「重労働。だけど楽しい!」琵琶湖オオバナミズキンバイ除去大作戦
石橋幸典さん(経済学部3回生)
高木 駿さん (理工学部3回生)
中島晴香さん(理工学部3回生)
中村俊哉さん(理工学研究科博士課程前期課程1回生)
IVUSAは日本最大規模の学生ボランティア団体で、多くの大学でIVUSAのボランティアクラブが「国際協力」「環境保護」「地域活性化」「災害救援」の4つの分野を軸に活動しています。私たちは立命館大学BKCクラブとして活動しています。
琵琶湖では、今年6月に環境省より特定外来生物に指定された外来水草オオバナミズキンバイがここ数年で急激に繁殖し、湖の生態系に悪影響を与えています。魚の産卵場所が減る、船が通れなくなるなど、漁業関係者も悩まされています。そこでIVUSAは、定期的にオオバナミズキンバイの除去活動を行っています。
中村さん:僕は昨年2月に守山市で開催された川づくりフォーラムに参加し、オオバナミズキンバイの存在を知りました。翌月に行われた除去活動に参加してみると船に水草を引き上げるのは重労働で、それを漁師さんら高齢者だけで行っていることに衝撃を受け、学生の力で琵琶湖を守りたいと思いました。BKCクラブのメンバーに話したところ多くの共感が得られ、本格的な活動が始まりました。
昨年4月より守山市を中心に、定期的に活動を行ってきました。今年の夏休みには3日間かけて約600人で大津市、草津市、守山市全域での琵琶湖オオバナミズキンバイ除去大作戦を行い、約6000㎥、120トンのオオバナミズキンバイを除去することができました。
「重労働。だけど楽しい!」
高木さん:これが初めて除去作業を行ったときの感想です。除去作業は胴長靴という防水の服を着て、腰まで水につかりながら行います。すべて手作業の重労働でヘドロ化による臭いもあり大変でしたが、だからこそ、僕たち若い学生の力が必要だ、僕たちがやらなければと感じ、つらい作業も楽しんでできました。
私たちはこの活動を発信することも重要だと考え、これまでもパンフレットの作成やフォーラムでの発表を行ってきました。また、先日は衣笠キャンパスで開催された「エシカル+R キャンパスアワード」というコンテストに参加しました。このコンテストは、世界のあらゆる問題を何とかしようと行動している(ethical)学生がその活動内容について発表するコンテストです。そこで「びわ湖外来水生植物除去大作戦」について発表し、シルバー賞をいただきました。
審査員として参加されていた歌手の倉木麻衣さんからも、学生という立場を活かして様々なセクターを繋ぎ、巻き込んで琵琶湖の問題に取り組んでいることを評価していただきました。活動について知ってもらい、評価していただけたことはさらなるモチベーションにつながりました。
最終的な目標は、オオバナミズキンバイの「完全除去」です。琵琶湖の環境保全のために、後輩にもこの活動の魅力を伝え、これからも除去活動とともに多くの人にこの問題を伝え続けていきたいと思います。
IVUSA団体HP:http://www.ivusa.com/
オオバナミズキンバイ除去活動Facebook:www.facebook.com/oobana2014
琵琶湖では、今年6月に環境省より特定外来生物に指定された外来水草オオバナミズキンバイがここ数年で急激に繁殖し、湖の生態系に悪影響を与えています。魚の産卵場所が減る、船が通れなくなるなど、漁業関係者も悩まされています。そこでIVUSAは、定期的にオオバナミズキンバイの除去活動を行っています。
中村さん:僕は昨年2月に守山市で開催された川づくりフォーラムに参加し、オオバナミズキンバイの存在を知りました。翌月に行われた除去活動に参加してみると船に水草を引き上げるのは重労働で、それを漁師さんら高齢者だけで行っていることに衝撃を受け、学生の力で琵琶湖を守りたいと思いました。BKCクラブのメンバーに話したところ多くの共感が得られ、本格的な活動が始まりました。
昨年4月より守山市を中心に、定期的に活動を行ってきました。今年の夏休みには3日間かけて約600人で大津市、草津市、守山市全域での琵琶湖オオバナミズキンバイ除去大作戦を行い、約6000㎥、120トンのオオバナミズキンバイを除去することができました。
「重労働。だけど楽しい!」
高木さん:これが初めて除去作業を行ったときの感想です。除去作業は胴長靴という防水の服を着て、腰まで水につかりながら行います。すべて手作業の重労働でヘドロ化による臭いもあり大変でしたが、だからこそ、僕たち若い学生の力が必要だ、僕たちがやらなければと感じ、つらい作業も楽しんでできました。
私たちはこの活動を発信することも重要だと考え、これまでもパンフレットの作成やフォーラムでの発表を行ってきました。また、先日は衣笠キャンパスで開催された「エシカル+R キャンパスアワード」というコンテストに参加しました。このコンテストは、世界のあらゆる問題を何とかしようと行動している(ethical)学生がその活動内容について発表するコンテストです。そこで「びわ湖外来水生植物除去大作戦」について発表し、シルバー賞をいただきました。
審査員として参加されていた歌手の倉木麻衣さんからも、学生という立場を活かして様々なセクターを繋ぎ、巻き込んで琵琶湖の問題に取り組んでいることを評価していただきました。活動について知ってもらい、評価していただけたことはさらなるモチベーションにつながりました。
最終的な目標は、オオバナミズキンバイの「完全除去」です。琵琶湖の環境保全のために、後輩にもこの活動の魅力を伝え、これからも除去活動とともに多くの人にこの問題を伝え続けていきたいと思います。
IVUSA団体HP:http://www.ivusa.com/
オオバナミズキンバイ除去活動Facebook:www.facebook.com/oobana2014
- 取材・文
- 遠藤光理(経営学部3回生)