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“音楽”と“個性”を活かし、『未来』につなげる

笹畑嘉文さん(理工学部4回生) PLUSα代表
大島薫子さん(経営学部4回生) PLUSα副代表 写真:前列左
桐山冴子さん(経営学部4回生) 写真:前列右

学生支援団体PLUSα(プラスアルファ)のみなさん
滋賀県で復興支援につながる情報発信、チャリティーイベントを継続して行う

  • No.296
  • 2011年9月12日更新
(笹畑さん)
今年の3月におこった東日本大震災の映像を見て、すぐに「自分に何かできる事はないのか?」と思いました。これまで海外で地震がおこった時も、テレビで見るだけで献身的に支援に取り組む事ができない自分がいたからです。

すぐにFacebookに「何かしたい」と書き込みをしたところ、そこに反応してくれたのがPEACEのメンバーたち。「やろうよ!」と最初に同意をしてくれたのが、大島さんだったんです。

それから、PEACEの有志25名を中心に団体を立ち上げ、今年の5月には、滋賀県・草津市のエイスクエア(専門店側中央イベント広場)で、第1回目の復興支援イベントを、8月には同じ場所で第2回目のイベントを行いました。イベントでは、音楽を演奏して、お客さんを惹きつけたところで、展示や募金活動を行います。また8月のイベントでは、新しく復興支援に関わっているNPO団体、学生団体のみなさんを紹介したオリジナル冊子の配布も行いました。



冊子は主に3つのコンテンツにわかれています。

コンテンツ1 「親心をつかむ」
さまざまな支援企業や支援団体をご紹介しています。また、この冊子の中の支援したお店やイベントに訪れた方からいただいた義援金が、例えば、被災地の子供たちの誕生日のケーキになったり、絵本になったりという取り組みの紹介もしています。

コンテンツ2 「早業!」

1人1人が、「身近でできることは何か」をテーマに情報を集めました。
自分でできる防災対策、節電対策などですね。たとえばクーラーのフィルターを掃除する、普段のちょっとした心がけで節電効果を高めることができます。

コンテンツ3 「コラム」
現在の被災地の状況がわかるような本や資料のご紹介をしています。
募金の用途や、阪神・淡路大震災の時に関東から関西に行われた支援のこと、義援金と支援金の違いの説明などですね。「義援金」は赤十字を通して、被災地に届けられるものであり、「支援金」とはNPO団体が活動をするための資金。でも、被災地で活動するNPO団体には重要な資金となります。

対象を子どもたちにあてているため、読みやすくなっていますし、親子でぜひ読んでいただきたいですね。また本の中にもキャラクターを入れたり、塗り絵ができたり、長く保管をしてもらえるように工夫をしています。

(大島さん)

5月のイベントでは、初めて街頭募金をするメンバーも多く、最初は少し気恥しさを感じながら、挨拶や募金の呼び掛けをしていました。

募金活動では、「IVUSA」というボランティア団体の方たちがサポートに来てくださっていたのですが、実際に現地の様子を見てきた方たちの呼び掛けからは、私たち自身も気持ちを突き動かされるものがありました。IVUSAの皆さんの影響もあり、イベントの終わり頃には、みんな声がでるようになり、呼び掛けの中で自分たちの思いを伝える事ができるようになりましたね。

イベントでは、募金に協力をしてくださった方と握手をするように心がけていたのですが、握手をしたときには、みなさんからの温かさを感じることができました。
路上ライブで演奏をしていて、子どもたちが近寄ってくると、保護者の方も笑顔でにこにこと近づいてきてくれます。私たちとかかわることで、家に帰ってから子どもたちがイベントの話をしてくれるかもしれないですし、何か心境の変化が起こるかもしれませんよね。そういう機会を増やしていきたいです。

また8月のイベントでは、炎天下にもかかわらず、たくさんの方々が路上展示会や模擬店に立ち寄って下さいました。模擬店で出したヨーヨーすくいにも、たくさんの子どもたちが集まり、みんなの笑顔を見ることができました。私たちのオリジナル冊子も多くの方が、持ち帰って下さいました。




(笹畑さん)

現地に行けなくても、身近にできるボランティアって、いろいろとあるのではないでしょうか。情報を得る手段はいくらでもありますし、震災のことが書かれたブログ、日記、NPO団体の公式ホームページにはリアルな現地の情報が載っています。

僕は、そういった情報を見ることも“ボランティア”につながると思いますし、生の声に勝るものはないと思いますね。自分の力は微力だと思わずに、少し募金をしてみる、支援活動に参加してみることで、いろんな支援の輪が広がっていくと思います。

PLUSαには、“自分たちの個性を活かしてアクションをおこす”意味と、“自分の+αになり、何かしら変化があるように”という思いをこめています。
これからも個性豊かなメンバーと“音楽”という共通の個性を活かして、どんなイベントでも動くことのできるPLUSαであり続けたいと思っています。





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