身につけた力で、どんな高みにも挑戦できる
井戸皓大さん(スポーツ健康科学部3回生)トライアスロン同好会 2012年度キャプテン
2012日本学生トライアスロン選手権(インカレ)で、団体初優勝!個人でも6位入賞を果たす!
トライアスロンは、1人の選手が水泳(スイム)1.5km、自転車(バイク)40km、長距離走(ラン)10kmを連続して行い、そのタイムを競う競技です。
今年9月に行われた、2012日本学生トライアスロン選手権(インカレ)で、悲願の初優勝と個人でも6位入賞という結果を残すことができました。
昨年、個人戦では98位という成績で悔しい思いをしましたが、練習量を増やし、今年5月の学生選抜選手権では、好成績(団体:優勝、個人:6位)を残すことができたので、自信がつきましたね。そして、「インカレでも団体優勝を狙えるかもしれない」と思えるようになりました。
インカレの団体競技は、上位3選手の総合成績で決まります。自分が良いタイムをださなければ、表彰台には上れませんし、何よりもキャプテンとして結果を残したいという強い気持ちがありました。走っている間は無心になり、集中しますが、周りの風景はよく見えます。特にバイク、ランでは沿道の人たちの応援がすごくうれしいんですよね。
当日は67位でスイムを終え、バイクが終わった時点で20位。僕は追い上げ型なので、最初は順位が悪くても気にしていませんでした。得意としているランで、一歩足を踏み出した時に、すっと足が動いてくれたので「これはいける」と思いました。ゴールした瞬間に、自分が「6位」だと知り、驚きました。入賞すると来年のシード権をもらえるのもあり、とても嬉しかったです。そして、団体で優勝したとわかった瞬間は、今まで感じたことのない嬉しさを感じると共に、キャプテンとして最後の大会で、良い結果が残せて安心しました。会場には、OBの方たちも駆けつけてくださり、競技中や表彰式でも熱い声援を送ってくださいました。さらにこの日は僕の誕生日!全ての嬉しい出来事が重なって、忘れられない日となりました。
僕は中学校、高校と、水泳、陸上をやってきました。中学生の頃、先生から「トライアスロンに向いてるんじゃないか」と言われた言葉がずっと残っていて、トライアスロンのある大学を探し、スポーツ系の学部がある大学を受験しました。入部後、感じたことは、他大学に比べて練習環境に恵まれていないということ。でもそれがかえって「恵まれている大学に負けたくない!」という強い気持ちに変わりました。
トライアスロンの練習もきつい上に、キャプテンになってからは、練習だけではなくマネージメントもしなければならなかったので、「キャプテンを辞めたい」と思ったことが何度もありました。悩んだ挙句、「ここで辞めてしまったら、自分には何も残らない。先輩たちに負けたくない。結果を出したい」と気持ちを切り替え、練習にも打ち込みました。「練習すれば結果はでる。それだけやってもダメだったらしょうがない」という気持ちを持ち、練習を続けているうちに、成績も変わり始めました。練習量に比例して、結果がでるようになり、トライアスロンもキャプテンも、楽しめるようになってきたんです。普段の苦しい練習があるから、勝った時の喜びは格別ですし、何よりもトライアスロンが楽しいんですよね。
―キャプテンとして心がけていたことを教えてください。
「楽しい雰囲気」をつくるため、気さくにみんなと話すようにしました。個人個人に合わせた接し方を心がけたり、みんなで一緒にご飯を食べにいったりもしましたね。
―今後の目標を教えてください。
11月11日(日)に第18回日本トライアスロン選手権(2012/東京港)が行われます。
この大会はオリンピック選手も出場するほど、ハイレベルな大会です。完走して、少しでも上位に行くのが目標ですね。応援してくれる人が感動するようなレースをしていきたいです。
また、インカレで優勝できたことで、同好会から部に昇格する可能性も出てきました。僕にとっては最後となる来年のインカレでは、「トライアスロン部」として、団体でも個人でも優勝を目指したいです。
トライアスロン同好会 部員、マネージャー
大募集 !!
初心者からでも、練習すれば、全国で活躍できます(全回生対象)。
先輩の中には初心者からスタートし、練習を重ねてインカレで5位に入賞した人もいます。興味があれば、ぜひ一度、練習を見にきてみてください。
■トライアスロン同好会ホームページ
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