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嫌いだった科学+大好きな折り紙=世界への切符

木村麻里さん(生命科学部1回生) 
「ジャパン・サイエンス&エンジニアリング・チャレンジ(JSEC)」で文部科学大臣賞を受賞
「インテル国際学生科学・技術フェア」に日本代表として参加

  • No.291
  • 2011年8月31日更新
高校3年生の時、担任の先生の推薦で「ジャパン・サイエンス&エンジニアリング・チャレンジ(JSEC)」という科学者・技術者を目指す高校生の科学技術コンテストに応募。文部科学大臣賞を頂きました。

実は、私は高校生になるまで数学や化学など科学が嫌いでした。ですが、通っていた立命館高校で全国の様々な科学館を巡る機会があり、次第に科学に興味を持つように。卒業研究では、幼いころから好きだった折り紙を用いて「空間充填」の研究をしました。そして、台形錐と平行六面体を組み合わせた「ひし型・台形十二面体」が空間を隙間なく埋められることを証明。JSECでもこの研究内容を発表しました。受賞した瞬間は、それまでの努力が報われた気がしてとても嬉しかったです。サポートし続けてくれた担任の先生にも感謝の気持ちでいっぱいです。

     

そして今年の5月、ロサンゼルスで開催された「インテル国際学生科学・技術フェア(ISEF)」に日本代表として参加しました。ISEFは、65カ国・地域から選ばれたおよそ1500人が研究成果を競う大会です。ロサンゼルスでの滞在期間は約1週間。一番の問題点は、何と言っても「言語」。当然のことながら、発表は全て英語で行うため、大会の約2ヶ月前から英会話教室に通い、語学の習得に励みました。
審査の会場では、地元の小学生たちに自分の研究を発表する機会もありました。私が折り紙の楽しさを説明すると、小学生たちは興味津津。目を輝かせて発表を聞いてくれていました。残念ながら入賞することはできませんでしたが、世界各国から集まった未来の研究者と同じフィールドで発表できたことは、とても良い経験になりましたし、モチベーションも向上しました。
 
                            

私は科学が嫌いでしたが、大好きな折り紙と科学を組み合わせることで、ここまで研究を続けることができました。勉強には色々な方法があると思います。たくさんの子供たちに学ぶこと、そして自分で考えることの面白さ・楽しさを知ってもらうため、将来は教師になりたいと思っています。

  • 取材・文
  • 平永洋介(経済学部4回生)

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