「幸せな気持ち」を込めて演奏します!
尾﨑良視さん(文学部4回生) 立命館大学応援団吹奏楽部部長
「第60回関西吹奏楽コンクール」(大学の部)で金賞を受賞
私たち応援団吹奏楽部は現在106名の部員で、毎日元気に活動しています。8月に開催された「第60回関西吹奏楽コンクール」(大学の部)では、念願であった金賞を受賞。10月23日(土)に開催される全国大会への切符を手に入れました。
関西大会を勝ち抜き、全国大会へ出場できる大学は出場校中2校だけ。私たちは2004年以来、2005年、2006年、2009年度と全国大会に出場させていただきましたが、関西地区では長年全国大会の常連校でありトップ通過を重ねる龍谷大学や、毎年出場枠を競い合う強力なライバル校である近畿大学や関西学院大学の存在があり、全国大会への切符は簡単には手に入れることができないものです。今は、全国大会本番に向けて、創部初となる“金賞”を目標に部員全員が一丸となって練習に励んでいます。
いい音楽をつくるため、全員が気持ちよく演奏できるようにと、今年は「部員一丸となること」を常に意識しました。実は、大会に出場するメンバーは55名までという大会規約があり、約半数の部員は出場することができません。また、大会以外にも、応援活動や演奏会など多くの行事が同じ時期にあり、全員が一緒に演奏する機会はそう多くはありません。指導してくれる先生が「音楽は会話」だと教えてくれたように、吹奏楽は一人ひとりの気持ちが通じると、不思議と演奏がしやすくなり、いいハーモニーが生まれます。そのため、今年は練習、各行事もできる限りグループ分けせず全員で取り組み、なんとか気持ちをひとつに出来ないかということを考えてやってきました。部員全員で意識を高め、これからも共通の目標に向かって立ち向かっていきたいです。
また、部員一人一人の力だけでなく、応援してくれる全ての方の「善意の気持ち」が大きな力となり私たちを支えてくれました。大学側からの活動のご理解とご支援を例年いただいていますが、特に今年は創部以降初めて全国大会が開催される会場でホール練習も数回行うことができました。ホールの大きさによって各楽器の響きは格段に変わってくるので、大会と同じ状況下で調整を行えたことは大きな収穫となりました。部員一同、とても感謝しています。多くの方々のご支援によって演奏が成り立っていると実感しました。恵まれた環境で、心をひとつにできる部員と演奏ができること。今しかない、この「幸せな気持ち」を音に込め、立命館らしいパワフルなサウンドで「日本一いい演奏」を全国大会で披露したいです!応援よろしくお願いします。
- 取材・文
- 上條友世(国際関係学部4回生)