学生にワイン文化を届けたい
(左から)山下純一さん(経営学部4回生)
岡野綾香さん(経営学部4回生)
牧野 耀さん(経営学研究科博士課程前期課程1回生)
小玉紘平さん(経営学部2回生)
滋賀県草津市の太田酒造(株)と、共同で商品企画を行う。
私たち「びわこ部」は、滋賀県草津市にある太田酒造(株)との共同研究のために結成された学生団体です。経営学部の吉田満梨准教授を通じて立命館大学の校友(卒業生)でもある太田酒造の会長さんから「学生さんと一緒に何かできないか」と声をかけていただき、ゼミ生を中心に24人が集まりました。
太田酒造さんの「若い人や学生にもっとお酒を楽しんでほしい」という声を受け、経営を学ぶ学生としてどんなことができるかを考えました。コラボ商品の開発を目指し、まずは自分たちのお酒に対するイメージを話し合いました。その結果、学生に親しみやすいのはおしゃれなイメージがあるワインではないかという結論に至りました。
次に、製品開発論の授業やSNSなどで、学生にお酒に関するアンケートを行いました。学生からは、「ビールを飲む機会が多い」「ワインは甘いイメージなのに苦いので苦手」などの回答が得られました。
また、昨年7月と8月には、滋賀県栗東市にある太田酒造の琵琶湖ワイナリーと京都で行われた野外音楽フェスで、主に学生を対象とした試飲会を行いました。ワイン・日本酒・焼酎を試してもらったところ、白ワイン、特に「浅柄野 レッドミルレンニューム(白)」という銘柄が「飲みやすい」「甘くてフルーティー」と好評でした。また、同時に行ったアンケートでは、学生がワインや日本酒を敬遠する理由としてアルコール度数の高さや味だけではなく、生活の中で身近ではないことが明らかになりました。
そこで、人気の高かった「浅柄野(白)」を中心に、「2、3人で語り合いながらゆっくり飲む」という飲用シーンをイメージしました。気軽に手にとってもらえるようにハーフボトルにして価格を抑え、オリジナルラベルやネーミングを考えていきました。太田酒造さんとの打ち合わせを進めるうちに、栽培の難しい品種のぶどうを自社で育てていること、輸入原料や添加物をなるべく使わないようにしていることなど太田酒造のこだわりをうかがい、草津で高品質なお酒がつくられていることをもっと立命生に広めたいという気持ちがますます強くなりました。
ワインの名前は味のイメージや果実感を表して「MARUMI」とし、ラベルデザインは製品開発論の授業やSNS、生協食堂などで公募して選出しました。ラベルを一枚ずつ貼っていると、商品がかわいく思えてきました。誰かが手に取ってくれるシーンを想像すると嬉しくなりましたね。
今年の1月10日・16日・17日には南草津駅前の商業施設「FeriE」で、「MARUMI」ワインの試飲販売会を行いました。太田酒造の日本酒「道灌」を知っているサラリーマンや主婦、BKCで配布したチラシを見た学生などが試飲をしてくれました。年配の方やお酒をよく飲む人は「ちょっと甘すぎる」、若い人は「飲みやすい」という反応が多かったです。平日にもかかわらず完売できたのでよかったですが、ターゲットとする学生にあまり飲んでもらえなかったという課題も残りました。
4月からは太田酒造本店・一部の小売店舗やネットで本格的な販売を始める予定です。若い人にワインとの接点を増やしてもらうために、南草津エリアの喫茶店やバーで提供してもらうことも考えています。営業活動を継続しながら、次の展開を考えていきたいと思います。
学部での学びは座学が中心ですが、実際の企画販売に参加させてもらい、とてもプラスになりました。グループ内で意見が割れることもありましたが、理系の学生の分析力や論理的な考え方、文系学生の情熱的なプレゼンなど、お互いのいいところを学び合えたと思います。今回の活動を通し感じたことは、学生にもっと地域に興味を持ってほしいということ。地域のみなさんや地元企業のために私たちが協力できることはたくさんあります。さまざまな形で学生が気軽に地域のお手伝いをできるようになればと思います。
太田酒造さんの「若い人や学生にもっとお酒を楽しんでほしい」という声を受け、経営を学ぶ学生としてどんなことができるかを考えました。コラボ商品の開発を目指し、まずは自分たちのお酒に対するイメージを話し合いました。その結果、学生に親しみやすいのはおしゃれなイメージがあるワインではないかという結論に至りました。
次に、製品開発論の授業やSNSなどで、学生にお酒に関するアンケートを行いました。学生からは、「ビールを飲む機会が多い」「ワインは甘いイメージなのに苦いので苦手」などの回答が得られました。
また、昨年7月と8月には、滋賀県栗東市にある太田酒造の琵琶湖ワイナリーと京都で行われた野外音楽フェスで、主に学生を対象とした試飲会を行いました。ワイン・日本酒・焼酎を試してもらったところ、白ワイン、特に「浅柄野 レッドミルレンニューム(白)」という銘柄が「飲みやすい」「甘くてフルーティー」と好評でした。また、同時に行ったアンケートでは、学生がワインや日本酒を敬遠する理由としてアルコール度数の高さや味だけではなく、生活の中で身近ではないことが明らかになりました。
そこで、人気の高かった「浅柄野(白)」を中心に、「2、3人で語り合いながらゆっくり飲む」という飲用シーンをイメージしました。気軽に手にとってもらえるようにハーフボトルにして価格を抑え、オリジナルラベルやネーミングを考えていきました。太田酒造さんとの打ち合わせを進めるうちに、栽培の難しい品種のぶどうを自社で育てていること、輸入原料や添加物をなるべく使わないようにしていることなど太田酒造のこだわりをうかがい、草津で高品質なお酒がつくられていることをもっと立命生に広めたいという気持ちがますます強くなりました。
ワインの名前は味のイメージや果実感を表して「MARUMI」とし、ラベルデザインは製品開発論の授業やSNS、生協食堂などで公募して選出しました。ラベルを一枚ずつ貼っていると、商品がかわいく思えてきました。誰かが手に取ってくれるシーンを想像すると嬉しくなりましたね。
今年の1月10日・16日・17日には南草津駅前の商業施設「FeriE」で、「MARUMI」ワインの試飲販売会を行いました。太田酒造の日本酒「道灌」を知っているサラリーマンや主婦、BKCで配布したチラシを見た学生などが試飲をしてくれました。年配の方やお酒をよく飲む人は「ちょっと甘すぎる」、若い人は「飲みやすい」という反応が多かったです。平日にもかかわらず完売できたのでよかったですが、ターゲットとする学生にあまり飲んでもらえなかったという課題も残りました。
4月からは太田酒造本店・一部の小売店舗やネットで本格的な販売を始める予定です。若い人にワインとの接点を増やしてもらうために、南草津エリアの喫茶店やバーで提供してもらうことも考えています。営業活動を継続しながら、次の展開を考えていきたいと思います。
学部での学びは座学が中心ですが、実際の企画販売に参加させてもらい、とてもプラスになりました。グループ内で意見が割れることもありましたが、理系の学生の分析力や論理的な考え方、文系学生の情熱的なプレゼンなど、お互いのいいところを学び合えたと思います。今回の活動を通し感じたことは、学生にもっと地域に興味を持ってほしいということ。地域のみなさんや地元企業のために私たちが協力できることはたくさんあります。さまざまな形で学生が気軽に地域のお手伝いをできるようになればと思います。