私たち、立命館大学応援団チアリーダー部は、8月26日（金）～28日（日）に国立代々木競技場第一体育館で開催された「2011ジャパンカップ　チアリーディング日本選手権大会」のDIVISION1とDIVISION2にそれぞれ出場しました。ジャパンカップは、チアリーディングの大会では最も大きな大会の一つ。私たちも大会出場に向けて、日々練習に励んでいました。

これまでは、「出場するからには優勝を」と、日本一を目指して大会に臨んでいましたが、結果はいつも決勝進出までという成績に終わっていました。
ですが今年は、もう一度自分たちの技術を見直し、自分たちらしさを出すことを最大の目標にして大会に挑みました。結果は、創部初の3位入賞！言葉にはできないくらい嬉しかったです。DIVISION2は10位に終わったものの、ノーミスで演技を終えることができました。2011年度の部のスローガンである「Great Full Challenge」を達成することができたと思います。何よりも、チームが一つになって素晴らしい演技が出来たことに誇りを感じています。

　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　永田さん（左）と安西さん（右）

Q．大会中の様子について教えてください。

安西さん：
実は、準決勝当日の朝のリハーサルで、左腕を脱臼してしまったんです。そのまま病院に行くことになったので、チームのみんなを不安にさせてしまいました。
結局、本番まで練習には参加できませんでしたが、テーピングと痛み止めで対応。なんとか準決勝本番を乗り切りました。決勝でも左腕は思うように動きませんでしたが、「これまでの練習の成果を無駄にしたくない。チームのみんなに迷惑をかけたくない」という想いから、「絶対に3位以内に入るんだ」という気持ちがより強くなりました。そして、決勝でもノーミスで演技をすることが出来ました。得点が発表された瞬間は、嬉しさのあまり、全員が全身で喜びを表現していたと思います（笑）。チアリーディングにおいて大切とされるチアスピリッツ「元気」、「勇気」、「笑顔」を感じてもらうことができたと思います。

永田さん：
私はDIVISION2に出場。その後、DIVISION1のステージを見ていました。安西さんが怪我をした時は正直、不安な気持ちもありましたが、みんな冷静に対応できていたと思います。ただ、決勝のステージはとにかく見ているこちらも緊張しましたね。余計なことは考えず、自分にできる応援で気持ちを精一杯届けることに集中しました。自分も一緒に演じているという気持ちで、1つ1つの技が決まるたびに喜びをかみしめていました。

　　

Q．チアリーディングの魅力と今後の目標について教えて下さい。

安西さん：
チアリーディングで大切なのは、「人の気持ちを一番に考え、思いやりを持つこと」だと思います。それができていないと演技もバラバラになり、お客さんにも伝わってしまいます。個人の技術だけでなく、チームの協力性も問われるスポーツ。自分自身を成長させてくれるだけでなく、人に感動を与えられる魅力的なスポーツだと思います。
12月中旬に行われるインカレでは、4回生がいない新チームで出場します。チームを日本一に近づけられるよう、自分にできるフォローをしていきたいと思います。
　
　　　　

永田さん：
他のスポーツと違い、選手同士も応援し合える素晴らしいスポーツだと思っています。元気や感動を感じてもらえる、自分たちもそれを感じながら演じられるところが魅力です。
今後は、スポーツの応援や大会、学園祭など、1つ1つのことをしっかりやっていきたいですね。また、12月に行われるチャーリングフェスティバルで、これまでの集大成となる演技を披露したいと思います。


★第23回全日本学生チアリーディング選手権大会★
日時：12月10日(土)～11日(日)
場所：国立代々木競技場 第１体育館