アーティストと来場者の距離を縮めてアートをもっと身近に
出口 萌さん(産業社会学部3回生) 写真:左
滝根甲斎さん(産業社会学部2回生) 写真:右
アート集団「BLOSSOM」のメンバー
今年秋、団体として初めての展覧会「ART EXPO 2013」を行い、成功をおさめた。
私たちが所属する「BLOSSOM」は、個人でアートの活動に励んでいた関西の学生が表現の場をつくろうと立ち上がり集まった団体です。2013年11月、団体として初めての取り組みとなる展覧会「ART EXPO 2013」を大阪市北区で開催しました。展示のテーマは「Love me」・「自己愛」です。「自分の好きなことをやっている自分を好きになろう」というコンセプトのもと、書道や写真、ライブペインティング、ボールペンイラスト、抽象表現など9つのジャンルのアーティストがこだわりを貫き、自身のスタイルを前面に出した作品を展示。私たちはアーティストとして参加しました。7日間の開催期間には、約120名の方がお越しくださいました。

私たちは、団体設立において自分たちの作品を通じて“もっとアートを身近に感じてもらうこと”を理念に掲げました。「堅苦しい」「難しい」というアートのイメージを変えるため、誰もが気軽に楽しめるものだということを伝えたかったのです。
学生主催の展覧会は、作品を展示してみせるだけの形式がほとんどです。しかし、私たちが企画した展覧会は受付や控え室をなくして展示会場とアーティストと来てくださったお客さんが一体となり、作品を介して互いに語りあえる空間をつくり出しました。その結果、私たちの想いが通じたのか、多くの方に「こんな展覧会は初めて」と言っていただくことがきました。開催中、特に印象的だったのは、会場の近所に暮らす高齢のご夫妻のこと。初日に来てくださった以来、ほぼ毎日足を運んで下さっただけではなく、ご主人が自身で描いた絵を私たちにプレゼントしてくださいました。このご夫婦をはじめ来てくださったみなさんには、理念に掲げた“アートを身近に感じていただく”ということが達成できたと感じています。

今回の展示会を通じて、他のアーティストから刺激を受け、自分の作品への熱意が高まりました。それぞれの専門分野は異なりますが、学ぶべき点が多く“アーティストとしてもっと良いものをつくりたい”という感情が沸いてきました。また実際に展覧会を開催したことによって、展覧会のあり方を考え直すことができたと思います。


これまで自分の作品が「どのような影響を人に与えているのか」を実感することができずにいましたが、来場者とアーティストの交流によって作品の感想やアートへの想いを直にうかがうことができました。自分たちの作品が出会いを呼び、この展覧会を開催しなければ出会うことのなかった人々と関わることができたのも収穫の一つです。。場内の和やかな雰囲気の中で、ただ作品を鑑賞するだけにとどまらず、アートを介して人との繋がりを生み出す新たなスタイルの展覧会となったと思います。
今後の目標はBLOSSOMとして来年も展覧会を開催することです。展覧会を通じて、自分たちの創作活動の発表の場をもっと広げていきたいです。そして私たち学生の作品を介して、もっと多くの方にアートに触れて楽しんでもらいたいですね。

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BLOSSOMは来年度のメンバーを募集しています。私たちと共にアートを通じた様々な交流の場をつくってみませんか。大学、回生等は一切不問です。ご興味のある方は下記HPの【RECRUIT】よりご連絡ください。お待ちしております。
HP:http://fascinater-party-blossom.com
学生主催の展覧会は、作品を展示してみせるだけの形式がほとんどです。しかし、私たちが企画した展覧会は受付や控え室をなくして展示会場とアーティストと来てくださったお客さんが一体となり、作品を介して互いに語りあえる空間をつくり出しました。その結果、私たちの想いが通じたのか、多くの方に「こんな展覧会は初めて」と言っていただくことがきました。開催中、特に印象的だったのは、会場の近所に暮らす高齢のご夫妻のこと。初日に来てくださった以来、ほぼ毎日足を運んで下さっただけではなく、ご主人が自身で描いた絵を私たちにプレゼントしてくださいました。このご夫婦をはじめ来てくださったみなさんには、理念に掲げた“アートを身近に感じていただく”ということが達成できたと感じています。
今後の目標はBLOSSOMとして来年も展覧会を開催することです。展覧会を通じて、自分たちの創作活動の発表の場をもっと広げていきたいです。そして私たち学生の作品を介して、もっと多くの方にアートに触れて楽しんでもらいたいですね。
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- 取材・文
- 本田真澄(産業社会学部2回生)