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461 -  ふるさとから愛をこめて

ふるさとから愛をこめて

ばんばひろふみさん(1973年経済学部卒)

  • No.461
  • 2012年11月9日更新
2012年10月15日、立命館大学衣笠キャンパスの西側広場では、いつもよりも多くの学生がベンチに腰を掛けていました。広場では立命館大学出身のアーティスト、ばんばひろふみさんをゲストに迎え、“ここはふるさと旅するラジオ”の収録が行われました。「うちの学校ってこんなに建物あったっけ?!びっくりした!」と、キャンパスの変化に驚いておられたばんばさんに、収録後、お話を伺いました。

昭和40年代後半、まさに若者の主張の時代、ばんばさんは、その先駆けでした。

当時は、学生運動が激しく、2年ほど通学もできない状況でしたが、その分、音楽活動に打ち込めましたね。当時はフォークソングが流行し、京都市内の各地でコンサートが行われていました。僕も、作曲家や作詞家から与えられる音楽ではなく、“自分で生み出したものを伝えたい”、そう思って活動していました。今でこそ当たり前のスタイルですが、当時は、珍しかったんですよ。

僕が過ごした時代と、今の時代とは大きく違うと思いますね。でも、今も昔も変わらない、“学生の間にしかできないこと”があると思います。自由であることの“大切さ”を知らずに大学生活を過ごし、社会に出て、その“大切さ”に気づいたとしても、戻れないんですよね。だから、自由であることの“ありがたさ”を考えながら、それを自己表現につなげてほしいと思います。特に、立命館は自由な校風。その分、自分で考えないといけないことが多いかもしれませんが、そこが立命館の本当の素晴らしさだと思います。また、“母校愛”がとても強い大学だと感じています。それは、卒業してから強く感じるようになりましたね。社会へ出て、“立命館”という名でつながる先輩に出会い、そこで多くの人々に助けられました。また、僕も自然と同じように後輩に接しているんですよね。立命館で育った人は、面倒見がよく、懐の深い人が多いと思いますよ。みんな、立命館が大好きなんです。そんな立命館で学んだことは、僕の誇りです。

         

アーティストの、“アート=創造”に、答えはありません。だからこそ、それにどう向き合うかが大切だと思います。自分の夢に対する絶対的な自信と可能性を信じることが必要です。見えない答えを探し、前へ進み続ける。答えが見えそうになったり、また新しい答えを求めて進んだり、アートとは、その繰り返しだと思っています。“アート=創造”には終わりがないんですね。だからこそ、楽しい。60歳を超えた今も、答えをみつけようと前に進んでいる途中ですね。
 
       



10月17日に発売したアルバム“メイド イン 京都”は、京都出身のアーティストの方々とコラボレーションして、京都の素晴らしさを京都から全国に発信しようとつくられました。『A(?)C』(読み:えーかっこしぃ)は、男の美意識や自己愛を表現した、男性に聞いていただきたい一曲です。また『北山杉』は、ばんばさん自身が学生時代に、大切な人と過ごした京都の情景が浮かぶ、思い出の詰まった一曲。京都への愛、そして恋愛だけではなく、あらゆる“愛”を詰め込んだ温かいアルバムです。
「アーティストの手を通して、僕は千年続いた都、京都、長い歴史・文化の集大成にいるんだ」「それがとても心地よくて、僕の誇りなんだ、ってことを伝えたい」と想いを語ってくださいました。


取材後記
今回の取材では、自由と愛をかみしめ大切にすることの大切さ、自分の夢を信じて邁進すれば、きっと、ばんばさんのような“ふるさと愛”に満ちた、輝かしい未来を掴むことができると感じました。そういった憧れを抱かせてくれるような、素敵な先輩を持ちえたことに、とても感激、感動しました。





  • 取材・文
  • 川本夏実(文学部3回生)

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