『主将』ロンドンで輝け!
林 なぎささん(校友・産業社会学部2009年卒業)
ホッケー女子日本代表さくらジャパン
ロンドンオリンピック予選の決勝でアゼルバイジャンに5対1と快勝。出場確実という周囲の期待に見事に応え、3大会連続のオリンピック出場を決めたホッケー女子日本代表さくらジャパン。立命館大学の校友である林なぎささんは、守備の要スイーパーとして、さくらジャパンのロンドンオリンピック出場に大きく貢献した。

林さんがホッケーを始めたきっかけは、中学校3年生の時。後に母校となる岐阜県立岐阜女子商業高等学校(現岐阜県立各野高等学校)の試合を観戦し、実際にみたホッケーの迫力と躍動感に圧倒された。そして何よりそこで出会ったホッケー部の安田善治郎監督(現ホッケー女子日本代表ヘッドコーチ)の「日本一にしてやるからうちにこい」の一言で、ホッケーに高校3年間をかける決意を固めた。高校時代は、主将として活躍。2年連続で選抜、国体、高校総体の高校タイトル3冠を獲得という輝かしい成績を残した。
高校卒業後は、チームメイトの多くが地元岐阜の大学や実業団への進路を選ぶ中、インカレで初優勝し、日本リーグへの参戦も決まった立命館大学に可能性を感じ、進学を決めた。
大学に入ると林さんは、1回生の頃から中心選手として活躍し、2005年のインカレ優勝にも貢献。その後、主将に就任した。主将として、チーム強化のため、実力を重視したメンバー選考へ方針を変更。実力のある下級生の試合出場が増える一方で、当時同級生だった4回生の出場機会が減り、チーム内で不満が噴出。チームがうまくいかなくなった時期もあった。しかし、粘り強く、話し合いを重ねながら試合に出場できない選手たちの本音に耳を傾けた。「試合に出られない選手の気持ちをわかっているつもりでした。しかし、話し合って、ぶつかり合って本音を聴くことで、試合に出られない選手の気持ちを理解できるようになりました」と林さんが語るように、互いの気持ちを理解しあうことで一体感が生まれ、チームは壁を超えた。4回生の頃には、西日本インカレ初優勝を果たした。背中で引っ張るだけではなく、周囲の声を聴き、意見を受けいれながらチームをまとめ上げていく主将として、林さんは人間的に大きな成長を遂げた。
卒業後は、ソニーBLAVIA Ladiesに所属。日本代表での活動を主に、ホッケー中心の生活を送ってきた。ロンドンオリンピックでは、FIH世界ランキング1位のオランダや4位のイギリスなど、9位の日本にとっては、いずれも格上といえる相手との厳しい試合が待ち構えている。ロンドンオリンピックの目標を「チームとしてはベスト6、できればメダルを獲得したいと思っています」「個人としては、大きな体格の相手にも立ち向かって、自分の持ち味である体を張った守備でチームに貢献したいです」と語ってくれた。
最後に自分の大学時代を振り返って、立命館大学の後輩たちに対し「何でも良いので目標を見つけて、簡単に諦めたりせずに打ち込んでほしいと思います。そして、常に自分を支えてくれている人たちへの感謝の気持ちを忘れないでほしいですね」とメッセージを送ってくれた。
ロンドンでは、守備の要として、屈強な外国人選手の攻撃を封じる林さんの活躍に注目したい。
林さんがホッケーを始めたきっかけは、中学校3年生の時。後に母校となる岐阜県立岐阜女子商業高等学校(現岐阜県立各野高等学校)の試合を観戦し、実際にみたホッケーの迫力と躍動感に圧倒された。そして何よりそこで出会ったホッケー部の安田善治郎監督(現ホッケー女子日本代表ヘッドコーチ)の「日本一にしてやるからうちにこい」の一言で、ホッケーに高校3年間をかける決意を固めた。高校時代は、主将として活躍。2年連続で選抜、国体、高校総体の高校タイトル3冠を獲得という輝かしい成績を残した。
高校卒業後は、チームメイトの多くが地元岐阜の大学や実業団への進路を選ぶ中、インカレで初優勝し、日本リーグへの参戦も決まった立命館大学に可能性を感じ、進学を決めた。
大学に入ると林さんは、1回生の頃から中心選手として活躍し、2005年のインカレ優勝にも貢献。その後、主将に就任した。主将として、チーム強化のため、実力を重視したメンバー選考へ方針を変更。実力のある下級生の試合出場が増える一方で、当時同級生だった4回生の出場機会が減り、チーム内で不満が噴出。チームがうまくいかなくなった時期もあった。しかし、粘り強く、話し合いを重ねながら試合に出場できない選手たちの本音に耳を傾けた。「試合に出られない選手の気持ちをわかっているつもりでした。しかし、話し合って、ぶつかり合って本音を聴くことで、試合に出られない選手の気持ちを理解できるようになりました」と林さんが語るように、互いの気持ちを理解しあうことで一体感が生まれ、チームは壁を超えた。4回生の頃には、西日本インカレ初優勝を果たした。背中で引っ張るだけではなく、周囲の声を聴き、意見を受けいれながらチームをまとめ上げていく主将として、林さんは人間的に大きな成長を遂げた。
卒業後は、ソニーBLAVIA Ladiesに所属。日本代表での活動を主に、ホッケー中心の生活を送ってきた。ロンドンオリンピックでは、FIH世界ランキング1位のオランダや4位のイギリスなど、9位の日本にとっては、いずれも格上といえる相手との厳しい試合が待ち構えている。ロンドンオリンピックの目標を「チームとしてはベスト6、できればメダルを獲得したいと思っています」「個人としては、大きな体格の相手にも立ち向かって、自分の持ち味である体を張った守備でチームに貢献したいです」と語ってくれた。
最後に自分の大学時代を振り返って、立命館大学の後輩たちに対し「何でも良いので目標を見つけて、簡単に諦めたりせずに打ち込んでほしいと思います。そして、常に自分を支えてくれている人たちへの感謝の気持ちを忘れないでほしいですね」とメッセージを送ってくれた。
ロンドンでは、守備の要として、屈強な外国人選手の攻撃を封じる林さんの活躍に注目したい。