日本学生経済ゼミナール大会※には、木下ゼミから10班が出場。私たちは、「マーケティングに関する分野、経営戦略」を中心に、日本企業の海外進出が見込めるビール業界に焦点を絞り、情報を集めていきました。しかし、ゼミでの中間発表は散々な結果でした。海外の飲み物に対する抵抗度についてまとめたアンケート結果がうまくプレゼン資料に活かされていなかったり、他のメンバーから、「オリジナリティがない」「テーマとずれているのでは？」というコメントをもらい、とても落ち込みました。

反省を活かすために、メンバーで合宿を何度も行い、話に1本の道筋を通す所からやり直しました。先生にアドバイスを頂きながら、グローバルマーケティングの文献も調べ、最終的に自分たちが伝えたい事は何なのかを考えていきました。最終的には、日本企業が海外で現地適合化の戦略をたて、商品展開をしているかどうか、国と企業ごとにデータをまとめあげました。

大会の一週間前。もう一度、ゼミ内で発表を行うと、今度はみんなからの評判もよく、本番前に大きな自信がつきました。プレゼン当日は、15の分科会に分かれて討論。15分間で伝えきれるよう、配布資料や時間配分に気をつけながら、落ち着いて発表ができたと思います。

木下ゼミとして、初めての「分科会優秀賞」を受賞し、審査員の方からは、研究課題の興味深さ、発表の仕方など、さまざまな評価をいただきました。ゼミでの中間発表の後、中身をもう一度練り直したことが、この受賞につながったのだと思います。私たちもやればできるんだと、自信につながりました。長い時間をかけて物事に取り組み、勉強になった上に、ビールについての豆知識も増えたような気がします（笑）

私たちの班のメンバーは、みんな協調性があって話しやすい雰囲気、個々がもつ能力、うまく担当を分かれさせていたこともあって、お互いのいい所をだしあえたんだと思っています。