「歩く」ということであれば自分の行きたい所へ自分のペースに合わせて進んでいくことができます。
山頂に立った時の達成感は、登った人にしか味わえません。山登りは大変とか、しんどそうだからやめておこうではなく、やってみると楽しいものですし、自然の中で開放感が味わえますよ。
- 取材・文
- 中島 基樹(経済学部3回生)