カンボジアの子どもにスポーツの楽しさを!
渡辺 空さん (スポーツ健康科学部3回生) 代表 写真:中央
吉川万紀さん(スポーツ健康科学部3回生) 副代表 写真:右
天笠志保さん(スポーツ健康科学部3回生) 会計 写真:左
Sports For Cambodia所属
カンボジアでのスポーツ教育普及のために活動
代表の渡辺さんは、中学生のときにカンボジアの小学校に文房具を届ける活動に参加したことをきっかけに、カンボジアのために何かをしたいという気持ちをずっと持ち続けていました。そして大学入学後、吉川さんにその話をしたときに一緒に団体をつくろうという話になり、Sports For Cambodiaを設立しました。今回はSports For Cambodiaの活動についてお話をうかがいました。

私たち「Sports For Cambodia」は、カンボジアでスポーツ教育を普及させることを目標に、まずは支援物資集めから活動を始めました。学部内でカンボジアについての授業をさせてもらい理解を深めてもらいながら、スポーツウエアやボールなどの寄付をお願いしました。また、自分たちでもカンボジアの教育制度や歴史を勉強し、スポーツ教育の制度が確立していない現状がわかりました。
日本で集めた物資を持って、2013年5月にカンボジアのチェレ村の小学校を訪問しました。ここでは、小学6年生の身体測定と体力測定を行いました。身体測定では、日本の同学年の児童に比べて体が小さいということがわかりました。体力測定では、前屈・上体起こし・立ち幅跳び・反復横跳びなどを行いました。どれも現地の子どもにとっては初めてのことなので、実演ビデオをつくって持って行きましたが、反復横跳びが特に難しいようでした。練習をすれば跳躍力などのポテンシャルはありそうでしたが、今回は記録が伸びないという結果に終わりました。そのほかにも縄跳びやボール投げをして、みんなの表情がすごく生き生きしていたのが印象的でした。

現地の子どもたちに普段の遊びを聞いたところ、水汲みや家の手伝い、勉強などで、あまり遊ぶ時間がないと言っていました。家事の手伝いで忙しく遊ぶ時間があまりないので、子どもたちは楽しくなくて元気がないのではないかと思いましたが、実際は笑顔で元気いっぱいで、みな大きな夢を持っていて、夢の実現に向けて今ある環境で一生懸命努力している姿に感動しました。
活動を通して、カンボジアだけでなく、経済的に裕福とは言えない国の人々のことを考えるようになりました。自分の生活を当たり前どころか不満に思うときもありましたが、今の生活に感謝するようになりました。カンボジアをすぐに変えることはできないけれど、将来体育の授業が定着するように、スポーツ教育の実践や教育者育成の協力などを続けていきたいと思います。

Q:活動を通して学んだことは何ですか?
渡辺さん……人との繋がりを大切にできるようになりました。同じような意志を持っている人たちや、様々な考えの人たちと関わることで見えてきたものは多く、そのような方たちとの繋がりをとても大切にしています。
吉川さん……ただ日本から物資を送るだけではなくて、現地の人が必要としているものを汲み取って動いて行かなければならないと感じました。支援ではなく協力という姿勢を大切にしたいと思います。
天笠さん……現地の人や国際協力に携わっているさまざまな人と交流する中で、物事の見方や考え方が変わりました。また、物事を行うための目的や手段を慎重に考えることができるようになったと思います。

私たち「Sports For Cambodia」は、カンボジアでスポーツ教育を普及させることを目標に、まずは支援物資集めから活動を始めました。学部内でカンボジアについての授業をさせてもらい理解を深めてもらいながら、スポーツウエアやボールなどの寄付をお願いしました。また、自分たちでもカンボジアの教育制度や歴史を勉強し、スポーツ教育の制度が確立していない現状がわかりました。
日本で集めた物資を持って、2013年5月にカンボジアのチェレ村の小学校を訪問しました。ここでは、小学6年生の身体測定と体力測定を行いました。身体測定では、日本の同学年の児童に比べて体が小さいということがわかりました。体力測定では、前屈・上体起こし・立ち幅跳び・反復横跳びなどを行いました。どれも現地の子どもにとっては初めてのことなので、実演ビデオをつくって持って行きましたが、反復横跳びが特に難しいようでした。練習をすれば跳躍力などのポテンシャルはありそうでしたが、今回は記録が伸びないという結果に終わりました。そのほかにも縄跳びやボール投げをして、みんなの表情がすごく生き生きしていたのが印象的でした。
現地の子どもたちに普段の遊びを聞いたところ、水汲みや家の手伝い、勉強などで、あまり遊ぶ時間がないと言っていました。家事の手伝いで忙しく遊ぶ時間があまりないので、子どもたちは楽しくなくて元気がないのではないかと思いましたが、実際は笑顔で元気いっぱいで、みな大きな夢を持っていて、夢の実現に向けて今ある環境で一生懸命努力している姿に感動しました。
活動を通して、カンボジアだけでなく、経済的に裕福とは言えない国の人々のことを考えるようになりました。自分の生活を当たり前どころか不満に思うときもありましたが、今の生活に感謝するようになりました。カンボジアをすぐに変えることはできないけれど、将来体育の授業が定着するように、スポーツ教育の実践や教育者育成の協力などを続けていきたいと思います。
Q:活動を通して学んだことは何ですか?
渡辺さん……人との繋がりを大切にできるようになりました。同じような意志を持っている人たちや、様々な考えの人たちと関わることで見えてきたものは多く、そのような方たちとの繋がりをとても大切にしています。
吉川さん……ただ日本から物資を送るだけではなくて、現地の人が必要としているものを汲み取って動いて行かなければならないと感じました。支援ではなく協力という姿勢を大切にしたいと思います。
天笠さん……現地の人や国際協力に携わっているさまざまな人と交流する中で、物事の見方や考え方が変わりました。また、物事を行うための目的や手段を慎重に考えることができるようになったと思います。