「むすんで、ひらいて、戦争ってなに?」家族のカタチと戦争
関 りんさん (映像学部4回生)
野間るりさん(文学部3回生)
敦谷友衣さん(文学部3回生)
立命館大学国際平和ミュージアム学生スタッフ
第66回ミニ企画展示を企画
私たちは、国際平和ミュージアムの学生スタッフとして、主に資料整理を担当しています。資料と触れ合う中で、この経験を活かした企画展示をしてみたいと思うようになりました。
今回、私たちが企画したミニ企画展示「むすんで、ひらいて、戦争ってなに?-<慶三とキヨ>ふたりを引き裂き、結んだもの-」は、家族を残して出征した今堀慶三という人物が、前線から妻であるキヨに宛てた葉書や封書をもとに1941年から1945年までを追っています。また同時に、同じ時代の新聞や雑誌などのメディア資料を展示。銃後(※)の様子も表現する事で、妻の元へ戦地の夫から手紙が届くという、前線と銃後がつながりを持った展示空間を作りました。
※銃後…戦場の後方。直接戦闘に加わらない一般国民。

国際平和ミュージアムには、寄贈された膨大な数の資料があります。その資料のほとんどは、教科書や日記、手紙、写真、成績表など個人的なもの。その人の生い立ちや人柄が分かるようなものがたくさんあります。その中でも、今回スポットをあてた今堀慶三さんの資料は、私たちの記憶に残るものでした。軍事郵便でありながらも、妻への想いや自分の気持ちを書いた手紙を読むうちに、慶三さんの人柄に惹かれました。妻と息子・・一般家庭で普通に暮らしていた家族が、「戦争」によって離れ離れになる。戦場から妻子に送る手紙を、どんな思いで書いたのかと考えます。また同時に、「戦争」を共有することで、家族の絆は強く結びついていたという事に、今展を準備する中で気づきました。タイトルにはそんな思いが込められています。


学生スタッフならではの視点としては、慶三さんの手紙の複製を作り、実際に手にとって見てもらえるようにするなど、見学者が手紙を読む妻の想いを追体験できるよう工夫しました。
支え合う家族のカタチとその背景にある「戦争」。
たくさんの方に伝えられることができればと思っています。
ぜひ、会場にお越し下さい。

第66回ミニ企画展示
「むすんで、ひらいて、戦争ってなに?
-<慶三とキヨ>ふたりを引き裂き、結んだもの-」
期間:7月3日(日)~7月18日(月・祝)
場所:立命館大学国際平和ミュージアム2階 ミニ企画展示室
■立命館大学国際平和ミュージアムHP
今回、私たちが企画したミニ企画展示「むすんで、ひらいて、戦争ってなに?-<慶三とキヨ>ふたりを引き裂き、結んだもの-」は、家族を残して出征した今堀慶三という人物が、前線から妻であるキヨに宛てた葉書や封書をもとに1941年から1945年までを追っています。また同時に、同じ時代の新聞や雑誌などのメディア資料を展示。銃後(※)の様子も表現する事で、妻の元へ戦地の夫から手紙が届くという、前線と銃後がつながりを持った展示空間を作りました。
※銃後…戦場の後方。直接戦闘に加わらない一般国民。
国際平和ミュージアムには、寄贈された膨大な数の資料があります。その資料のほとんどは、教科書や日記、手紙、写真、成績表など個人的なもの。その人の生い立ちや人柄が分かるようなものがたくさんあります。その中でも、今回スポットをあてた今堀慶三さんの資料は、私たちの記憶に残るものでした。軍事郵便でありながらも、妻への想いや自分の気持ちを書いた手紙を読むうちに、慶三さんの人柄に惹かれました。妻と息子・・一般家庭で普通に暮らしていた家族が、「戦争」によって離れ離れになる。戦場から妻子に送る手紙を、どんな思いで書いたのかと考えます。また同時に、「戦争」を共有することで、家族の絆は強く結びついていたという事に、今展を準備する中で気づきました。タイトルにはそんな思いが込められています。
学生スタッフならではの視点としては、慶三さんの手紙の複製を作り、実際に手にとって見てもらえるようにするなど、見学者が手紙を読む妻の想いを追体験できるよう工夫しました。
支え合う家族のカタチとその背景にある「戦争」。
たくさんの方に伝えられることができればと思っています。
ぜひ、会場にお越し下さい。
第66回ミニ企画展示
「むすんで、ひらいて、戦争ってなに?
-<慶三とキヨ>ふたりを引き裂き、結んだもの-」
期間:7月3日(日)~7月18日(月・祝)
場所:立命館大学国際平和ミュージアム2階 ミニ企画展示室
■立命館大学国際平和ミュージアムHP