「学生のための体育施設」を設計中!
椙山雄大さん(理工学部3回生) 写真:左
久保田 貴大さん(理工学部4回生)写真:中央
正木 亨 さん(理工学部4回生) 写真:右
※学部回生は、取材時のもの(2013年2月)
理工学部 建築都市デザイン学科
キャンパス計画室の武田史朗先生からの呼びかけに応じてこのプロジェクトに参加しました。広く学生が使うBKCの体育施設を建設するにあたって、建築学科の学生の意見を聞いてみたいという依頼があり、建築を学ぶ身として良いものをつくるのに少しでも貢献したいという一心でプロジェクトに参加しました。
去年7月に、学生検討チームを結成しました。グループのメンバーは10名ほど。主に3回生が中心で、ランドスケープデザイン研究室の4回生はアドバイスをする立場です。結成後はすぐに活動を始めました。少しでもいいものを自分たちで提案したい。ふさわしいものを建てたいという思いは今もあります。
私たちが提案したのは、年に数回の大会と本格的な運動だけに利用される体育施設というよりは、一般学生も気軽に使うことのできる場所です。また大学の中にみんなが休める場所もあればいいなと思いました。何もしなくても、リラックスして友人とコミュニケーションしながら過ごせる空間が、体を動かす施設と併設されていれば理想的だと思います。勉強時の「ON」に対して、運動や休憩ができる「OFF」スペースをつくりたいというのがメンバーの意見です。そんな場所が、地域の方にも開放されたスペースになればなおいいと思っています。
活動を通して、授業でやる設計演習との違いや自分たちの想いを他人に伝えることの難しさを学びました。授業では好きな建物を自由に考えますが、実際に建てるとなると設置場所や予算面も考えなければいけません。理想と現実との差を感じました。また、他学部の教授や大学、他団体の方々と話すときも、自分たちが提案したプランのメリット、デメリットをどう伝え、どう理解してもらうかを伝えていく難しさを知りました。
学生が大学の建物づくりに参加できるのは、他にはない貴重な体験だと感じています。また自分たちの意見が新施設に反映されることや、授業での考え方にもつなげられるとてもよい経験をしていると実感しています。
機能面だけが満たされた、ただの箱は建てたくない。僕たちが学生目線から伝えた意見が、誰のための施設かを考えた「学生のための体育施設」の実現につながることを願っています。
去年7月に、学生検討チームを結成しました。グループのメンバーは10名ほど。主に3回生が中心で、ランドスケープデザイン研究室の4回生はアドバイスをする立場です。結成後はすぐに活動を始めました。少しでもいいものを自分たちで提案したい。ふさわしいものを建てたいという思いは今もあります。
私たちが提案したのは、年に数回の大会と本格的な運動だけに利用される体育施設というよりは、一般学生も気軽に使うことのできる場所です。また大学の中にみんなが休める場所もあればいいなと思いました。何もしなくても、リラックスして友人とコミュニケーションしながら過ごせる空間が、体を動かす施設と併設されていれば理想的だと思います。勉強時の「ON」に対して、運動や休憩ができる「OFF」スペースをつくりたいというのがメンバーの意見です。そんな場所が、地域の方にも開放されたスペースになればなおいいと思っています。
活動を通して、授業でやる設計演習との違いや自分たちの想いを他人に伝えることの難しさを学びました。授業では好きな建物を自由に考えますが、実際に建てるとなると設置場所や予算面も考えなければいけません。理想と現実との差を感じました。また、他学部の教授や大学、他団体の方々と話すときも、自分たちが提案したプランのメリット、デメリットをどう伝え、どう理解してもらうかを伝えていく難しさを知りました。
学生が大学の建物づくりに参加できるのは、他にはない貴重な体験だと感じています。また自分たちの意見が新施設に反映されることや、授業での考え方にもつなげられるとてもよい経験をしていると実感しています。
機能面だけが満たされた、ただの箱は建てたくない。僕たちが学生目線から伝えた意見が、誰のための施設かを考えた「学生のための体育施設」の実現につながることを願っています。
- 取材・文
- 田中裕太郎(文学部4回生)※学部回生は、2012年2月に行われた取材時のもの