「今を生きる人たちに知ってもらいたい」
藤原二紀さん(経営学部4回生) OAFAG代表 写真:右
星加 碧さん(経営学部3回生) 写真:中央
大森芙希さん(経営学部3回生) 写真:左
立命館大学経営学部プロジェクト研究団体OAFAGのみなさん
「広島」「長崎」への原子爆弾の投下で、日本は甚大な被害を受けました。それから60年以上が経ち、今では戦争は過去のものであるという認識が定着しています。しかし、被爆された方や被爆2世3世の方は、その後も放射能の影響に苦しんだり、今でも原爆による被害を受けている現状があります。
私達OAFAGのメンバーは、少しでも多くの人に原爆や原発のこと、放射能が残した多くの傷跡について知ってもらいたい、被爆された方の声を届けたいという想いから、被爆された方や被爆2世3世の方の「声」を集めた書籍の制作活動等を行っています。
今年の4月29日には、BKCのエポックホールにて「放射能について考えよう」をテーマに広島県出身のアーティスト、岡平健治さんのライブと映画「ひろしま」の上映会を行いました。多くの方々のサポートで実現することができました。
参加者のほとんどが「戦争」を知らない世代の方でしたが、それぞれが真剣に考え、岡平さんとのディスカッションでも、積極的に原発問題に対して発言をしてくださいました。
“知る”ための機会を設けることで、多くの人が関心を持ち、問題に対し向き合い考えてくれるのだと感じました。学生生活の中でも、楽しい話ばかりではなく、難しくて逃げ出したくなってもしっかり向き合わないといけない事について、話し合う機会が大切だと思います。私たちも含めた若い世代や、1人でも多くの人に被爆者の方の「声」を伝え、原爆や原発の放射能に対する理解を深めてもらうために、書籍やイベントを通じ、これからも私たちにできることを続けていきたいと思います。そして、“知ってもらうこと”から、いずれは“行動”につなげてもらえるように、私たち全員の意識が高まることを願っています。
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- 取材・文
- 藤村尚美(経営学部4回生)