北さん：
6月1日から7月末まで、衣笠キャンパスの東門を出て少し歩いたところに、かき氷屋「らくだ」を出店しています。かき氷は1杯100円。収益はすべて東日本大震災の被災地のために役立てます。

太田さん：
東日本大震災が起き、何かしたいと思っているけど、授業などもあって被災地に行くことは難しく、行動に移せていない学生が私の周りにもたくさんいました。そういったみんなの気持ちを支援の力に変えることはできないかと思いついたのが「かき氷」店を出店し、収益を被災地のために使うというアイデアです。これから暑くなるし、目的に共感する学生が参加しやすく、かき氷を買ってくれた学生も、被災地の支援につながることを実感してもらえるのではないかと思ったのです。

　　　　　　

北さん：
実際、お店を出店する中で、大変なこともありました。例えば、出店する場所を探したり、食品を扱うため、保健所の許可をとったり、かき氷機を調達したり…。すべて手探り状態だったところを、「らくだ」の活動に参加してくれたメンバーや地域の方々に助けていただきオープンまで漕ぎつけることができました。店舗の場所を快く貸してくださった「くれたけ食堂」さん、氷を仕入れて下さっている「中川燃料店」さんなど、本当に感謝しています。

　　　　　　

太田さん：
今では、学部や学年の垣根を越えて有志50人以上が集まり、毎日お店を切り盛りしています。みんな「らくだ」で初めて出会った人たちばかりですが、“被災地のために”という同じ目的のもと、チームワークもばっちりです。「少しでも被災地の役に立つなら」と、リピートしてくれる人がいるのも嬉しいです。最近では、地域の方々や、小学生たち、そして自転車誘導員の方々も足を運んでくれています。

北さん：
8月には、これまで協力してくれた学生、助けてくださった地域の方々、かき氷を買ってくれたお客様の気持ちを「かき氷」と共に被災地へ届けたいと思っています。得た収益を活用して、東北の避難所や仮設住宅などでかき氷を無料で振舞うことで、現地の人々が笑顔になってもらえれば嬉しいです。

■かき氷店「らくだ」
営業期間：7月末迄（予定）
営業時間：月～金11時30分～18時
場　　所：衣笠キャンパス東門近くの「くれたけ食堂」前

【メニュー】
イチゴ、メロン、レモン、ブルーハワイ、みぞれ、
カルピス、抹茶、マンゴー、パインなど
各1杯　100円
※＋20円で練乳かカルピスをトッピング
※＋40円で練乳とカルピスをトッピング