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579 -  生まれ変わる、学び合いのカタチ

生まれ変わる、学び合いのカタチ

山本有樹さん(理工学部3回生)

新体制に向かうBKC RAINBOWスタッフの育成班チーフとして活動

  • No.579
  • 2013年10月29日更新
マルチメディアルームで活動する、赤いジャンパーが目印のRAINBOWスタッフは、学内のICT(情報通信技術)環境での利用サポートを行う学生スタッフです。現在は、利用者の質問や相談に対応するという純粋な意味での「利用サポート」だけではなく、マルチメディアルーム内の巡回や情報機器の動作確認など、さまざまな管理業務も担っています。RAINBOWスタッフは今、大きな変革期を迎えています。これまでは、お金をもらって勤務をする学生スタッフだったのですが、来年の4月からは、自分たちの「学びたい」という意欲に支えられた活動によって、利用者といっしょに学びあう「ピア・サポーター」の組織として生まれ変わります。

今年2月に新体制への移行について聞かされたときは、私も大きく動揺しました。これまでと同じ仕事をボランティアでさせられるのかと思ったからです。他のスタッフの中にもそういった誤解がありました。それから、半年以上にわたり職員さんたちと話し合いを重ね、そういった誤解も次第に解けてきました。来年からは、管理業務から撤退するので、利用者の「学び」をサポートするという理念に沿った活動に専念できます。そこで生まれる新しい「学び合い」の在り方も見えてきました。中にはまだ納得できないというスタッフもいますが、私は、他のスタッフと率直に話し合ってきたことで、この変化を前向きに考えるスタッフが多くなり、話し合いを通じてスタッフ同士の団結も深まったように感じます。

私の思う、新体制の1番のメリットは、「好きなことを自由に学べる」ことだと思います。例えば、これまでは苦手な分野でも、サポートのためには「勉強しないといけない」という面があり、対応でも「聞かれたから答える」ことに終始してしまいがちでした。けれど、学生団体として生まれ変わるので、これからは純粋に「学びたい」「広めたい」と思うことを追及し、学んだことを、自主的に発信できるような体制になります。まだ試行錯誤の段階ですが、2013年9月にアクロスウイング3階に新しくつくられたRAINBOW HIROBAを拠点に、スタッフで学習グループをつくり、スマートフォンのアプリ開発やWEBページ作成の勉強会を開いたりするなど、新しい試みが次々と始まっています。均質的に知識を身に付けるのでなはく、好きなことに特化して学ぶことで、より専門的な質問にも対応できるようになると思います。
   

もちろん、基礎知識は必要なので、新スタッフには研修プログラムも用意しています。新スタッフに対する研修の内容は、スタッフ自身の日々の活動を元に、毎年、その年に合わせたものに改善してきました。それはこれからも変わりません。育成班のチーフとして私が意識するのは、「コンピューターへの勘」を身に付けてもらうことです。研修期間は限られていて、全てのやり方を伝えることはできません。でも、基礎のパターンが定着して、ある程度操作の勘が働くようになると、分からないことに直面したときでも、自分で考え、調べ、解決できるようになります。この力は広く応用が利くと思いますし、「パソコンに強くなる」とは、このような感覚を養うことではないでしょうか。

私は、RAINBOWスタッフは「圧倒的に成長できる団体」だと思います。パソコンに強くなるのはもちろん、様々な学部のスタッフと出会えて、共に学び合い、刺激のある毎日を過ごせるようになりました。新体制には、期待とともに不安もありますが、組織運営に深く関われていることにやりがいを感じますし、どんな新しいことが始まるか楽しみです。今後は更に成長できる団体として、RAINBOWスタッフを末永く受け継いでいきたいですね。

  • 取材・文
  • 山内 快(経営学部3回生)

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